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書くことがないときに僕の書くこと

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読むこと、書くこと、教えること、生きることについて
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#読むこと

20240111 樋口一葉を読む

最近、樋口一葉を読んでいる。「たけくらべ」と「にごりえ」は、大学生の頃にも一度読み、その…

朝霧
3か月前
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20240103 フランスに憧れる

正月休みの最終日、フランス映画『若草の萌えるころ』を見て、ファシズム・第二次世界大戦の記…

朝霧
3か月前
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20231228 月一で死を想う/文学方面は研究しないに限る

昨日は通院。結構前から、月に一度は通院をして薬をもらって服用しなければ数日かそこらで死ぬ…

朝霧
3か月前
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20231218 原稿が消えるということ

知り合いが、描いていた漫画の原稿のデータが消えたと投稿していた。データが消えるというのは…

朝霧
4か月前
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20230921 引き続きサルトル

目当てにしていた戯曲「出口なし」も「汚れた手」も読み、どちらも緊張感のある良い戯曲で満足…

朝霧
7か月前
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20230827 作家サルトルを読む

予告していたとおり? 大きな本棚を組み立てた。『オデュッセイア』を読んで以来、家具を組み…

朝霧
8か月前
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20230624 小説を使う?

三宅香帆、エッセイ集がおもしろかったので新作の『名場面でわかる 刺さる小説の技術』を読み、それほど得るところはなく、刺さるところなく読み終えたのだが、ところで帯にある「エントリーシート・ブログにも使える!」という煽りが、本当にわけがわからない……。今日は学校に卒業生たちがやってきていて、やってくる卒業生たちというのはたいてい勉強が好きな子たちで、私がよく交流をもっていた子たちなどはやはり人文学を専攻にするようなのが多く、話を聞いても大学院に行こうだとか教員になるだとか何も考え

20230526 大江健三郎を読み始める

先だって、大江健三郎が死んでから、きちんと読まねばなぁという気持ちを持ち続けて、ようやく…

朝霧
11か月前

20230525 『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』を読む

岡田麿里『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』を読んだ。高校生向けの…

朝霧
11か月前
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20230515 友達の嘘

職業柄、年甲斐もなく、特に関心がなくとも10代に流行の音楽が耳に入って気に入ったりすること…

朝霧
11か月前

20230507 『アメリ』を観る

連休(といっても私には土日の2連休だけなのだが)の最終日の夜、家で『アメリ』を観た。2000…

朝霧
11か月前
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20230506 さよならだけが人生だ

たまたま、「さよならだけが人生だという/誰が言ったか忘れたけれど」という歌を耳にした。グ…

朝霧
11か月前
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20230504 『それを読むたび思い出す』を読み思い出す

三宅香帆の『それを読むたび思い出す』を読んでいた。難しいところのない本、悪く言えば内容の…

朝霧
1年前
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20230505 留学生

留学生が来ていて、先日、自国を代表する作家を聞いた。ドイツから来た生徒はゲーテと答え、スペインから来た生徒はセルバンテスと答え、どちらも誰もが認める世界文学、大変な大物である。しかし、日本の高校生たちは、「日本を代表する作家」を聞かれたとき、誰の名を挙げるのだろうか。留学生は英訳された三島由紀夫の短編集を読み、日本文学といえば村上春樹と言っていたが……単純に気になるところだ。 ふと、留学生に留学の思い出に日本の文庫でも贈ろうかと思い立ち、色々と考えた結果、谷川俊太郎『二十億