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【随筆】ときど『東大卒プロゲーマー』を読んで。ウサギとカメの、ウサギが僕だった。

ごめんサムネ、盛大に嘘ついたww でもやっぱ東大卒って、すごいよね!
後輩が実はそうだったんだが、自分から言わないんだよね。東京の大学ですと控えめに言っていた。他所から聞いて知った。カッコいい!!僕ならニヤニヤしながら、話題ふって、次は俺の番、で、しかもな「どこやと思う?」なんてドヤ顔で言っちゃうかも。うわーキモっ!

できる人間はね、東大を武器にしないんだよね。……謙虚なだけかも?
まあ、武器にもなるかもしれないが、それと同じくらいに勝手に東大卒のレッテルを貼られるのにも嫌気がさしているのかもね! 知らんけどww

はい、

東大卒のプロゲーマー、ときどの本だ。2014年。
びっくりした、この本はそんな昔に書かれた本なのかと、率直に驚いた。

僕は、ときどを知っている。たぶん同い年だ。そういえば羽田圭介もそのくらいだ。彼のエッセイを読んで記事にしたものを貼っておく。ありがたいことに多くのスキをもらった。

6月2日、ついに「ストリートファイター6」が始動した。このことで何か書こう書こうとは思っていたが、ずるずると今に至った。どうせなら、あの本を読んでからの方がいいと思って、図書館で借りた。さきほど読み終わったので記事にする。

この本の存在は知っていた。でも、まさかそんなに古いとは思っていなかった。まさかそんな前からときどはこのレベルに達していたのか。と、驚嘆。

ときどを情熱大陸で観たのは、2、3年前くらいだったと思う。観る前からぼんやりとは知っていたが、やはり格ゲー界のレジャンド「ウメハラ」の次点だった(ウメハラといえば、2010年、スト3で背水の陣、ケンでの大逆転劇だよね!! 余談)。

そもそも東大出てなんでプロゲーマーなのよ!? というツッコミは、ときどは何度も質問を受けている。まあ、それもそうだろうね。そのことは本にも書いてある。もちろん、本人も色んな葛藤があった。それはそうだ。

東大卒で、いわゆる頭脳ゲーで活躍している人って、麻雀やポーカーなら少し名前は知っている。井出洋介や須田良規、木原直哉。あれ、将棋と囲碁が浮かばない汗

将棋、東大、と言えば「兄たちは頭が悪いから東大に行った」たしかこんな名言残したのは米長邦雄だったかなww

何が言いたいかって、まあ、頭のスポーツだ。分からなくもない。まあ、どっちかって言えば堕ちていった感もあるが……在学中に麻雀・ポーカーにのめり込んでそのまま、的なイメージだ。

で、で、でだよ。ときどはプロゲーマーだ。ときどは格ゲーのプロゲーマーなんだよね。正直、東大出のうま味はあまりない。

これは麻雀でもポーカーでも、将棋・囲碁もそうだけど、勝ち負けだけの世界で、はっきり言って東大出なんて、なんのメリットもない。そもそもだ、格ゲーって、頭使うの? ってか、食べていけるの?
正気の沙汰じゃないと、世間は笑う。

不思議だよね。なぜか同じような境遇でも作家志望ならそれが少し許されている節はある。たぶん同じくらいだと思うんだよね。成功している人は一握りで、それだけで食べていくのはとっても大変だ。そもそもプロゲーマーなんて仕事があるのかな?? というのが、つい10年前でしょうね。今は、成立している。日本は少し遅れているけど、でもちゃんと成立している。

そのパイオニアでもあり、立役者でもあり、夢を与えてくれるのが、彼、「ときど」だ。

この本で、ときどは恥部をさらけ出すことに、なんのためらいもない。文章の上手い下手で言えば、あまり上手くないと思う(東大卒になにを生意気なことを汗)。でも、まっすぐに書かれている文章は、いつだって素敵だ。半生、自伝のような構成になっている。自分をウサギとカメのウサギに例え、俺はなんてバカだったんだーとか、煽って煽って負けて、大衆の前で土下座をした話。自分が空気を読めないことを暴露したり、調子こいて大人に怒られたり、……止まらないww

勝ちパターンというのがある。たぶんこれは、ゲームの世界だけじゃなくて、人生においてもそうかもしれない。ときどは受検勉強の仕方でもそれを説明しているし、ゲームでも当然ある。だからとことんそれに拘って、それ一辺倒でOK。余裕。「人生ちょろかったぜ」ドラマ、『カルテット』での吉岡里帆の名セリフと同じだ。ときどは、誰よりも練習している、誰よりも研究している、その自負はある。なのに、なぜ自分が負けたのか分からない。いや、負けてから気づいた。俺は、過ちを繰り返した。勝利至上主義、ときどはこれだった。ときどは強いけど、つまらない。周りはこう言った。

(ここまで無心で書いた。15分しかたっていない。このタイプの記事を書くのは本当に楽しい)

 大事なのは、知識を吸収するための扉を閉ざさない、ということだ。それさえ忘れなければ、どこまでも強くなれる。
 だが、新しい知識を素直に受け入れることは、簡単にできることではない。というのも、扉は閉ざそうと思ったら簡単に閉ざせるものだからだ。そして扉は、閉ざしてしまったほうがラクなことが多い。
 新しい知識は、ときに自分の経験を否定する。また、実力的に劣る相手から意見をいわれれば、「おれよりヘタなくせに」といいたくなる気持ちが、人間の心には潜んでいる。
 せっかく意見をいってくれたのに拒絶したら、2度とは話しかけてもらえないだろう。特に、それが格下の相手で、「おまえごときに何がわかる」みたいな態度を匂わせでもしようものなら、2回目は絶対にないだろう。
 人間は、年齢を重ね、キャリアを重ねるうちに、自分の成功体験に縛られ、新しい知識を受けつけなくなっていく。それは人間である限り、誰しもが直面することかもしれないが、新しい知識を習得する機会を失えば、そこで成長は止まる。

ときど『東大卒プロゲーマー』P210,211抜粋

いきなり引用したが、自己啓発だな。

しかし、彼がここに辿り着くまでには、ずいぶん時間がかかった。ん?
この本、2014年だ。ってことは、もう10年前じゃないか!!

どうりで強いわけだ。最近のときどの試合、5ではルークを使っていたが、楽しいよ。ってか、めちゃ強っ!! 彼は、格ゲー界の賞金ランキングで、世界一だ。さあ、ストリートファイター6では誰を使うのだろうか。

話は少し変わる。

彼が情熱大陸に出た時のことを思い出した。なんと彼は、空手を習っていた。ゲームでストリートファイターをしている人間が、リアルでもしているらしい。これはパフォーマンスなのか? と思いたくもなるが、彼、大まじめだよ。この点はとても賛同できた。羽田圭介も筋トレをしていたが、要は体力勝負なんだよね。ときどはゲームを1日8時間はする。最低でもだ。羽田圭介も読書と執筆と併せれば8時間はするだろう。さすがに8時間は書けない。もたない。これは、僕の経験から言っている。この前の3月の終わりにそれに近いくらいの時間、ひたすら小説を書いていたが、ぼろぼろになった。脱線した。とにかくだ、身体は資本なんだよ。
将棋や囲碁のプロはどうか分からないが、麻雀打ちで荒正義というレジェンドがいる。彼も、走っていた。もういい歳だ。なぜ走る? そりゃそうだ。福利厚生もあったもんじゃねえ。かなりのフリーランスだもんなww 基本は、身体だ。プロは、そういうところからちゃんとしていると思う。

とめどなく書いた。結局1時間くらいか。
さいごに
体力も大事だが、当然メンタルの方がずっと大事。この記事を紹介する。
僕は勝手に先生と読んでいる(長いからじゃないよ、まさにそうなんだ)
毎記事、勉強になるし、為になる。

ときどは1において、まちがいなくゲームに全振りしている。これは、プロになる前からそう。
2では、「作家」を「強い」と変換すれば同じだ。これが大事!!
3は、ときどはストイック過ぎます汗

帰結先は、僕の話だww
この2だよ!精神ね!大事だよね!!
僕は、作家だ。これで〆る。
あっスト6のことを書かないまま3000字ww
またの機会にしよう。

最後まで読んでくれてありがとうございます。
また次の記事も読んでくれたら嬉しい(過去記事も)。それではまた明日!

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