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2023年上半期の本ベスト約10冊

『ヒロインズ』ザンブレノ,ケイト/【訳】西山 敦子

フェミニズム系文芸批評。読書の幅が広がります。

『源氏物語 上』(翻訳)角田光代 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集04)

『源氏物語 中』(翻訳)角田光代 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集05)

『源氏物語 下 』(翻訳)角田光代(池澤夏樹=個人編集 日本文学全集06)

『源氏物語』は与謝野晶子(Kindle)と平行読みでした。You Tubeや解説本なども出ているので暇な人は読んだほうがいいと思います。特に詩や短歌を作る人は『源氏物語』の和歌にも注目するといいと思います。

『ある女』アニー エルノー,(翻訳) 堀 茂樹

2022年ノーベル賞作家ですけど読むなら今のうちですかね。海外文学はすぐ廃版になるので。オートフィクションの代表とされる作家ですよね。これは母との葛藤を描いたので得るノーの中でも重要作だと思います。

話題性から言えば映画化された『あのこと』の原作が納められている『嫉妬/事件』も面白いです。

『大江健三郎の「義」』尾崎真理子

大江健三郎の批評本で話題性は一番ですかね。どっちかと言うと工藤庸子『大江健三郎「晩年の仕事』の方がスキなのですが、まだ全部は読んでなかった。

『臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ』大江健三郎

大江健三郎は『燃え上がる緑の木』もいいですけど三巻で大長編なので、さらっと読めるのはこれかな。

『文学界 2023年 05 月号』

芥川賞候補になった市川沙央『ハンチバック』はこちらで読みました。今期前半の話題作であり、芥川賞は間違いないでしょう(断言してしまう!)。

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