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2021年10月27日 03:41
読了した勢いで感想を綴る。 この本は今、あなたがもし、社会的な、もしくは精神的、身体的な意味で、太陽のキラキラした光を浴びながら外を出歩くことが困難な人にはとても、とても、痛くて、苦しくて、とても心に負荷を与える物語になるかもしれない。 特に、読みはじめて、物語の流れの中に紛れる、自分と重なる不幸な、もしくは経験したことのある状況や精神状態を読むたびにその負荷は高まり、まるで暴露療法
2021年9月1日 21:29
たくさんの鈴虫やらコオロギやらが周辺で鳴いていて、その音は途切れることがなく、そして途切れる気配もない。鈴虫の割合が多く、時々コオロギがアレンジを入れてきている。うるさくもないし鬱陶しくもないので、静かな夜とは言えないけれど、心が凪いでいるので静かだ。もう9月。あっという間である。 8月は読んだようで読んでないな…という感覚がある。それは量の話で、なぜなら先月はウルフの『灯台へ』やドス