緊張をなんとかしようとすると余計に緊張する話。
このnoteには、緊張したときどうすればいいかが書いてます。
ども、あおき(心理士)です。先日のラジオでばっちこい心理学の片割れ岩野さんが話していた、「学会発表するときに緊張して右手と右足が同時に出ていた」という話です。
(日常の疑問やお悩み事など、ラジオへのお便りもお待ちしておりますー。)
岩野さんは「僕は心理学を使ってなんとかしているんだよ」とよく言っているのですが、「具体的に緊張に対して心理学をどう使ってるんだ?」を開設します。
緊張しないようにすればするほど緊張する。
わたしも発表や授業で話すときには、いまだに緊張します。「ああーやばい、ドキドキしてきた。汗出てきたわ。やばい、どうすっぺか。」ってのはいまだに思います。
そういうとき、「緊張しないようにしよう。だいじょうぶ、だいじょうぶ。落ち着けあおき。」ってやりますが、これが緊張を増やす原因です。
緊張しないようにしようっていうのは、緊張に注目を向けている状態なんです。
緊張に注目を向けると、汗がどんどん出てきた、ドキドキしてきた、声が震えているなどのからだの感覚や「あーやばい」「頭の中真っ白になってきた」という頭の中のしぐさに注目が向き、余計に緊張している自分を自覚してしまいます。
頭の中が緊張のことでいっぱいになってしまい、余計に緊張するし、ほかのことを考える余地もなくなります。
どうしたらいいとおもいますか???
緊張している自分でいいんです。
発表の場面だと、緊張していることじたいではなくて、話をしているじぶんが挙動不審になって笑われたりバカにされること、冷静を保てていないじぶんが恥ずかしいこと、などなど、じぶんへマイナス評価が飛んでくることを恐れています。
まあそれでもいいんじゃないすかね?緊張や発表の失敗によってじぶんに実質的な被害があるわけでもないし、そんなこと周囲はあんまり気にしてないです。思ってるよりも良かったよーと高評価な場合すらあります。
と考えて、緊張しないようにするのではなくて、緊張しててもまあいいやと考えられるようにしましょう。難しいかもしれないですが、ここを乗り越えると緊張による負のループは次のステップにより抜けられるようになります。
「わしは緊張しいだからのう」と考えたり、周囲の人に「いやあ緊張してるんすよ、右足右手同時に出ちゃってね」と言ってみるとかがいいかもしれません。
あとは、なれること。
場数を踏めばなれる!とはよく言いますが、心理学的にもそうです。(宇宙兄弟でも紹介されてます)
https://koyamachuya.com/media/manga/comic15/
似たような場面を繰り返し経験すると人間は慣れていきます。1回目よりも2回目、3回目・・・と、緊張のピークが下がってきます。あるいは、緊張してもできる!となってきます。
1回目で失敗してしまって恥ずかしい思いをした・・・なんてときは次同じようなことをしたくなくなるものです。ただ、1回目たまたまうまくいかなかっただけかもしれないし、2回目の打席に立たないと、緊張は慣れていくという経験ができなくなります。
そうするとどんどんどんどん1回目うまくいかなかったことが大きくなっていってしまいます。1回目うまくいかなくても何回でもチャレンジしたほうが結果的にうまくいく可能性が高まります。
まとめると
☑ 緊張はわりとみんなする
☑ 緊張して右手と右足が同時に出ても良い
☑ うまくいかなくても、もっかいやってみましょ
あおきも前はすごい緊張しいで、人前に出るのも恥ずかしかったですし、バカにされたくないって思ってたし、失敗したくないなって思ってました。
それこそ心理学パワーで、まあいいややってみようと思って学会発表したりとか、話しかけにいったりしてたらいつの間にかなれてましたね。いまだに人の前に立つと、ドキドキするし、汗もかきますが、まあいいやと思えています。
たぶんあおきの交感神経のセンサーがぶっこわれてるんでしょう。その昔、土屋垣内さんの実験の手伝いした時に、皮膚電が高すぎて、測定不能だったこともありましたねえ。
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