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誤ればいい!になってたとしたら・・・「ごめんなさいの教え方」

こんにちは!

いかがお過ごしでしょうか。

今回は、イヤイヤ期のお子さんをうまく導く個別相談からの話題、「ごめんなさい」について綴りたいと思います。

「ごめんなさい」、あなたは、どういう時に使いますか?

「ごめんなさい」を国語辞典で見てみると、文字通り、「御免なさい」、つまり、相手に自分のしたことについて、許してください!と、許しを得るための言葉のようです。

「ごめんなさい」に関しては、「ありがとう」と同じくらい、人との繋がりにおいて大切なkey wordsだと思いますが、この言葉は、日本人はすぐ謝るとか、さまざまな切り口から議論するテーマを与えてくれます。さまざまな文化的人間的価値観も反映されている「ごめんなさい」ゆえ、深い言葉だなあと常日頃から思ってきました。

そして、乳幼児の子育て・育児をしている、あなた!自我が芽生えたイヤイヤ期くらいから、この「ごめんなさい」って、あなたのお子さんが、お友達や兄弟、姉妹、に使ったほうがいいなと思う場面が増えてくるのではないでしょうか。

イヤイヤ期からのご自身のおこさんに、「ごめんなさい」をどのように教えていますか?「ごめんなさい」におけるポリシーなどありますか?

と言うことが、ある意味この時期の子育ての一つの大きなポイントでもあると思うので、結構気になりまして、個別相談では、その辺をママたちにもよく考えていただき、行動に移してもらっています。

イヤイヤ期からのお子さんたちは、その時期、ちょうど、言葉を覚えている、語彙数を増やしている、物事の現象や気持ちと言葉のつながりを学習している言語的発達段階にいます。なので、言葉の獲得の観点からだけいえば、”こういう時には、相手に「ごめんなさい」という”、という学習ができるようにすれば、一見、”教える”というゴールは達成されるように思います。

一方で、言葉って、The system of value(価値観が反映されている体系) って言われるくらいその文化なり人々なりの考え方が反映されたものと言われています。

そういう観点から「ごめんなさい」を考えると、「ごめんなさい」で、言葉じりだけの使い方を学ぶのでは、何か足りない、、違和感を感じませんか?

・国語辞典が言うように、自分がしたことに対して許してください!
・怒っている相手の怒りを収めるためのコミュニケーションを円滑にするための美辞麗句的意味合いで使う
・社会的に変な人としてのレッテルを張られたくないための防波堤的な意味合いを含めて使う

さらに、「ごめんなさい」の意味合いを軽くググってみると、こんな素敵な意味合いを示してくれるサイトもありました。

「本来「ごめんなさい」は人間関係や物事の悪化を防ぐ言葉ですが、同時に自らを成長させてくれる言葉でもあります。

これらの「ごめんなさい」の意味合い、どれも、考えてるな〜の感がありますが、何か、もう少し「ごめんなさい」の先にある更に大切なこと、日本人として?人間として?そんな役割を「ごめんなさい」に期待してもいいのではないかと思うのです。

「謝りなさい!」と言われたから、全然納得していないのに口先だけで、謝る、みたいな習慣がついてしまうと、「ごめんなさい」の意味が半減どころか、無くなってしまうように思います。口先だけの「ごめんなさい」は、謝らないより悪質かもしれません。有効なコミュニケーションを構築するどころか、相手への不信感を募らせてしまうかもしれないからです。

「ごめんなさい」の意味合いを、もっと高い視点で、抽象的に捉えると、「相手の痛みを感じよう」ってことなのだと思っています。要は、相手の気持ちを考えてみる、思いはかってみよう!っていう学び、その練習の場が1回1回の「ごめんなさい」だと思っています。

相手の痛みがわかると、自分ができることは、なるべく丁寧にやろう!って思えないでしょうか。そしたら失敗も減るでしょう。つまり「自分がしたことに許しを乞う」以前に、思いによって行動が根本的に変容するのです。勿論、人とのつながり関係性もより豊かになるでしょう。

お子さんが、自ずから、こういった「ごめんなさい」の意味合いが理解できて、使えるようになる頃には、優しさや真の社会性を、お子さんから引き出してあげられているに違いありません。

以下の動画も、結局、ここでの主旨と同じことをお話ししています。お子さんがお友達を叩いたり、人のものを奪ったりした時も、同じ理屈で、お子さんに対応していただけると真に社会性のある優しさ、もともと、どの子も持っているはずの素養を引き出してあげられると思っています。

言葉って、人と繋がるためのツールですよね。豊かな社会性を築き上げるための必須ツールです。感謝やお詫びに使う言葉なら尚更、とても繊細で心に響きやすい分、人との繋がりに影響してくるでしょう。そして、人との繋がりは、共感や思いやりで発展してゆくものと思っています。

言葉は、その意味合いがわかって、心から使えると行動が変わる。言葉に心を添える。そう言ったことも学べる言葉の代表選手、それが「ごめんなさい」「ありがとう」なのかなって思います。

ぜひ、今日から、「ごめんなさい」の場面では、DIYにて、お子さんに豊かなお手本示してくださると嬉しいです!

追伸・・・今日のお写真は、イヤイヤ期の個別相談のZOOMからですが、私がスッピンでごめんなさーい!笑 

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