【開発担当インタビュー】2023年キャリア採用入社の2人に聞いてみた!アピステの印象について
こんにちは。
アピステnote編集部です。
今回の記事は商品開発担当インタビューの続編となります。過去2つのインタビューでは「働き方やワークライフバランス」「開発組織のビジョン」についてお伺いしました。
1. 働き方/ワークライフバランス
2.開発組織のビジョン
今回は2023年に入社された商品開発グループの今出さん、床並さんに経営企画グループの田中さんがインタビューを行いました。
■田中
採用面接の際に「開発はどのように進めますか」「どのような開発環境ですか」と質問を受けることがあります。
「ファブレスでのモノづくり」「多種多様なバックグラウンドの方々で構成されている組織」という点からイメージがつきにくいからだと思います。
そこで2023年にキャリア採用で入社された今出さん、床並さんだからこそお話できる「入社経緯」「商品開発グループの印象」「担当している開発業務」について、ありのままお話いただきたいと思います。本日はよろしくお願いします。
■今出
田中さんのおっしゃる通り、面接を受けるまでは、開発をどのように進めるか、どんな開発環境か具体的にイメージしにくかったと思います。
■床並
わたしも面接で詳しく聞いてイメージができるようになった記憶があります。
■田中
早速、率直なご意見ありがとうございます!(笑)
まずは入社経緯について教えていただけますか。
Q1: 入社経緯について
■今出
これまで大手メーカー3社で研究開発職を経験しました。上場企業ということもあり、整った開発環境で技術を身に着けるため貪欲に仕事に取り組んでいました。大きな成果を出せるようになってきましたが、徐々に違和感をもつようになりました。
■田中
違和感とは具体的にどんなことですか。
■今出
部署単位ではいいものを作ろう、社会に役立とうとする意欲があるものの、組織全体としては変化を好まず、新しい事にチャレンジしにくい状況でした。
また生産現場の効率を上げる提案をして、年間1,000万円の人件費削減を実現したとしても、年功序列の評価体制で職位や給与が上がらない日本企業的価値観に違和感を持ち、転職活動を開始しました。人事制度が変わり、評価基準が大きく変化したのも転職理由の1つです。
■田中
そんな時にアピステと出会ったのですね。
■今出
利益がしっかり出ている会社でユーザーにとって意味のある商品開発に没頭したいという思いがありました。アピステの選考を受けて、付加価値に対する考え方や企業理念に共感したので入社を決めました。
会社の利益の一定率を社員に還元する業績賞与制度もわたしの考えにマッチしていました。
■田中
過去のインタビューでも出てくる「付加価値」という言葉は社員全員が大切にしていますよね。詳しくお話いただきありがとうございました。
床並さんはどういう経緯で入社されましたか。
■床並
大学で造船工学を専攻していたこともあり、新卒で造船会社に入社しました。船型の設計に携わり、上司や先輩、同僚にも恵まれてたくさんのご指導をいただきました。それでも、モノづくりをしている実感がわかなかったこと、大阪で仕事がしたいという思いがあって転職を考えました。
■田中
もう少し詳しく教えていただけますか。
■床並
個人の思想にもよりますが、エンジニアとして自分が生み出したものを目で見て確認出来る方が、自分に合っていると思うようになりました。というのも設計に携わった船を実際に見る機会がなく、模型で評価するのでモノづくりの実感がわかなかったというのが正直な感想です。
前職では東京で勤務をしていましたが、出身地の大阪で働きたいという思いもありました。そんな中、会社を取り巻く環境や方針が変わった時期でもあったので、様々な理由が重なって転職を決意しました。
■田中
そういう経緯だったのですね。
なぜ次のキャリアにアピステを選んだのですか。
■床並
直販体制でユーザーの声を直接聞ける点、開発拠点が大阪本社に集約されている点が希望にマッチしたので入社を決めました。
実機がそばにある環境で開発を進められるので、気になることがあってもすぐに解消できる点も良いと思いました。
■田中
希望する開発スタイルに合っていて入社を決められたのですね。
続いて、開発に1年ほど従事して感じたグループの印象を教えてください。
Q2: 商品開発グループの印象について
■床並
アピステの商品開発グループは様々な業界業種の専門知識を有する人が在籍しており、個人の技術レベルが高いと思いました。様々なバックグラウンドを持った人が集まっているので、多様性を理解しあって、新しい意見もウェルカムという雰囲気があります。
■田中
多種多様な人材が集まると、個人の思想や仕事に対する進め方が異なり、軋轢が生じることがあると思います。そのため、グループとしてのまとまりが欠けてくるのではないかと思いますが、そのあたりはどう思いますか。
■今出
社員一人ひとりの考え方や思想は異なりますが、お客様にとっての付加価値を生み出すという目的がブレないので、グループとして常に合理的な判断をしている印象を受けました。付加価値という共通認識があるので、それを生み出す為にチームで一丸となって開発を進めています。
■田中
そう思ったきっかけは何かありましたか。
■今出
新商品のプロジェクトに初めて参画した時のことです。
商品の構想は企画担当が立案しますが、どういう仕様にするかは企画と開発が議論して決定します。企画段階からアイディアを出し合ったり、思ったことはすぐに聞きに行ったりして、立ち話でも徹底的に議論します。
関わる人が増えて議論が紛糾することもありますが、その議論の中核にあるのが、お客様にとって何がいいかという視点になります。そこが常に問われるので議論が前に進んでいき、この組織はブレがなく、まとまりがあるなと思いました。
また暗黙の了解がないので、グループ内の意思疎通における誤解や認識の違いが生じにくいと思います。
■田中
今出さんはミーティングテーブルや同僚のデスクに頻繁に行って話をしているイメージがあります。
■今出
よく見ていますね。(笑)
企画と開発は物理的に距離が近いので関係性がいいと思います。
■田中
めちゃくちゃ距離近いですよね。ブレないということは柔軟性に欠けて意見が言いにくいともとれますが、その点はいかがですか。
■今出
同調圧力がないので、より良い商品を作るために議論して、どんどん意見を出します。健全に意見を戦わせることができる点がエンジニアとして働きやすいと思います。
■床並
あの人がダメと言っているから出来ない、声が大きい人しか意見が通らないということがないです。理屈が通っていれば、新しく入社した人でも意見が通ります。
これは入社前に持っていたイメージと良い意味でギャップがありました。というのもバリバリ働いて、ミスしたら厳しくつめられて、意見も言いにくい環境だと入社前は思っていたからです。
■田中
かなりネガティブな印象を持っていましたね。(笑)
■床並
入社してからは、付加価値を生み出せる人材になるため、バリバリ働いています。ですがチャレンジしてもミスは咎められず自分の考えを発信しやすい雰囲気があります。
■田中
それを実感したエピソードはありますか。
■床並
入社して間もない頃、定例ミーティングで開発スキームについて改善策を提案しました。前職の知見から、アピステの開発スキームに改善の余地があると思ったので恐る恐る提案したところ、全員で最適化に向けての議論がはじまりました。その時に意見を発信しやすい職場だなと思いました。
とは言っても何かに取り組む時は、必ず目的が問われますし、付加価値に繋がらないこと、効率の悪いことは良しとされない風土があります。
■田中
入社前のネガティブなイメージが払しょくされたエピソードを聞いて安心しました。その他、入社して印象に残っていることはありますか?
■今出
組織体制がフラットで階層が少ないので、意思決定が早いと思いました。
一般的に数百万円~数千万円の稟議が下りるまで、課長、部長、所長、役員と稟議が回り、その間にいろんな調整を行って結果的に1ヶ月以上が経過していたということがあると思います。
アピステもそうかなと覚悟していましたが、1日や2日で稟議が下りることがあって、そのスピード感に驚きました。もちろん案件にもよりますが。
開発をどんどん進めていこうという要請はありますが、けん制されて進めにくいということがないです。
■床並
確かにアピステはスピード感ありますよね。
一人ひとりが担当する領域が広く、裁量権もって商品開発の根源に関わっていくので、責任もって推進しなければならないという自覚が芽生えてきます。そこもスピード感ややりがいにつながっていると思います。また開発テーマに紐づいていることであれば、新しい分野の学習にも積極的に取り組めます。
■田中
詳しく教えていただきありがとうございました。
続いて、現在取り組んでいる仕事内容について教えていただけますか。
Q:3 商品開発グループの仕事について
■今出
新商品の情報になるのであまり詳しく話せないですが、入社して着手していた開発プロジェクトが先日、完結したところです。このプロジェクトではメイン担当を任せてもらい、0から商品をどう作り込んでいくか考え、責任もって推進してきました。
■田中
プロジェクト責任者として推進されていたのですね。分からないことや専門外の課題があった時、サポートはありましたか。
■今出
前回の記事に登場した林さんが全面的にサポートしてくれました。林さんは電気が専門分野ですが、エンジニアとして守備範囲が広く困ることがほとんどなかったです。
転職して最初のプロジェクトだったので、周りの力も借りながら、予定していた期間と予算で完了することができた点は良かったと思います。
■床並
役職ではなく役割で仕事をしており、上下関係を意識することなくコミュニケーションがとれるので、サポートが受けやすいですよね。
わたしは異業種からの入社で知識0からのスタートとなったので、まずはOJTで冷凍サイクルについて教えてもらい、新商品の評価試験を通して知識を蓄積していきました。
■田中
アピステのテクニカルセンターに行っている姿をよく見ましたが、評価試験をされていたのですか。
■床並
そうですね。他には営業担当に同行を依頼して、アピステの商品がどのように使われていているか、生産現場にどのようなニーズがあるのかを自分の目で確かめていきました。エンドユーザーの声を直接聞ける環境を体験できて、改めて開発担当として良い環境だと思いました。
■田中
OJTを通してたくさんの学びがあったのですね。
■床並
毎日着実に自分の中で技術が蓄積できていると実感できた1年だったなと思います。最近では新商品の開発機試作に携わったことで、板金や樹脂の加工方法の知識が身についてきました。原価試算から評価までいろいろなことにチャレンジしています。
今後は冷凍サイクルに関わる分野に特化して技術をキャッチアップし、凝縮器や蒸発器、圧縮機の選定に携わっていく予定です。
■田中
着実にステップアップしているのが伝わってきました。
続いてワークライフバランスについて教えていただけますか。
Q:4 ワークライフバランスについて
■今出
良い意味で合理性に振り切っていると思うので、徹底した公私峻別の印象をもっています。
例えば、会社が主催する行事や強制参加のイベントがなく自分の時間を確保できます。また公正に取引をするという観点から接待を禁止にしているので、開発業務に集中できます。
■床並
わたしも想像以上にプライベートと仕事が分けられているのが印象的でした。家に持ち帰っての仕事は一切ないですし、仕事とプライベートははっきりと線引きされています。管理職は家に持ち帰って仕事をするイメージがありましたが、そんなことも一切ないのが驚きでした。
あと、どれだけ遅くてもPCが21:00にシャットダウンされるので、オンオフの切り替えがしやすいです。
■田中
公私峻別の考えが根付いていますよね。
■床並
業務中は基本的にバリバリ仕事を進めますが、休む時はとことん休むという風土で連休が長いのも特徴だと思います。
■田中
今年はGW10連休、夏季休暇9連休、冬季休暇10連休なので、ゆっくり休めますよね。休みの日は主に何をされているのですか。
■床並
大学時代サッカー部に所属していたこともあり、大学OBが作った社会人サッカーサークルに所属して土日は試合や練習をしています。
■田中
そう言えば、床並さんの社内報の写真はサッカーをしている爽やかな写真でしたね。今出さんはいかがですか。
■今出
わたしは釣りが趣味なので、釣りに出かけたり、食べ歩きをしたりしています。大学時代は北海道ですごしたので、北海道に行くこともしばしばあります。
■田中
わたしが営業をしていたとき、北海道エリアを担当していたことがありましたが、ご飯が美味しくて景色もいいですよね。教えていただきありがとうございました。
それでは最後の質問です。
アピステで今後、実現したいことがあれば教えてください。
Q5: アピステで実現したいこと
■今出
会社の中核になるような新商品を創っていきたいと思います。それにはまだまだ新しい分野の技術を身に着けなければならないと思います。
貪欲に学び続けていつの日か、アピステの中核になる商品を自らの手で生み出したと言えるようになりたいですね。
■床並
わたしはまだまだ付加価値を生み出せているとは思っていません。自分の専門分野だと自信をもって言えるように知識を身に着けてお客様にとっての付加価値を生み出せるエンジニアになりたいと思います。
■田中
質問は以上になります。
長時間のインタビューとなりましたが、ご協力いただきましてありがとうございました。
■今出/床並
ありがとうございました。
■編集部
3回にわたり商品開発グループの担当者インタビューを掲載してきましたが、内容はいかがでしたでしょうか。
2023年度の売上は過去最高を超えて、更なる事業拡大に向けて開発体制を強化するため積極的にキャリア採用を行っております。アピステの商品開発環境に少しでもご興味がございましたら、開発キャリア採用サイトよりエントリーいただきますようお願いいたします。
■開発キャリア採用サイト
■商品開発グループ noteマガジン
最後までご覧いただきましてありがとうございました!