毎日瞑想できない、なまけ者はさとれるか
毎日瞑想できない、なまけ者はさとれるか
「なまけ者のさとり方」という本がある。
「さとる」とは、全てを受け入れ、愛することである。
それができれば、辛い修行などしなくても、自分自身にもっと素直になり、あなたの中の「さとり」が実現するだろう。と、著者は言う。
わたしは生徒さんに、「毎日必ず続けてください」「最低20分は坐ってください」「雑念を消してください」とは決して言わない。びっくりするほど甘い。
なぜなら、一度深く瞑想に入ったことがある人は、いつどんな時でもその瞬間に戻ることができるからだ。
その瞬間は「一瞬でもあり永遠にも感じる」。
一度それを味わった人には理解してもらえるだろう。
その瞬間をいかに日常の中に見出せるかが、瞑想をすることで得られる一番の恩恵ではないだろうか。
日常の中に"瞑想的瞬間"を見つけるコツ
日常生活に瞑想的瞬間を見つけるコツは、至ってシンプルだ。
"美しい瞬間"に全身全霊を向けるのだ。
・空が美しい時
・風が気持ちいい時
・子供が楽しそうに遊んでいる時
・美味しいものを食べている時
・お風呂に入る瞬間
・・・などなど、なんでも良いのだ。
「あ、これ瞑想的瞬間だ」と心でつぶやいてほしい。
そしたら、しばらくの間その瞬間に全身全霊を向けて、感じてほしい。
これができれば、今日の瞑想はOK。
「よくできました。今日もマインドフルに生きました。」
と、自分に○をあげる。
あとは、その瞬間を日々どんどん増やしていけばいい。
そこら中にある豊かさに気づくはず。日常が愛と感謝に満たされていく。
じぶんらしい「悟り」を実現させよう
なまけ者と言っても、本当になまけようと言っているわけではない。
じぶんのペースでじぶんを愛し、じぶんなりの幸せを感じとれる人になろうということ。
現代人は十分すぎるほど日々頑張っている。
だからこそ、時に前進する足を止めて、じぶんの心を感じる時間が必要なのだ。
そのためには、まずは日常の中に「瞑想的瞬間」を見つけてみよう。
Kana
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