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我が家の子育て 「3つのア!」

子ども達が、まだ小さい頃、子どもでも覚えられる「我が家の家訓」的なものを教えて、それで大体、世の中を渡っていけるようにさせたいなぁ、と思った。

3人の子ども達は、たまたま、2歳ずつ歳が離れているので、たしか、長女10歳、長男8歳、次男6歳くらいの時に、「3つのア」という家訓を授けた。

夕食後に、ビールで始めてウイスキーに移行して2〜3杯頃のちょうどいいくらいの気分の時に閃いたので。

「世の中を生きていく上で、大事なのは〜〜、『ああ、こいつとは仲良くなりたいな。一緒に仕事したいなぁ』と思ってもらえることです」

「だから、そのために必要な大切なルールを教えます」

「それは、『3つのア』です。一つ目のアは『あいさつ』。二つ目のアは『あやまる』。三つ目のアは『ありがとう』です」

「とにかく、人は、元気にあいさつ出来るだけで、『お!元気があっていいね!』って言われて、ほめられる。『おはようございます!』って元気に言われてイヤな気持ちになる人は少ないからね」

「それから、何か間違えた時や、『これは自分が悪いなぁ』とか、友達とケンカしちゃった時、自分から『ごめんね』って謝れる人になろう。謝るのは、恥ずかしいし、カッコ悪いし、イヤなんだけど、先に謝ったら、相手は『うん…。いいよ。僕もごめんね』って言ってくれるから。すぐに仲直りできます。そのほうが、お互い、楽しいからね」

「さいごに、『ありがとう!』って言う。何かしてもらったり、優しくしてもらったら、すぐ『ありがとう』って言おう」

「パパは、今、大人になって会社で働いているけど、この3つがちゃんと出来るひとはみんな、仕事が出来ます。これはホント。だから、これから、『3つのア』を我が家の家訓!って言ってもわからないか…。我が家の『ルール』にします。3つのア!  アイサツ、アヤマル、アリガトウ、ほら、言ってみろ!」と、子ども達に暗唱させて、満足しながら杯を重ねた思い出がある。

今、子ども達は、それぞれ、18、16、14歳になったけど、今でもたまに、「おい!我が家のルールは?」とテストすると、ちゃんと「3つのアでしょ…」と、多少(かなり)、めんどくさそうに応える。

俺が夕食後の晩酌を楽しみながら、これを確認するときはなおさら、めんどくさそう。

「でもな、お前ら、めんどくさそうにするけど、これは鉄則だから。これ出来る奴はほとんど全員、出世する。間違いない! とくに、自分から謝れる奴。自分を殺して、部下や同僚や友達のために、『すみませんでした!』って謝れる奴、これは信頼できる。あと、会社で朝、顔を合わせた途端、『おはようございます!』って元気なやつ。それから、『青山さん、この間の出張のお土産、ありがとうございました!』って、みんなの前でわざわざお礼するやつ。こっちもカッコつくからね。みんなの前で」って、結局ぜんぶなんだけどね。

ま、間違いないよ。

で、覚えるのが簡単。リュウジのバズレシピばりに簡単。「三つのア」、おすすめです。

おわり

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