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依存から脱出するときはちょっとしたことから始めましょう

「自粛中になんにもやることないからお酒ばっかり飲んでるんだよな」「ちょっと酒量増えちゃったような気がする」「健康診断で肝機能引っかかったんだよな」

そんなときはブリーフインターベンションから始めましょう。これは問題飲酒と言われる、依存症とまではいかないけど、お酒を飲み過ぎてる人にちょっと減らしましょうというアプローチです。実際に飲酒量が減るっていうデータも出ています。

動画でみたい方はこちらからご覧ください。

(ちなみにこのサムネに出ている人はあおきではありません)

ブリーフインターベンションはこのまま飲み過ぎると体壊すよという方向けに、精神科ではなく、プライマリーケア、かかりつけ医でおこなうようにつくられています。具体的には、短期間で飲酒の習慣をちょっと変えてみましょう。というアプローチです。

例えば休肝日を増やしましょうとか飲酒量を記録しましょうとかが行われます。

ブリーフインターベンションは、SBIRTのなかでもでてきます。これなにかというと、スクリーニング、ブリーフインターベンション、リファー
トリートメント(screening、brief intervention、referral to treatment)
の略称です。

まず、スクリーニングでは飲酒量とか飲酒問題ありますかっていうチェックをします。そこで、うんちょっと飲み過ぎてるとなった場合はブリーフインターベンションをします。それでちょっとこのままだとまずいっていう時は、専門機関にリファー紹介して、本格的な治療トリートメントをします。

ですので、ブリーフインターベンションでOKな場合は、じゃあ次の健康診断の時まで気をつけてねっていう話になります。

飲酒量が増えてしまったりちょっと体にアルコールとか肝臓関係の問題がある人に、肝臓とかをお酒で壊さないためにしてくださいっていうもので
意外と短時間で効果があります。

アプリとかですね例えば減酒日記とかAlcoDroid というアプリがあるのですが、お酒の記録をとるときにはそういったものも一緒に使われたりします。このようなアプリを使ったり、休肝日を作るなどして、できるところからはじめてみませんか?

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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