レモンシャーベット
生徒を食べ物に例えるのが上手い先生がいた
小学六年生の担任の先生だった
修学旅行かなにかのバスの中でそんな話が出て
盛り上がった記憶がある
一番大好きな先生だった
私は「レモンシャーベット」と名付けられた
六年生の私は合ってるな~と納得したと思う
その先生は今どこで何をしているだろう
突然居なくなったあの日から、ずっと会いたい人だ
「感じのいい人になりなさい」それが先生の合言葉だった
ずっとその言葉を胸に生きてきた気がする
一つだけ後悔していることがあって
六年生の時に先生か