【発達凸凹】知覚推理が高い子への声掛け
小2で知能検査(ウィスク)を受けた息子。
断トツで高かったのが「知覚推理」です。
数値は141でパーセンタイル順位は99.7でした。
それに比べて言語理解は109。
簡単すぎる問題に答えなかったため、もう少し数値は上がるだろうと言われていますが、それでも差は30以上あります。
では、この数値から何がわかるか。
知覚推理とは考える部分、例えるならコンピューターです。
知覚推理が高いというのはいわば高性能のコンピューター。
考える力も推理する力もデータとして覚える力も高い。
知覚推理に対して言語理解が低いと本人の中で何が起こるか…
頭の回転の速さに言葉がついてこない。
分かっているのに言えない状態になるんです。
それがもどかしくて、どうしたら良いかわからない。
だから癇癪になったり人にあたったりするんです。
その時に1番言ってはいけない言葉は
「なんでそんなことするの!」です。
そんなこと彼らはわかっているんです。
理解しているけど言葉にできないから苦しんでいる。
そんな時の声がけは
〇〇君はやっちゃいけないって分かってるんだよね。
でもそれ以上に何か辛い気持ちだったんだよね。
どんな気持ちだったの?
そうか○○だったんだね。
それで辛かったんだね。
落ち着いてから
〇〇君、つぎは投げたり叩いたりする前に、ママになんて言えば良いかわかる?
(さっきの感情を言葉で伝えてもらう)
そうだね。
ちゃんと考えられて偉かったね。
でも学校にはママがいないでしょ?
学校で○○な気持ちになったら誰に言えばよい?
(担任の先生)
もし担任の先生がいなかったら?
(保健の先生、教頭先生、○○先生など)
そうだね。先生に言えたらきっと大丈夫だね。
やってはいけないことと理解している彼らは、その行動をしながらも自分を責めています。
どうしてこんなことしちゃうんだろう?
そこに追い打ちをかけたら、より悲しく辛い気持ちになります。
ダメな自分。話を聞いてくれない大人。
行動を責めるのではなく、その根本にある気持ちを言語化できるようにサポートする。
誰に相談すればいいか考えさせて明確にする。
そうすることで少しづつ癇癪が減り言葉で伝えられるようになってきます。
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