見出し画像

優れたポルノは優れた小説に似たり / 20240518sat(400字)


昨晩は眠れず朝までポルノハブを見た。
頭に「ヒット作を作れば金になる」卑しさが。
ケータイを横にするじぶんが虚しい。
みなヤラセだ。カメラの目がある限り。
前とおなじ落胆になって朝になる。

最後にまた、いかがわしいあの動画に辿りつく。
女の自慰。
立った下半身が映る。
股にじぶんの指を出し入れする。八分間それだけだ。
しかし見ていると、奇妙な真実味が迫ってくる。穴から無性に性慾を掻きだしたい。女の動きに焦りが窺える。抗えない性欲に足掻いているようだ。穴に指をぺたぺた押し付けては出し入れをする。まるで地団駄を踏む少女のように。ラスト潮は吹いたか? 忘れた。

ある作家の言葉に衝撃を受けた。
小説に真実が書かれているってだれが言ったんだ?
脳を金属バットでフルスイングされた衝撃だった。

創作はボテの世界だ。迫真性だ。
リアリズムか軽妙かの問題でもない。

短歌

痺れるわ
うっとりするわ
あの演技
舞台上では
カレー食べたい

唐沢寿明の言葉

この記事が参加している募集

#今日の短歌

39,363件

よろしければサポートおねがいします サポーターにはnoteにて還元をいたします