パンデミック時に不安を感じるのはおかしなこと?【論文紹介】
パンデミック時には、社会の色々な変化が起こります。
未知なるウイルス、収入はどうなるんだろう、家族や友人と会うことができない、ロックダウン、いつまでこの状況が続くのだろうという不安は尽きません。
そういった不安を感じていたのは自分だけなのでしょうか?
今日は「COVID-19パンデミック時に不安を感じていた人はどれくらいいたのだろうか?」という論文をご紹介します。
こちらの論文ではメタ分析という方法を使って、複数の論文の結果をまとめることで、1つの研究結果から結論付けるよりも、しっかりとしたデータに基づいた情報を示しています。
3,570編の論文から該当する29編の論文の情報に基づいて分析が行われました。アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、オセアニアなどさまざまな国と地域で実施された研究で、240万人以上の方のデータを基に分析されました。
その結果、「COVID-19のパンデミック時に不安を感じていた人の数は、35.21%であり、パンデミック前よりも高い水準にある」ことがわかりました。
またこの結果には所得水準の影響がなく、各地域で似たような結果が得られていました。
以上の結果から、パンデミック時に不安に感じることは決しておかしなことではなく、だれにでも起こりうることということがわかると思います。
一方、パンデミックが落ち着いた後でも、不安が残り続ける場合は、なんらかの対処方法を考えてみることも必要かもしれません。
それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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