最近のサウナの入り方と気持ちの変化【研究者日記】
福島市のじぶんの家の近くには温浴施設、サウナがない。昔は駅の中に極楽湯があったが、老朽化のため閉館してしまった。
そうすると少なくとも、車で往復で1時間かけて温泉街に行くか、隣町の山形県米沢市まで、高速道路に乗って片道50分かけて、極楽湯まで行く。
車を運転しながら聞こうと思っていたYouTubeやラジオを貯めておいてそれを聞く時間にしていたのだが、なんだかYouTubeも見たい動画があんまりなくなってきて、冬道を車で移動するのは大変、そしてなによりサウナに入って気持ち良くなったはいいけれども、帰り道で疲れてしまうという問題があった。
そんな中、自分を救ってくれたのが「ジムサウナ」である。じぶんの家から徒歩5分の距離にあるし、駐車場もある、そしてなによりじゅうぶんに整えるサウナの火力と水風呂の冷却力がある。
うちの奥さんに「サウナ、行ってくるわ~」と言って、「ん?サウナ?」と言われるくらいに自分にとってはジムというよりも、サウナの機能を果たしているのである。
こうすることで、ルーティンでサウナに入れる環境を手に入れた。
さて、この環境を手に入れてから、サウナに対しての思いにも変化があった。
以前は「せっかく来たんだから絶対3セットしないといけない」とか、「上段で熱々のサウナに入らないと!」という気持ちで、せっかく来たんだから精一杯楽しまないとという気持ちに満ち溢れていた。
しかし、サウナに入ると、リフレッシュできる反面、からだには負荷をかけているので多少は疲れる。そうすると、運転での往復も相まって、「翌朝にすごく疲れている」という現象が起こっていた。
一方、ルーティンでいつでもサウナに入れるという環境が、その気持ちを少し変えた。
(…たまーに下段でゆっくり入るのもいいんじゃないか?)
こうして下段でゆっくり入ってみることにした。
下段は上段に比べて、温度が低い。そのため、からだが発汗し、じゅうぶんに熱くなるまで時間がかかる。こうなるとやきもきしてきて、上段に移動するというのが、いままでの日常であった。
ただ、いまは毎日入れる環境。
「今日、仮にととのわなかったとしても、また明日入ればいいじゃないか。」
なにかサウナに対して、がっつきたくなる気持ちが解消されたよう。
下段でゆっくり蒸されていると非常に気持ちが良い。そして、水風呂に入った後の、ととのいにも特に変わりがない。
そして、予想していた通りではあるが、全然次の日に疲れが残らなくなった(もちろん、運転していない効果もあるだろう)。
ああ、そっか。フィンランドで60~70度ぐらいのサウナにゆっくりと入って、湿度がちゃんと保たれていたら、汗も出るし、気持ちいいみたいなのってこういうことなんだなと気づく。
熱くなきゃ、上段じゃなきゃ、3セットして、アウフグースうけて、そうしなくても、日常のふとしたサウナの瞬間にも幸せやゆとりがある。
たまにしかはいれないからとか、せっかくだから、楽しまなきゃ損!で余計に疲れてしまうようになっていたことに気づく。
ある意味、毎日、サウナでじぶんを満たしてあげられる環境を作って、焦る気持ちがなくなったからこそ、ようやく、「今度はどうやったらいちばんじぶんにとって快適なのだろう?」を考えられるようになる。
人生も同じようなことなのかもしれない。
なにか自分のことをゆっくり考えてチャレンジするにも、「時間の詰め込み過ぎでパンクをしていては上手く回せない」ような気がする。
「少しの気持ちのゆとり、少しの時間のゆとりを作ってあげることも大切そうだ」と気づく心理学者なのでした。
それでは、最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました!
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