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読書まとめ『なまけもの時間術』→ムダを減らして時間を作り、スキに没頭する

『なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』ひろゆき(西村博之)


一言でいうと

「ムダを減らして時間を作り、スキに没頭する」

図解で補足

スキに没頭すると、さらにムダを減らすことにつながり、よいサイクルができていく、と考えました。

概要

2ちゃんねる・ニコニコ動画の生みの親、ひろゆきさんが自らの時間術を語った本です。カーボ さんのレビューを見て興味を持ち、読んでみました。

私は世間でいうところの「まじめ」なスタイルで、ひろゆきさんの考え方とは真逆です。自分とは真逆の意見を知って、「なまけもの」スタイルも使いこなせるようにしようと考えました。

ひろゆきさんの考え方を全て取り入れるのは、自分にとっては逆にストレスになると思うので、以下3点に絞ってみました。


① 迷いを切り捨ててストレスを減らす

どうでもいいことで迷うのは時間のムダで、ストレスにもなります。判断軸を明確にしてしまうとよいです。例えば消耗品や洋服を買うときは、とりあえず一番安いものを買って、それでダメだったら少しずつ価格帯を上げてみると、ムダな出費を抑えやすくなります。

・著者は出来事から学ぶことはあっても、出来事を振り返ることはしないといいます。失敗した記憶を思い返すとストレスになる一方、成功した記憶には新しい発見がないため。過去を振り返るよりも新しいことに挑戦した方が、刺激や発見を得られます。

・小さなことは、保留にせずに即座に処理するべきです。読んだメールの返信を後回しにするのも、自分にストレスをかけることになります。文章が短くても、即レスなら誠意を示せます


② 自分がいなくても仕事が回るようにする

・著者が居住するフランスでは、一ヶ月のバカンスを取ることが当たり前(ヨーロッパはだいたいそんなイメージですね)。自分がバカンスを取ることを前提に仕事を進め、不在の間は仕事を他者に振ったり、止めたりしているそうです。

・あるチームにおいて、自分含めて人を「パーツ」としてとらえると、それぞれの強みと適した役割が見えるといいます。その方が、ムダなく、ハイパフォーマンスなチームが作れます。ネガティブな文脈で「社会の歯車」と言われたりしますが、人生の軸を会社以外に置きつつ、自分の歯車が活かせる会社・チームに身を投じたいですね。

・島国である日本では人の流動性が低く、コミュニティの中でうまくやる文化が発達しており、会社への帰属意識が強いと考察しています。一方、欧米は異なる言語・文化を持つ人々が絶えず流動しており、会社への帰属意識は低く、あくまで生活の糧を得る場として割り切っているようです。


③ 好きなことに没頭、その蓄積が強みになる

・自分が好きなことなら、他者よりも時間をかけたり苦労したりすることがストレスになりにくいものです。そうして作った深い経験から、視点を変えたり深掘りしたりすることで自分の強み・カラーを作ることができます。

・そのためには自由時間が必要ですが、やることがないヒマな時間は作ってはいけません。人間は、ヒマがあると不安に対する思考を巡らす生き物です。原始的な生存戦略としてはよいのですが、現代においてはありもしない不安を想像してストレスを生むことになります。

・常に何かをやりつづけ、集中することでストレスを遠ざけましょう。集中とストレスは共有できないので、好きなことに集中して取り組むことで、ストレスレベルをいったんゼロにすることができます。念仏を唱えたりやゴスペルを歌ったりして心を落ち着かせるのも、実は同じことかもしれません。



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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。