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レモン味のキャンディをにぎりしめて。

私の苦手なもの。
人々の声で溢れかえる空間。
今日はその苦手な空間に引っ張りこまれました。
(本当はまっすぐ家に帰ってコインランドリー回すはずだったのに。。)

今からそのレポをしたいと思います。

知り合いから急にLINEが来て、一通り話を聞いたら「じゃ、この日何時にここね!」と言われて行く羽目に。
何回か遠回しに断ったものの全くの無意味な行動に終わりました。そうこうしているうちに今日が来てしまったという訳です。

ドキドキしながら後をついて行くと、何やら紫色の光が。
はい、普通にクラブ内でやってるクラブイベントでした。入口の扉…それすなわち悪夢への扉…(クラブ好きな方ごめんなさい。あくまでも私にとっての悪夢です。ごめんなさい。)

開けた瞬間、人の声で溢れかえっていました。視界に入るのも、私の鼓膜を震わせるのも、人、人、人。
もうパニックです。涙目になりました。

で、「俺をこのイベントに呼んでくれた○○さん!!」と紹介された人。
○○さんは延々と目の前で何やら熱く語っている。
人生について。仕事について。選択について。
「俺もこの人に仕事紹介してもらって!今その仕事してるねん!」と得意げに語る知り合い。

おかしいよ、そんなの。
仕事くらい自分で選ぼうよ。

と思いましたがとりあえず一通り話を聞きました。

で、結果ですが、

仕事の価値観が全く違った。

その人たちは仕事を「仕事内容に興味があるかではない。仕事の内容なんてどうでもいい。大切なのはプライベートの時間をどう使うかだ。努力は正しい選択をした上でなければ報われない」という。

でも実際には一日の大半を占めるのが仕事であるわけだし、私はその人たちとは違ってプライベートではなく仕事にワクワクをみつけたい。たとえ低賃金でも、○○さんに月収を鼻で笑われても、この人達にとって私の仕事は「報われない努力」だと言われても。

私はその「報われない努力」とやらを必死にやって、そこそこ報われればそれでいい。

(なぜ初対面の○○さんに私の月収を鼻で笑われるのか。世界を知るとか言う前にマナーと常識を知れ。)

目の前で何かを必死に語る○○さんをぼーっと見つめてたら、今の会社で一緒に働く人達の顔が浮かんだ。

「今、私の前に座ってるこの人はだれだろう。何を言ってるんだろう。多分なんかお金の自慢してるな。」くらいにしか思えなかった。1時間も話してくれてたのにごめんなさい。

でも別に私は変わりたいとは思わない。
家と仕事の往復でも、幸せは沢山ある。
大きな河・マックのカフェラテ・美味しく作れた料理・みんなで達成した仕事。
その幸せを見いだせないあなたたちが少しだけ可哀想だ、とおもった。

帰り道。ポケットからレモン味のキャンディが出てきた。
大好きな先輩からもらったキャンディ。
先輩に会いたい。一緒に仕事をしたい。


もう、あそこには行かない。


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