プラスチックごみの行方

バイオプラスチックのことをいろいろ調べていたら、そもそも自分が日々出しているプラスチックのごみは、その後どうなってるんだろう?と思った。
エコやらサスティナブルやら言う前に、己の出したごみについてしっかり考えることが抜けているなんて、いかにもミーハーな自分らしいなぁと反省しながら。


私の住んでいる市でリサイクルされるプラスチックごみは「容器・包装」に使用されているプラスチックのみ。
例えばコンビニでアイスを買ったときにもらうスプーン。
スプーンが入っている透明の袋はリサイクル対象で、スプーン本体は燃えるごみの対象。
なぜ「容器・包装」のみかというと、家庭ごみの約6割が容器・包装によるごみらしく、それを何とかしようとできた法律が「容器包装リサイクル法(容リ法)」なんだって。


※ちなみに…
容器包装リサイクル法(容リ法)について調べてたとき、ゼロ・ウェイストタウンとして有名な上勝町のHPがすごくすごくわかりやすかったので参考までに↓
http://www.kamikatsu.jp/zerowaste/michi2.html


容器・包装に使用されたプラスチックごみは、市に回収された後、汚れているものや対象外のものが手選別されて、圧縮・梱包される。
その後、再商品事業者に運ばれて、ゴミ箱とか、傘立てとか、猫除けのとげとげとか、新しいプラスチック製品に生まれ変わるらしい。


・・・
ちょっと待って?
ってことは、私たちが使って洗って乾かして分別して、手作業で一生懸命選別されて、そうやってリサイクルされた容器たちは、結局燃えるゴミでしか出せないプラスチック製品になり私たちのもとに帰ってくるのか…。
新しく生まれ変わるにも水やらエネルギーやらをたくさん利用しているし、最終燃やされてCO2を出して空に上がっていく…。
リサイクルって果たしてリサイクルなのか…。うーん。。。


再利用って、エコな響きだし、悪いことではない感じがするけど、プラスチックの最後の行方はやっぱりCO2となって空に上がるか、海に流れて行ってしまうか、はたまた土に埋められるかなんだなって思ったら、やっぱりできるだけ排出したくない。
プラスチックフリーな生活がなぜ必要なのか、少しだけわかった気がする。


まずはプラごみをできるだけ出さない選択をしよう。
・ペットボトル飲料は買わない。
・簡単に100均で買い物しない(楽しいので子どものおもちゃとかつい買っちゃう…)
ちょっとレベルアップして、
・豆腐は容器をもって豆腐屋さんで買う
とかも日常がちょっと広がって楽しそう。

どこまでできるかわからないけど、自分が「清々しい!!!」って思える毎日を選択していこう。