葉山きらり

人生紆余曲折を経て、今に至ります。 好きな言葉は諸行無常。短歌と時々詩を投稿します。

葉山きらり

人生紆余曲折を経て、今に至ります。 好きな言葉は諸行無常。短歌と時々詩を投稿します。

最近の記事

短歌 銀閣後ろに帰らんとせず

かたつむり苔むす岩を伝いつつ銀閣後ろに帰らんとせず 今日は七夕ですね。私はというと、先日銀閣寺へ行ってきました。 久しぶりの京都でテンションが上がりましたが、銀閣寺は趣があって落ち着きがあり、とても厳かな気持ちになりました。 金閣寺は行ったことがありましたが、銀閣寺は初めて。この歳になると、銀閣寺の良さがよくわかりますね。 釣り鐘のような形をした窓も、どこか風情があって、細かいところ一つひとつに、古き日本建築の技術やそこに携わった人の思いを想像してしまいました。 ふと目を落

    • 私(わたくし)の目や肩腰が涙して流さるるのは他ならぬ汗

      • ヨシタケシンスケさんのお言葉

        昨日は疲れが溜まってて、爆睡してました。 疲れたら寝るに限る。 ゆっくりとする時間を取ることは、大事! おかげで回復致しました。 このゆっくりしてた間、とってもいい動画に出会えました。 そして、どうしても紹介させてほしく記事にしました。 ヨシタケシンスケさんの「ヨシタケさんにきいてみよう!」という、悩み相談的な動画です。 私がたまたま見た動画は、『割といつも死にてーと思いながら生きているのですが「まぁ人生くらいどうにでもなるか」くらいに思える言葉が欲しいです。』といった相

        • 【詩】シナモンロール

          制服の端のシワを直して 私は立ち上がる 音楽室のピアノが ノクターンに変わるころ 重ねるように チャイムが鳴る それが終わりなんか はじまりなんか よう分からん 分かってたら 雨も降るタイミング 間違えんかったやろう 先生はいつも 間違え探しのように 誰がこのクラスで ハミダシテいるか 瞳孔を見開いて 真顔を装っている 誰がハミダシテいるかって そんなのは私は全部 タイミングやんと思ってるけど 雨が先生の涙みたいやったから その考えを 地面になすりつけた 私はこの世界は シ

        短歌 銀閣後ろに帰らんとせず

          これからの詩と短歌

          こんにちは、葉山きらりです。 読みに来て下さってありがとうございます。 いつもの生活に戻って、やらないといけないことであれやこれやと忙しくしてます。 それでもそれなりに、元気にやっています。 今まで短歌や詩を書いていて、主に夫とのことが中心になり過ぎていたなぁと改めて思いました。 悩みの中心がそのことだったので、自然とそうなってしまうのは仕方のないことだったのかもしれません。 しかし、重い内容が続いて自分自身も少ししんどかったので、読んで下さる方は、もっとしんどかったんじゃ

          これからの詩と短歌

          私には少なからず私の行動や作品を見守って下さるnoterさんがいることに、感謝したいです。いつものように読みに来て下さる方、久しぶりに読みに来て下さる方もいてとても嬉しいです。不安なこともいっぱいありますが頑張ります。 ありがとう見えぬ誰かにありがとう触れも話しもできぬあなたに

          私には少なからず私の行動や作品を見守って下さるnoterさんがいることに、感謝したいです。いつものように読みに来て下さる方、久しぶりに読みに来て下さる方もいてとても嬉しいです。不安なこともいっぱいありますが頑張ります。 ありがとう見えぬ誰かにありがとう触れも話しもできぬあなたに

          短歌 ふたりで

          花柄の刺繍施す この街に似合う花をと 名もなき花を 実家に帰っていたけど、もといる家に戻る。 ある程度、腹をくくって。 離婚はしないで元に戻る。 刺繍をする、ひと針ひと針縫い付ける作業が覚悟の現れだ。 でも、花柄にした。それも、名もなき花。 近辺に引っ越そうと言っている。 生活が大きく変わる訳ではないけど。 まだ少し先になると思うけど。 名もなき花が、真っさらなスタートを切るみたいでいいなって思った。 新しく楽しく過ごせるようにと。

          短歌 ふたりで

          【詩】街路樹には色

          ー悩めるすべての人へー 何も浮かばない 文字も言葉も空の太陽も みんな雲が隠してしまった 紫陽花だって 姿を消したい時が あるだろう 気のせいか 君は言う 誰にも見られず 誰にも知られずに ここまできたと そんな 君という存在を讃えたい 街路樹には色 色のない世界で懸命に生きてきて 街路樹には色 それでも報われなくて 街路樹には色 砂を噛むような日々でも 街路樹には色 枯れないでいて がいろじゅにはいろ 諦めたっていい がいろじゅにはいろ 諦めなくったっていい 君が 色づ

          【詩】街路樹には色

          aomine さん、私の「笑顔の忘れ物」の短歌の記事を、注目のnoteにマガジン追加して下さってありがとうございます! 嬉しいです!

          aomine さん、私の「笑顔の忘れ物」の短歌の記事を、注目のnoteにマガジン追加して下さってありがとうございます! 嬉しいです!

          短歌 笑顔の忘れ物

          笑うって楽しいからもあるけれど笑うからこそ楽しくなるんだ このところ、笑顔をどこかにずっと忘れていた。 どこかの誰かが、「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる。」という内容のことを話しているのを聞いて、それをもとに作った。 うん。そうだ。笑っていると自然に楽しくなるものかも。 辛い時に無理に笑うのは難しいけど、私も口角をちょっと上げてみよう! 楽しいことは、自分から探さないといけないんだなぁ。今まで待っていたなって思った。 辛いことが多かったけど、ちょっとずつ実践し

          短歌 笑顔の忘れ物

          短歌 すでに、とうに

          冷蔵庫餃子2箱豆腐2丁幸せだったすでに、とうに 夫のいる自宅へ、久しぶりに帰った。 キッチンに入り、冷蔵庫を開ける。 餃子2袋(歌では2箱と表記した。リズム的に。)と豆腐2丁。他少し。 夫が仕事から帰って来ると、「餃子も豆腐も、いつきらりが帰って来てもいいように2つ買っておいたんだ。」と言って笑った。 それを聞いて、「またこの人と暮らしたい」そう感じた。 離婚したくない、と。 別居してから約1ヶ月。この1ヶ月は本当に苦しかった。けど、離れてみて分かったこともたくさんあった

          短歌 すでに、とうに

          短歌 汗ばむ右手守りたい

          この人の汗ばむ右手守りたいこんな左手なければいいのに 別居関係が続いている夫と、久しぶりに会った。 会う前に思っていたのと違って、想像以上に楽しかった。以前に辛辣な言葉を投げかけられた時もあったけれども、愛しいという気持ちまで湧いた。2人で暮らした5年の月日はどうやら大きかったらしい。不思議な気持ちだった。 主治医には、離婚の結論を急いだらいけないと言われている。私自身、揺れに揺れているけれど、やり直したい気持ちも湧き上がってきた。 しかし、果たして夫にとってやり直すことが

          短歌 汗ばむ右手守りたい

          【詩】70%の部屋から世界のひとりへ

          たくさんの人がいて各々が自分のことばを持ち、歩き、答えにたどり着く。 君が答えを出せないのは、いつも揺らぐのは、確実に足を前に出しているから。 湿度70%の部屋から外へ、外へ! 君が快晴になれたら、僕は風になろう。 追い風になろう。 僕が見えない方が都合がいいだろ? 君が消える代わりに僕が消えよう。 それがささやかな優しささ。 君は旅人できっと詩人。 ことばを抱えて旅に出るのさ。 君が生きたいように生きればいい。 踊り 歌い 愛して 愛されて 傷つき 傷つけ ねむれない夜、

          【詩】70%の部屋から世界のひとりへ

          短歌 自由への道

          魂が割れる音を聞きながら流す涙は自由への道 自由とは引き換えに、時には身がちぎれるほどの思いをしないといけない時もあるけれど、それは、新しい自分になるためのことだから、はじまりである。 はじまりであってほしい。 重い内容の記事が続いてるけど、勘弁を!

          短歌 自由への道

          閃光のその先へ(離婚問題を乗り越えるために)

          夫との離婚問題を抱えている。 お気づきの方はお気づきかもしれないけれど…。 夫婦間の問題は、難しい。 ここ数週間、お腹を下したり睡眠がとれない日々が続いた。 ここで書くのかは迷ったけれど、足跡として書こうと思う。 体調にかなり波があって、発信することに支離滅裂なことがあったかもしれないし、自分自身、妄想に逃げることもあった。 でも、これは現実問題。 向き合わなければならない問題だ。 私の離婚問題など、他の方からしたら知ったこっちゃないかもしれないけど、少なからず私の記事を読

          閃光のその先へ(離婚問題を乗り越えるために)

          短歌 通話20年

          泣きながら電話しました 通話20年、友はもう母 最近辛すぎて、20年ほど前の疎遠になっていた友人にいきなり電話してしまった。 夜なのに私を否定することなく、うん、うんと言ってくれ、「なんでもっと早くに連絡くれなかったん?」「ひとりでよく耐えてたね」と、温かい言葉をかけてくれて、彼女が光そのものに見えた。感謝しかなかった。 大きな子と小さな子の母親になっていた彼女。 お母さんだなぁ、やっぱり。と、心の底から頼もしさと懐の深さを感じた。 人はやっぱりひとりでは生きていけないんだ

          短歌 通話20年