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連続2週間以上の海外滞在は初めて。

あっという間で、オーストラリアに来てから2週間が経過しました。
これまでにも何度か海外に行ったことはありますが、長くとも15日間ぐらいがこれまでの最長記録でした。
今回の約1か月の滞在は自分にとって新たなステージといえます。

日本便利すぎやな…。

2週間滞在して、「日本って便利な国なんだな」という当たり前の事実の再確認する機会が何度もありました。
例えば、お酒。僕はお酒が好きです。ふと飲みたくなる夜もあるというもの。
日本であれば(都内を想定してます)、少し歩けばコンビニや夜中でもやっているドラッグストアで安く買うことができるし、飲み屋も遅くまでやっている。

今滞在しているオーストラリアでは、クラフトビールが沢山あるにも関わらず帰る場所はかなり限定されています。スーパーやリキュールショップだけ。(ほかにもあるかもですが、2週間では把握できてません)
それも現在の滞在先の徒歩圏にはありません。
夜中にお酒飲みたいと思っても、飲めない…。

またそれに関連して、お店の閉店時間の早さ。街中の電気屋は17時半、一部飲食店は19時前には閉店してしまいます。
遅くまで大学にいて、何かちょっと食べて帰りたいと思っても選択肢が非常に限られている感じがします。
うーん、店員さんのワークライフバランスと自分の生活の利便性はトレードオフ…。

町を通過するだけの旅と違って、住んでいるからこそ気づいて気になってしまう点ですね。

早寝の習慣

日本にいる間だと、「まだ1か月始まったばかりだし」「まだM2だし」と明確な締め切りがない時は、「今日は疲れたから」とズルズル・ダルダルしてしまいがち。
でもオーストラリアでは、着いた日から明確に終わりを意識しています。
到着日にも「1か月しかいない」、今日も「後3週間しかいない。平日は15日しかない」という意識がぬぐえません。
そこで始めたのが、日中の時間を最大限有効に活用するための早寝習慣です。日本では大体24時から25時に寝て7時半ごろ起きて、日中に眠気に襲われる生活をしていました。
でも、限られた時間を「眠い」とか言って無駄にはしたくないということで23時から24時には寝りにつく生活を始めました。


ポケモンスリープいいですね。

効果はてきめんで、日中眠くなることはあっても起きていられないということはほとんどありません。
早寝習慣は日本に帰ってからも続けたいですね。

その早寝習慣を続けられているのは、「帰国日」という明確な終わりがあるからだけでなく、夜にやりたいことがないからというのも理由になっていると思います。
アマプラなどのサブスクは海外だと使えないし、積読本もおいてないし、ゲームとかもない。夜はご飯を食べてシャワーを浴びて、少し作業をしたり、noteを書くだけであっという間に22時になる。

でも日本の自室であれば動画のサブスク、読んでいない積読本、お酒、ゲーム。いろいろな誘惑があり、眠くても我慢して時間を浪費してしまう…。

2週間を振り返って

正直言葉の壁は分厚く、現地での生活において完全に馴染んだとは言えません。ほかの現地民(オーストラリア人や、定住している外国人)からすれば僕は通過していくだけの旅人に見えるかもしれません。
それでも自分にとっては、修士2年の12か月のうち1か月をオーストラリアで生活したことは間違いのない事実です。

今回の滞在は日本の生活の良さ(利便性の高さ)、オーストラリアの生活の良さ(早寝)をそれぞれ痛感しています。
これは通り過ぎるだけの旅ではなく、根を生やした生活をしたからこそ気づけたことだと思います。

日本の利便性が恋しいし、社会になじみ切れていない(と思っているからこその)そこはかとない疎外感は、弱りつつあるメンタルをゴッソリ削っていくこともあります。
今日も大学の留学生たち交流会に参加して、緊張やら何やらで全然話せずに帰ってきたことで落ち込んでました 笑。

でも、6年前の2017年の夏休みに参加した「海外ビジネス武者修行プログラム」でベトナムに2週間滞在したときは、孤独耐性や異文化の受け入れ能力が低すぎたことで2日目に深刻なホームシックになっていたことを思い返せば大きな成長だと思ってます。

その時の経験、それからの経験(海外一人旅や大学院以降の一人暮らし)があったからこそ、寂しかったり文句は言ったりもするけどオーストラリアで2週間大学に通える自分になりました。

大局的に見れば前に進んでるということで、(断言できないけど)良しとしたい!
残る3週間の滞在期間中にも、落ち込むことや寂しくなることはあると思います。それでも、その時の苦しみはその時だけで次への養分になると信じて。

頂いたサポートは、南極の植物を研究するために進学する大学院の学費や生活費に使わせていただきます。