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年間5000冊読みます。100万円分くらいは本に使っている【随筆】小飼弾『本を読んだら、自分を読め』

↓ 2013年の本。めっちゃ良かった!! 付箋もりもりww

最近は、あたり本ばかり読んでいる。目利きがいいのだろう。きっとそうに違いない。とか言ってみる笑

この本は、こんな目次になっている。

CHAPTER1
だから、僕は本で強くなれた

CHAPTER2
本の読み方を変えれば、自分が変わる

CHAPTER3
本屋を歩けば、見える世界が変わる

CHAPTER4
アウトプットすれば知恵はもっと身につく

CHAPTER5
本当の教養は人生を豊かにする

ようは本書、読書っていいよ! という本なのだが、同じような本を読んだことを思い出した。

半年くらい前に、齋藤孝さんの『読書する人だけがたどり着ける場所』を読んだ。アーカイブからコメント:何か新しい知識を得るものではなく、いかに読書っていいんだよってことを徒然書いている。読書家としては正当化されているようで、いい気分。音読してみようと思った。この中で紹介された本は読もう。気になるものはピックアップ。
と、書いた。

まだ読めていないが、おいおい読む予定だ。リストから少し抜粋する。
・『オイディプス王』ソポクレス
・『銀の匙』中勘助
・『眉山』太宰治

それでね、齋藤先生(有田さんの『脱力タイムズ』とか、よくTVに出ていた。最近はTVを観なくなったので分からないが汗)は丁寧に丁寧に読書ってすばらしいよね、○○な本を読めばこんな、あんな発見があって、素晴らしいことなのです。みたいな書き方をしていた。が、小飼弾さんは違う。
もっとストレートに書いているんだ。そのせいか分からないが、とにかく読みやすく、楽しい。
(別に、齋藤先生が悪いんだ、とかそういう話ではないよ汗)

付箋はもりもりなんで、どんどん抜粋してここに残す。読み手のため、というより、僕の為だ。こんな風に記事にしたことで、後で読み返してはエッセンス抽出できる。しかし、この本でも触れているが、ほんらいはそんなことする必要はない。さらっと読んで頭に残るところだけでいい。むしろ付箋とかマーカーとか引くことはしない。と小飼弾は言っている。なぜ? それは本に読まれないためだ(付箋もりもり貼って、すいません汗)。
やはりこんなこと書くと、なぜ? とか疑問に思うでしょう。それは、この記事を読んだだけでは解決できないようにする。この本を読めば分かる。
ネタばらしはしない。でも、ほんと、ほんと、この本もよかった!

じゃ、あとは本書より抜粋して〆る。
読んでみて、いいこと書いてあるよ。

・大事なのは、「本に読まれない」こと。のちほど詳述(ここでは書かない)しますが、読書で大事なのは批判しながら読むことです。それが著者と会話するということです。
 どういうわけか、読書は受け身の行為だと誤解している人が多いのですが、自分で自分を救うしくみを構築するには、自分が主体であるという強い意識が不可欠だと覚えておいてください。
・(ビジネス書ばかり読む、ビジパさんにありがち)「小説などのフィクションを読んでもそのまま自分の利益にならないから」という理由で、他の本を一切読まない人が多いようです。
 これは貧しい。何が貧しいといって、何が自分の利益になるのかということを、自分は全部知ったつもりでいるというのが貧しい。
・物語を選ぶときに大事なのは、好みと直感です。
・そして日本のSF作家といえば、忘れてはいけないのが神林長平です。星、小松はすでに亡くなっていますし、筒井康隆を別格にすれば、今、日本の現役SF作家の中では頂点に君臨する存在です。
 彼の作品を読むたびに、「ああ、俺はこの国に生まれて、日本語が読めてよかった」と思うほど。彼はある意味、読者をすごく突き離した作品を書きますが、そのせいか、かえってコアな読者を確保しています。
 機会と人間の複雑な関係性を描いた代表作『戦闘妖精・雪風』(ハヤカワ文庫)は、彼の作品の中でも比較的わかりやすく、ぜひ読んでほしいものです。
・悪いのは、内容を覚えさせない本のほうです。
 もう少し本に対して傲慢に振る舞ってみるべきです。印象に残る本であれば、あらすじくらいは覚えているでしょう。何ページに何が書いてあるとか正確なことはいえなくても、「このページあたりにこんなことが書いてあった」という印象は残ります。
 それすら記憶に残らないのなら、もうそれだけの本だったのです。
・読書という行為に現世利益を求めるのは浅ましいことですが、本当に優れた読者は、どんな取るに足りない本からでも何かを得ます。だから本当は読書をすることで損をするということは、万に一つもありえない。読書とは、必ず結果がプラスになる行為だといえます。
・本は勝手に人を救います。
 本とは、海で溺れてたときに、波間に浮いている丸太のようなものです。それにつかまって必死で浮いていれば、助かる。でも丸太に「人を助けよう」という意志があるわけではありません。
・本を読むときも、1人の人の意見を鵜呑みにするのではなく、批判精神をもって、ツッコミを入れながら読むといい。それは決してその著者をバカにしたり、否定したりすることではありません。そうすることで、より多面的にその著者の思想を理解できるようになるのです。
・(ベストセラーよりロングセラー)あえて極端ないい方をします。
 ベストセラーは買ってはいけません。
 ベストセラーになったということは、中身がいいことの証明でもなんでもありません。いつもは本を読まないでも生きていける人たちにも、何かしら訴えかけるものがあったというだけのことです。本としての完成度とはまた別です。
・モノも思考も、固定させてはいけません。循環させることだ大事。
・何だかんだいって、本を多く読む人は、人とずっと付き合っているのが苦手な人です。人と会うというのが嫌いな非社交的な性格であるということではなく、読書という充実した1人の時間の使い方を知ってしまったあまり、四六時中誰かといるのが苦痛になってしまったというだけです。僕は「皆さん、もっと孤独の時間を大切にしましょう」「堂々と孤独でありましょう」といいたい。
・リア充になりたかったら本を読め

・「この本は嫌い」と表明できるのも、立派な教養です。

小飼弾『本を読んだら、自分を読め』より抜粋

ね、強烈でしょww
そしてサムネ・タイトルのとおり、人生波乱万丈でした。しかし、本に救われた。本が、先生だった。本に金は惜しむな、どんどん使え! なぜなら、返ってくるんだよ! 何倍にもなってな。超読者家です。もはやクレイジーのレベルでしょうか汗 でも、上で抜粋したところだけ読んでも(もちろん本書全体を読んだ僕だからこそかもしれないが)、僕はこれからも本を読もうと思ったね。背中を押してくれる。図書館で借りるのもいいが、本はもっともっと買ってもいいな。いやあ、いい本読んだわ。ありがとう!

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