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歳を重ねることは自由になること

歳をとるって、あまり良いイメージがありませんよね?
でも実際はこんなに良いことがある!
という話を書いてみたいと思います。


「若い」って何が良いんだろう


「若いっていいなあ」と思う時、何歳をイメージしていますか?
10代?
20代?
30代?

そして「いいなあ」と思うのは「何に対して」でしょう?
体力? 将来への可能性? はつらつとした感じ?

若い人の「楽しそうな様子」
たしかに、何だか華やかですよね。
同じようにはしゃいでいても、おばさんだと「イタイ」(笑)
20代でも50代でも、本人は同じように楽しいのに。

つまり、「見た目」の話ではないの?
この「見た目」は、たしかに若い方が良いですよね(笑)

「おじさんやおばさんがはしゃぐとイタイ」
これも一つのバイアスですよね。
おじさんやおばさんがはしゃいだって、良いじゃないですか。
見た目なんか気にしないで、大いにはしゃぎましょう。

次に、あなたは今まででいつ頃が一番楽しかったですか?
やはり若かった頃ですか?

私は今が一番楽しいです。
自分で自分の楽しみを作り
生活や気持ちをコントロールできるようになった。
これは「年の候」で、生きるスキルが高まったから。
若い時にはできませんでした。


一人で行動できる


20代前半の頃、一人で2泊3日の国内旅行をしたことがありました。

その頃、建築のデザイナーになりたかった私。こちらに書きました。

関西にある建築家の作品をまとめて見たいと出かけたのです。
その時の旅は、全然楽しくありませんでした。
淋しくて、途中で帰ろうかと思ったくらいでした。

「私は一人で旅行が出来ない人なんだ」
敗北感に似た気持ちで帰って来たのを、今でもよく覚えています。

時代も「おひとり様」が一般的でなかったこともありますが。
一人で食事をするのも、今思えば何を気にしていたのか
気おくれしていました。

それが今や、一人で居酒屋に入るのも平気(笑)
一人で美味しく食べられる量やメニューのお店かは気にしますけどね(笑)

これが「年の候」なら、良いですよね!


生活をコントロールできる


若い時は「完璧にしたい」という気持ちが強かったです。
旅行も、出掛ける前は家を片付け、仕事も心置きない状態に。
旅支度もぬかりなく、と。
一つでも欠けると、とても気に掛かっていました。
旅先でも、予定通りに行かないととても残念な気持ちになっていました。

最近の私は。。

旅行前に仕事を片付けるのが困難で、
PCを持ち込んでホテルで仕事をしています。
以前なら「せっかく旅行に来たのに」とどんよりしたと思います。

最近は
「しゃーない」(笑)。
むしろ、あちこちで仕事ができるから
誰かに休みの申請なんかしなくても良い。
恵まれてる!と思うようになりました。

〇時から〇時に仕事をやって、
「それまで」とか「そのあと」の予定を組み立てる
あとは気にしない
タイマーを掛け、タイマーが鳴ったら仕事をする(笑)


人と付き合える


元々あまり人付き合いの上手い方ではありません。
以前は、あまり親しくない人たちとの行動は苦手でした。

今は「普通にいられる」ようになりました。
無理に気を使ったり、話題を考える必要はないとわかったのです。
そこにいて、何となく話を聞いたり、気になれば聞いたり、、
「それでいい」と思えば、誰かと一緒にいるのは苦ではない
そう思うようになったのも、「年の候」かなと思うのです。


気持ちをコントロールできる


私は数日前に石垣島から帰り、普段の生活に戻っています。

いつもは人と行動すると、楽しくてもやっぱり疲れて
そのあとホッとするのですが。
今回はご一緒した人たちと別れてから、ちょっと淋しかったんですよね。

そして、「一人で夜走る」生活に戻っています。
結構ギャップがあります

でも、これはこれ。
仕事も次々とやることがあります。
こうした「淋しさ」への免疫もつきました。
生活の振れ幅を意識的に広げて、そのたびに適応していく
これも積み重ねだなと感じます。


「生きるスキル」で自らを自由にする


歳を取ると図々しくなる、とよく言いますよね。
逆に言えば、若い時って自意識過剰なのではないでしょうか?
「人からどう思われているか」がとても気になっていた気がします。
今は「人は私のことをそんなに気にしていない」と知っています。

歳を取るって「自由になる」ということかもしれませんね。
自由を阻害するものって、なにか外側の、社会や制度や常識や人。。
しかし、「自分で自分を不自由にしている」ことは、ありますよね。

人からどう見られているかを気にする。
「こうあるべき」を自らに課している。
思考の「癖」をまとっている。

これらを取り払っていくこと。

歳を取るとは、
「年の候」で高めた「生きるスキル」で、
「自らを自由にできる」ということではないでしょうか。

ただ、品のない行動は慎みたいと思います。
それはまた別問題(笑)

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