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メンタルヘルスの知識はみにつくのか?

突然ですが、メンタルヘルスについての一般的知識についてのクイズです。みなさん、自信をもって答えられますか???

□ 夜更かしと睡眠不足は、メンタルヘルスの発症に影響を及ぼし、悪化させる?

□ 精神疾患のある人は、頭痛、腹痛、吐き気などの身体症状しか見られない場合がある?

□ 気分が落ち込んでいるときに、興味や喜びの低下がともなう場合、それはうつ病である可能性がある?

□ 幻聴や妄想は、話すことで治療できる?

□ 自殺未遂につながる可能性があるため、死にたい気持ちについて尋ねることは避けたほうがよい?

メンタルヘルス・リテラシー

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このような知識のことを、メンタルヘルス・リテラシー(MHL)といいます。MHLは、

精神疾患の発症を未然に防ぐために、発症しているかを理解し、助けを求めたり治療につながったり、セルフケアをしたり、他者を支援するためのスキル

のことを言います。精神疾患への誤解や偏見があると、適切なケアが受けられなかったり、専門機関につながるのが遅れてしまいます。特に思春期の精神疾患を未然に防ぐために、メンタルヘルス促進活動を学校で実施することを推奨されています。

この研究ではメンタルヘルスの知識に関連する教育ビデオを見た教員とそうではない教員の間で、メンタルヘルスの知識やうつを持つ学生への支援に積極的になれるか?メンタルヘルスへの偏見は減るのか?を調べました。

メンタルヘルス・リテラシー教育の内容

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精神障害の疫学、子どもと青年の一般的な精神的問題、精神疾患の症状(うつ病、パニック症、統合失調症、摂食障害、アルコール使用など)の一般的な説明と例に関する情報が提供されました。

加えて、助けを求めることの重要性と必要性​​、助けを得ようとする学生に対応する手段、そして学校と医療機関をつなぐ手段について説明されました。

以下のサイトに同じようなメンタルヘルスリテラシーについての動画があります。

研究の結果

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ビデオを見た先生は、ビデオを見ていない先生よりも

メンタルヘルスの知識が増えており、精神疾患を正確に理解できるようになっていました。そして、うつ病を持つ学生への支援を積極的にしようという気持ちになっていました。

ただし、メンタルヘルスに対する偏見や誤解は大きく変わっていなかったため、偏見や誤解を解く方法については今後考えていく必要があります。

私たち医療従事者は、メンタルヘルスについての情報を積極的に発信していき、メンタルヘルスの知識を普及していけるように頑張りたいと思います。

あおきしゅんたろうのnoteでは、精神疾患や心理学についての知識が系統的に学べるようにマガジンにしております。

YouTubeチャンネル「ばっちこい心理学」でも、心理学とメンタルヘルスについての動画や依存症の誤解をとくための動画をあげております。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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