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エッセイ

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衝撃体験からしょうもないことまで、実際にあった身の周りの話を書いてます。
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記事一覧

プライドが歪めたフィナーレ(サッカー人生振り返り後編)

前回の続き。高校編であり、これが最終回です。 (※この記事に出てくる固有名詞は全て仮名で…

青砥シロ
1年前
60

プロになれるかもと儚い夢を見た(サッカー人生振り返り中編)

前回の続き。中学編の始まりです。 いざサッカー部へ 12歳になった僕は、地元横浜市立のカナ…

青砥シロ
1年前
57

タコヘッドと呼ばれた少年(サッカー人生振り返り前編)

前回の記事の通り、サッカー人生を振り返っていく。 ボールを追いかけた男の半生、読んでいっ…

青砥シロ
1年前
64

サッカーは少年を大人に、大人を紳士に

僕は文章に触れるのが好きだが、球に触れるのも好きである。 僕は6歳から18歳まで、サッカー…

青砥シロ
1年前
61

「ちなみに何で?」と言わないで

以前、こんな記事を書いた。 嫁からの「それはおじさん構文だよ」という言葉に怯えているとい…

青砥シロ
1年前
57

ありがたいこってす現象

嫁が辛いものを食べて、「からぁ〜!」と言った。 その後、もっと辛いものが出てくると、嫁は…

青砥シロ
2年前
59

謙虚たれ

先日、Kくんという就活生から依頼があり、リモートOB訪問なるものを受けた。 そのOB訪問で、Kくんに「どういう新入社員と一緒に働きたいですか?」と訊かれた。 僕は「良い質問ですね」とか偉そうなことを言って考える時間を稼ぎつつ、少し間を置いてからこう答えた。 「素直で真面目で謙虚な人がいいです。それで冗談も通じる人なら、なお良いですね」 素直、真面目、謙虚、冗談通じる……咄嗟に考えたにしては、4つも並べてしまうとは、求めること多すぎだろ。 と自分に対して心の中でツッコミ

ウケる仕組み

高校時代、友達に言われたことがある。 「あ、オモロいこと言おうと今何か考えてるでしょ」 …

青砥シロ
2年前
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根っこからいけ

数年前。ある先輩社員と、互いに妻帯同で、4人でご飯を食べに行ったときのこと。 先輩社員の…

青砥シロ
2年前
57

異国の地での療養と、ロバート秋山先生

ご無沙汰しております。 この2ヶ月弱、仕事で新しいプロジェクトに着手していた関係でバタバ…

青砥シロ
2年前
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ランニングするときに僕が考えること

村上春樹の本にこれと似たようなタイトルがあったような気がする。 世界のハルキ・ムラカミほ…

青砥シロ
2年前
80

大中小を考えましょう

僕は愛犬家である。 犬の表情や仕草を見ているだけで癒されるし、お気に入りの犬YouTuberの動…

青砥シロ
2年前
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おじさん構文の罠

今日のテーマは「おじさん構文」。 冒頭の一節は、僕なりに書いてみた「おじさん構文」である…

青砥シロ
2年前
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天皇杯アルバイトで脳がやられた話

学生時代に、サッカーの天皇杯のアルバイトをしたことがある。 仕事内容は、元日の天皇杯決勝戦、国立競技場の入場ゲートで、来場客にチラシを配るだけ。 それはもう、カンタンなお仕事である。 1月1日の朝から夕方までの時間を捧げる必要はあるが、バイト代として1万円貰えるし、試合の後半はスタジアムの中で生観戦できるし、サッカー好きな学生には嬉しいバイトだ。 元旦だけの単発アルバイトなので、朝集合して仕事内容を言い渡されて、それを実行するのみ。 バイトスタッフとしてやらないとい