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【開発責任者インタビュー】商品開発に携わる最大の魅力は、文字通り最初から最後までモノづくりを経験できること

こんにちは。アピステnote編集部です。
商品開発担当者インタビューの続編となります!

前回は商品開発グループの働き方ワークライフバランスについて林さんへお伺いしました。

【前回の記事はこちら】

今回は商品開発グループ責任者の藤原さんへアピステの商品開発ならではの面白さ開発組織のビジョンについてインタビュー形式でお伺いできればと思います。

商品開発グループ責任者の藤原さんに経営企画グループの石川さんがインタビューを行います。

石川(写真左)/藤原(写真右)

・商品開発グループ 藤原(ふじわら)
大学卒業後、大手空調メーカーに入社し要素部品の研究開発を担当。商品開発を上流から下流まで広く携われることに魅力を感じアピステへ入社。商品開発グループに所属し、現在まで制御盤用クーラーやチラーの開発に従事。

・経営企画グループ 石川(いしかわ)
アピステに入社後、約8年間、国内営業としてさまざまなテリトリーを担当。その後、販売促進グループを経て、現在は経営企画グループで人事と総務を中心に従事。


■石川
本日はよろしくお願いします!
アピステの商品開発は「付加価値」を追求したモノづくりを行っていると思います。まずはその面白さについて教えていただけますか。

Q1:商品開発の面白さ

■藤原
私たちは経営理念である『最小の資本と人で最大の付加価値をあげる』ことを常に意識しながら商品開発を行っています。一般的に商品開発というと、スペック面の向上や技術そのものの開発など、「技術」に着目されがちですが、私たちにとって「技術」は目的を達成するための手段に過ぎず、あくまで「付加価値」にこだわっています。

■石川
アピステの社員全員が付加価値にこだわっていますよね。
開発にとっての付加価値はどんなものでしょうか。

■藤原
「付加価値」といっても考え方は様々かと思いますが、私はこの「付加価値」を、商品を使用するお客様や共に働く仲間の「生産性」だと捉えています。

■石川
生産性とは具体的にどういったことでしょうか。

■藤原
例えば、お客様がアピステの商品を使用いただくことで、これまで設備の維持管理にとられていた時間を短縮できれば、その時間を生産活動にまわすことが出来ます。
軽く運搬し易い商品であれば、お客様はもちろん、アピステの社員にとっても作業性が改善され、間接的ですが生産性向上に寄与できます。

これらは一例ですが、付加価値創出を実現するために技術が存在しているとアピステでは考えます。順番が逆であってはいけません。
その技術が世の中にないものであれば、当然それを開発していくことになります。

■石川
一般的に商品開発は要求仕様に応じて行うと思いますが、付加価値を創出するために仕様決定の段階から関わることはありますか?

■藤原
もちろん関わっていきます。付加価値にこだわった商品開発は、仕様決定のプロセスに関わることなく進めることはできません。
寸法や使用感、作業性、そして何よりお客様にとっての価値は何かなど全ての要素について、商品企画グループの担当者と納得いくまでとことん、しつこいほど議論します。

■石川
しつこいほどという点、こだわりがひしひしと伝わってきました。
仕様決定をする際にアピステの商品開発グループならではの特徴はありますか?

■藤原
開発担当者自ら、お客様にヒアリングも行います。また直接、お客様の生産現場にお伺いするケースも多数あります。
このフェーズは本当に大事です。自慢にならないですが、ここでは記載できないぐらい時間を使ったケースもありました。

■石川
お客様へのヒアリングもとことんまでこだわっているのですね。
仕様決定後のフローはどうなっていますか?

■藤原
開発終盤においては協力工場での量産準備、立ち上げといった関わりもあり、こちらはファブレスならではといったところでしょうか。

■石川
工場をもたないファブレスメーカーならではの環境ですね。

■藤原
そうですね。アピステの商品開発に携わる最大の魅力は、文字通り最初から最後までモノづくりを経験できるところにあると思っています。
幅広い商品開発を通じて成長したいと思っている方にとって、アピステは絶好のフィールドだと思います。

■石川
付加価値にこだわって、モノづくりの上工程から下工程まで関わりたいという方にはいい環境だと感じました。
つづいて、開発組織のビジョンについてはどのように考えていますか。

Q:2開発組織のビジョン

■藤原
常に学習し続ける集団でありたいと考えています。
先ほどもお話ししましたように、『最小の資本と人で最大の付加価値をあげる』ことがベースにありますので、1人1人に求められる役割は普通のメーカーよりかなり多い印象を持っています。
その分必要な知識量も多くなるのですが、それは都度学習し身につけていくという考え方です。

■石川
自分のコア技術以外の知見がないと不安になると思いますが、その点はいかがでしょうか。

■藤原
新卒採用やキャリア採用に関わらず、その時点で保有する知識や経験が不足しているのは当然のことで、全く問題ありません。

■石川
付加価値を創出するため、変化に対応するためには常に学習し続けることが重要なのですね。

■藤原
あと、「出る杭を伸ばす」という考え方も大事にしたいと思っています。

■石川
それはなぜですか?

■藤原
既存領域に捉われない新しいアイデアを常に募集していますが、優れたアイデアかどうかというのは基本的に結果からしか判断できません。

そのため、アイデアの創案をいかに促すか、それをいかに育てるかということが大切になります。

これまでの経験、情報だけでアイデアの良し悪しを判断していては、少しずつグループに閉塞感が生まれ、活力が失われてしまいます。

もちろん事業である以上、取捨選択やGO/STOPの判断は必要ですので、うまくバランスを取りながら行動が抑制されないように気をつけたいと思っています。

■石川
果敢にアイデアを出して育てていく、そんな風土なのですね。

■藤原
そうですね。多様なバックグラウンドをもったメンバーに参加いただき、互いの経験や知見を共有し、また互いの価値観を大切にしながら、「付加価値を最大化する」という目的に向かって商品開発に取り組めるグループであり続けたいと思います。

■石川
開発組織のビジョンについてお話いただきありがとうございました。
最後にどのような方に仲間になっていただきたいと考えていますか?

Q3:どのような方に仲間になっていただきたいですか?

■藤原
良い意味で波風を立てるような、エネルギーに満ち溢れた方に来てもらいたいです。

■石川
波風ですか!もう少し詳しく教えてください。

■藤原
「波風を立てる人」というと、通常ネガティブな意味を想像されると思いますが、ここでは現状打破し場の雰囲気を盛り上げたり、周囲に前向きな影響をもたらしたりする人のことを指しています。
新卒採用、キャリア採用の入社だからと遠慮する必要は全くありません。やり過ごすことなく、どんどん気づきを発信してもらいたいです。
私もキャリア採用で入社して間もない時に色々発信したことを覚えています。

■石川
しつこいほど議論するという点が今の話にもあらわれていますね。

■藤原
あと、これはどこの組織でも言われることですが、多様なキャリアをお持ちの方に来ていただきたいと思っています。スキル面だけではなく、考え方やマインドも含めて。

■石川
同じような経験や考え方、性格の人で構成された組織は、様々なアイデアや気づきが生まれにくいですよね。

■藤原
私もそう感じています。やっぱり同じような経験や考え方、性格の人で構成された組織は弱いですよね。
思い切りが良い人、諦めが悪い人、競争心が強い人、色んな人が有機的につながることで良い結果をもたらしていることが経験的に多いと感じています。

■石川
最後にメッセージをお願いします。

■藤原
アピステの商品開発に共感していただける方は是非メンバーに加わっていただきたいです。
これまで培ってきた経験や常識はもちろん大切にしながら、でもそれに捉われることなく、グループ一丸となって付加価値の高い商品を開発したいですね。

■石川
商品開発グループへの思いもお話しいただきありがとうございました。
質問は以上になります。

■編集部
商品開発グループの続編記事はいかがでしたでしょうか。
当社の開発環境について少しでもご理解が深まっておりましたら嬉しく思います。

インタビューにご参加いただきました藤原さん・石川さんありがとうございました。



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