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熱中は分散させた方がいいかも?という話【心理学】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

たまーの金曜日はちょっと1杯飲みに行こうかなと思って近くの酒場に行ったりします。

いつものルーティンだとサウナに必ず行くのですが、今日はあえてサウナには行っていません。動画を作ってたら、何か集中してしまって、時間がたっていました。

自分的には「あえてサウナに行かない」のはポイントだなと思っています。なぜか?

世の中からサウナがなくなっちゃったらどうするのかなって思うんです。これってサウナだけじゃなくて、色んなことに置き換えられます。

心理学的には依存の話で説明ができます。依存というのは、ある意味ストレスコーピングです。なんらかのストレスがかかったときにそれをするとストレスが落ち着くという類のものです。

ですが、お酒、タバコ、ギャンブルなどなど、1つのことに過剰に熱中すると依存という状態が起こります。

1つのことだけにめちゃくちゃ時間をかけたとして、それがなくなったどうしましょう?

社会的にあまりよろしくないと言われている物事以外でも言えます。それは人間関係の特定の誰かかもしれないし、あるいは趣味かもしれないです。あるいは仕事かもしれないし、何か色んなものあると思うんです。

これがなくなったらどうすんのかな?

そう思うと何かサウナ以外のこともした方がいいのかなっていうのは、個人的には思ったりするんです。

私の場合は、ちょっと飲みにでも行こうかなという選択肢もあるし、動画撮ろうかなみたいなのも選択肢に入ってきます。

わたしは仕事が生きがいだからいいかーとか、必ずしもそういう感じでもないのかもしれないです。

仕事に一極集中してしまった場合に、今現在AI台頭してきている人工知能さん(AI)によるシンギュラリティーが起こるということが結構色んなところで言われてきています。

(落合さんの動画がわかりやすい https://youtu.be/j2TbvmXN_Y4  )

自分の実感としても、動画編集の時間はかなり短縮されてきていて、文字起こしの精度はかなり上がっているし、ブログのサムネイル画像もStable diffusion先生が作ってくれるし、なんかわからないことはchatGPT先生がすぐに教えてくれるという世界線になってきていて、私の作業時間は大幅に短縮されています。

この間、そのおかげでふっと2時間ほど時間ができたのですが、「あれ?思ってるほどシンギュラリティが生活を変えるのは早そうだぞ」と思いました。だって、今現在の時点で私の時間を2時間も作ってくれるのですから。

文章を考えて、文字にする時間は大幅短縮されているし、どんな言葉を使うかも教えてくれる、この世界線だと、ああ時間ってつくられるんだなあと思った反面、やることをたくさん用意しないと暇になりそうだぞと本気で思いました。

もしかしたら今までしてた仕事ってしなくて良くなるかもしれません。仕事がなくてもお金もらえますよってことになるかもしれません。

そうすると今まで仕事に充ててきた時間がぽっかり穴が空いたみたいなことになるかもしれません。

メンタル的にも心の中で他のことをする必要性みたいなのが出てきたりするんですが、その時にやることがないと、ネガティブ側の思考が出てきます。

何もしない時間みたいなのが増えると(もちろん忙しすぎても良くない)、マインドワンダリングっていう何もしない脳の状態ができて、色々なさまよいが起こりますし、ネガティブな方に偏ってしまう場合もあります。

そういうことがあるので、できる限り、やることを増やしておく。1つに集中しない。自分であれば何かサウナはなくても大丈夫みたいな色々なものを見つけておく必要性があるなあと思ったところです。

っていうところもあるので、あえてサウナに行かずに動画編集に熱中して、集中して、良い動画ができたぞーという達成感の中で一杯飲みに行って楽しむということをしてみました。

まあすぐすぐにどうかこうかってわけではないとは思うんですけど、実際にそういう事態になったときの準備をしつつ、何か心構えだけでも持っておくといいのかなと思いますね。

楽しい世界になるということだと思います、そういう世界をめいいっぱい楽しめたらいいなと思いますー。

それでは最後までお付き合いいただいてありがとうございました!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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