caramel.5. 夜通しアーリア
「……カラオケ、で、でで、デート、デートじゃん……! え、怖、男の子とデート……! いや、でも……私18だしそういうこともあっても……、」
天野雨音はベッドの上で挙動不審になっていた。なんと宇海くんとカラオケデートの予約をしてしまったのだ。密室、密会。そういう雰囲気。
「……コンドーム買っていったほうがいい? いやでもそれサイズ合わなかったら意味ないよね……? っていうかカラオケでは流石にそういうことないし、で、でもあのあたりホテルあるし……ああああああ」
ドン! 壁