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履歴書だけでは足りない?! 複業で即戦力性をアピールする方法

こんにちは。株式会社Another works代表の大林です。複業したい個人と企業・自治体を繋ぐ総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しております!

今回のテーマは、「複業における自己PR」。

実は、転職と複業では、選考活動における自己アピールに違いがあります。転職での自己アピール=複業での自己アピールという等式は成り立ちません。これに気づかずに複業で自分をアピールし、企業側のメリットに上手く訴求できないと、採用されにくい傾向があります。

そこで今回は、複業における自己PRのポイントについてお話していきます!

転職と複業の違い

複業の自己PRを作成する前に、なぜ転職と複業の選考活動に違いがあるのか、企業側の目線に立ってみると分かりやすく理解ができます。

そもそも、転職と複業では企業の採用目的が根本的に異なります

転職(企業の場合はキャリア採用)の場合、一般的に企業は、採用後すぐに組織で活躍するといった即戦力性よりも将来性や育成における成長性を重視する傾向にあります。

もちろん、すぐに活躍するに越したことはありませんが、入社してまずは会社のミッション、ビジョン、バリューなどを理解し、しっかり組織や新環境に馴染んでもらい、受け入れの丁寧なオンボーディングを経てスタート地点に立つのが一般的な考え方です。中長期的な時間軸で活躍を期待することが企業側のキャリア採用の目的でしょう。

一方、複業採用の場合はいかがでしょうか?複業採用の場合は基本的には即戦力性を求められます

いますぐ自社に必要なスキルを持ち合わせているか、現在進行中のプロジェクトにすぐに入ってメンバーと業務を遂行してくれるか、という即戦力性です。スキルのレベル感と自社でも活躍する再現性のある汎用的なスキルを持ち合わせているかどうかを即戦力人材として判断します。(非金銭報酬の複業である場合はその限りではありませんので、こちらの記事もチェックしてみてください!)

複業で即戦力性をアピールする方法

ここまで聞いて、「私にはスキルがないから複業はできない」と不安に思った方もいらっしゃるでしょう。しかし、大丈夫です。後述する方法でスキルを洗い出し、アピールすることで、誰しもが即戦力として活躍できる可能性を十分に秘めています。意外と当たり前だと思っていたことが、他の企業にでは希少価値の高い魅力的なスキルであるケースは多くあるのです。

では、どうやって複業で即戦力性をアピールすればいいのでしょうか?

転職活動をした経験がある人は履歴書や職務経歴書を書いたことがあると思います。私のイメージですが、「履歴書」は職歴を抽象化したデータであり、「職務経歴書」は職歴を実績や活動内容をより具体化したデータです。転職活動ではこの二種類の書類があれば十分です。

しかし、複業活動で重要なことは職務経歴書の実績や活動内容を第三者目線で俯瞰的に見て、「スキル」として可視化すること、自分にスキルのハッシュタグをつけることが重要です。

例えば、マーケターの方であれば、職務経歴書上では「新規サービスのユーザー獲得におけるマーケティング職」と記載されている業務を、「#toCマーケ」「#webマーケティング」「#facebook広告」などのスキルに細分化していきます。他の職種も同様です。

このスキルのハッシュタグ化により、複業採用の担当者は、自社での活躍イメージが鮮明になっていきます。例えば、「依頼したい業務のこの場面と似たようなハッシュタグが付いているから、Aさんにお願いしよう」という発想です。

実はシンプルな「#」のつけ方

スキルにハッシュタグをつける方法は非常にシンプルです。いままで会社でやってきたこと、プロジェクト、具体的な実績、受賞歴など全て年表のような形で書き出してみましょう。

ポイントは「徹底的に具体化」することです。よくジャンル分けされるような業務だけでなく、使用したことがあるツール名、受け持っていた予算額、かかわったプロジェクト名、担当業界領域、業務手法なども具体化・細分化し、スキルのハッシュタグに落とし込むことが可能です。

行き詰まったときは、どんな業界・会社規模で、どんなサービスやプロジェクトを担当し、どのような成果を出し、その成果を出すために日常業務として何を具体的にやってきたか、どんなツールを主に活用したか、という切り口を自分に与えてみると筆が進むと思います。

ここまで、転職と複業の違いから、即戦力性をアピールするためのスキルのハッシュタグ化についてお話してきました。

今後も、複業を始めるために抑えておくべきポイントや複業成功のためのノウハウを発信していきます。是非チェックお願いします!


大林 尚朝 / NAOTOMO OBAYASHI
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