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【学研まんが】海のひみつ オススメ度:★★(1〜5)

みんなは、海に行ったこと、ある? マリンとカイのふた子のきょうだいはおじいちゃんの家で不思議な本に出あい、魔法をつかうウミネコといっしょに海のひみつを探る旅へ出ることに! 海が大好きになったふたりだけど、海は、いま重大な危機にあった! 美しい海を守るためにはどうすればいいの? この本で、あなたも海のひみつがわかるよ!


テーマ

漠然としています。

序盤で潮や船の話があり、
それ以降は海の環境保護の話が中心になります。

乱獲、温暖化、海洋ゴミ、津波など、
扱う範囲はかなり広め。


実用性

海の大切さや危機的状況について理解できますが、
実用的な情報は多くありません。

主人公たちは海の藻場を増やすための活動に
参加するようになりましたが、
もっと身近でできることの具体例を
挙げてほしかったです。

海洋ゴミ対策として、プラスチックを分別して
処分するのはもちろんのこと、
そもそも使わないようにする、
などがほのめかされる程度でした。


ストーリー

双子の兄妹が、海の近くに引っ越した祖父母の家で
海について学びます。

劇中の本「海のひみつ」から出てきたウミネコ(猫)が
海のひみつをひもとく旅に招待してくれる流れ。

祖父のガレージには船の模型や書物が
大量に保管されていましたが、
ほとんどがウミネコとの航海シーンです。

航海中は、嵐に襲われたり、
網で捕らえられたりとピンチが続きますが、
ウミネコがだいたい魔法でなんとかしてくれます。

主人公たちはただただ翻弄されていた印象。


ファンタジー

本から出てきた猫、ウミネコが案内役。

主人公たちと航海に出る中で、
船関係の魔法を駆使しています。

  • 模型の船を実物大にする

  • 船を他の人から見えなくする

  • 船を遠くに進める

  • 船の揺れを抑える

  • 離れた船から荷物を取り出す

  • 泡に包まれて深海に潜る

  • 特殊な光で深海を昼間のように明るくする

無敵に思えますが、ウミネコの魔法でも
コントロールできない状況がある、とも言っていました。

昔はヤンチャしてたんだぜ風に
「わたしも海賊だったころ~」と
発言していましたが、
その過去が明かされることはありませんでした。

スピンオフ期待。


一行知識

海の1マイルは 1,852 メートル、
陸の1マイルは 1,609 メートル。



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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。