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「新しいこと」への自信の無さ。まずは自分を正当に評価しよう

前回のA子さんとB子さんの話で、もう少し書きたいことがあります。


A子さんの話


A子さんは、現在56歳。
25歳で結婚して以来、ご主人の家業をずっと手伝って来ました。

ご主人の父(A子さんの義父)は既に他界しています。
ご主人は、母(A子さんの義母)と仲が悪い。
A子さんと義母は、関係がよい。
義母は昨年転んで、現在入院中です。
春頃には自宅に戻る予定だそうです。

不自由な体でも暮らせるようにと、家の準備などについて、
義母は息子である夫にではなく、
A子さんに「お願いね」というそうです。

どこかで聞いた話。。

B子さんの話


少し前に相談を受けたB子さんも、56歳です。
20代で結婚し、義理の両親と「2世帯住宅」に住んでいます。

ご主人と義理の両親は、仲が悪い。
B子さんと義理の両親の関係は良好で、
B子さんは、義理の両親から何かと頼られている。


お二人の悩み


A子さんもB子さんも、良い関係を築いてきたが故に、
義理の両親から頼りにされています。

夫は実の親にもかかわらず、関係が悪く何もしない。
夫の兄弟もいるのに、何もしない。

高齢の義父母は、日常生活がおぼつかなくなってきている。
このまま、自分が義理の両親の介護をすることになるのか。

お二人の「希望」は、こうです。

家に大きな不満があるけれど、夫は取り合ってくれない。
こんなに家族に尽くしてきたのに、
私の「こうしたい」には耳を貸さない。

この歳まで、子育ても仕事も頑張ってきた。
夫と義理の両親の間も、取り持ってきた。
いつも自分のことは後回しだった。

もう、一人でも、自分の思うような家に住みたい


人生のリスタートに、この10年は大事


「ひと段落したら。」
そう思うかもしれませんね。
それは、5年後?10年後?

片付けや引っ越しはもちろん、
マインドや生活スタイルの「転換」には、気力体力が必要です。

「今までできなかった暮らし」を作り上げるまでには、
対応力も必要です。

親のこともありますが、
自分だってすでに、骨や筋肉は年々減少しています。
「誰かのため」が終わったら、今度は自分が介護状態、、
なんてことも、他人ごとではありません。

「暮らし方」の準備や、心と身体のケア「これから」に備える
10年後から間に合いますか?

A子さんは言います。

今まであきらめていたことも、
そんなことないんじゃないか。

昨年くらいからそう思うようになった。」と。

そう、50代はまだ気力体力があり、
これからを楽しむ時間も残されています
今が、チャンスのときです。


誰だって自信がない


A子さんやB子さんのようには、なかなかできませんよね。
仕事も含めての頑張りや能力、人との関係構築力、、
丸めて言えば、「人間力」がすごいんだと思います。

「できる女」は頼られる(笑)
出来過ぎなんですよね。。
そして、夫はそれに甘えています。

しかし、本人はそう思っていません。

今まで30年も夫婦だったり、同じ仕事だったりを続けていると、

「ここ」だからやって来れたんじゃないか。
他では、やっていけないんじゃないか。

そう思うものです。

また、嫁や妻といった「役割」を優先して生きてきた人は、
「自我=アイデンティティ」を押し殺してきました
自分で自分を、否定して来たのです。

どうしても、自己肯定感が低くなってしまっています。

「自信の無さ」につながり、人に「いい顔」をしてしまいます。
そして余計に「頼まれやすい」人になる。

このまま義父母の介護を背負わされても、
「NO」と言えないかもしれませんね。

「もう、一人でも好きなようにしたい」。

この道へのハードルは、実は「自信の無さ」といった、
自分の「内」にあるのかもしれません。

まずは自分で自分を、正当に評価しましょう。

今まで納得いかない、理不尽なことはたくさんあったでしょう。
超えてきたことこそが、あなたの「対応力」を表しています。
それは、生きる力です。


やってみる「経験」が、「自信」を与える


人生はあと、おそらく30年くらいあります。
いえ、明日がんで余命宣告をされる可能性だってあります。

自分の意思で、自分の判断で、生きられる。
その晴れやかな気持ちを、味わってみたくありませんか?

「もう、好きなようにしたい」
これは、長年頑張り続けてきた、あなたの「心の叫び」です。

そろそろ、自分を解放してあげましょう。

「損得」や上手くいくいかないの「結果」ではなく
「一歩踏み出すこと」そのものが、あなたを解放します。

その経験が、あなたに自信を取り戻させます
あなたは、もっともっと自信をもつべき人ですから。

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