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【8/2オープン!】試行錯誤の店舗準備、その裏側をお届け!

こんにちは!そしてはじめまして。今回初めてnoteを書かせていただくアナザー・ジャパン チュウブチームの鈴木です。
今回はついに「売り場づくり」がテーマです。私たちの『限界突破!あたふた全力店舗準備』を少しでも伝えられたらと思います。
いよいよアナザー・ジャパン開業まであと1日。私たちのお店がオープンするなんて、とても言葉には言い表せないたくさんの思いがあります。
さて、はじめてのnote作成が、なんと店舗オープン前日公開の記事ということで何としても面白い記事、そして皆様に想いが届くような読みやすい記事を書かなければと思い、「note おすすめ文字数」と、Googleで調べるところから始まった鈴木であります!
Google様に頼ってもおすすめ文字数がさまざまで困っております。だって基準がないとどれだけでも書けてしまうくらい「初めての店舗準備」にはさまざまな波瀾万丈な物語があったからです。。。

※本人はこうおっしゃっていますが本当におすすめ文字数調べたのか?ってくらい長いnoteになっています。どうか鈴木の情熱を最後まで読破いただけますと幸いです。
by note担当 池田

少し前置きが長くなってしまいましたが、今回は店舗準備の”売り場づくり”にフォーカスしてお話していきます。売り場づくりは主にプロダクトチームが担当しました。カントウの「移動時間は作業時間」という名言を残すりりかさんが現場監督として中心に仕切ってくれています。鈴木もりりかさんと一緒に店舗内装を担当しています。

▶売り場づくりって難しい

売り場づくりって聞くと少しワクワクしますよね。
私もすごくワクワクして最初はなんだか文化祭気分でした。それと同時に商品並べたら終わりだよな〜なんて甘い気持ちを持っていました。
しかし、売り場づくりは想像の500倍奥深く、そして大変でした。
まず、18人全員で初めて店舗に入り作業する日が決まっていたので、それまでに売り場づくりについて多くの考えるべき課題や検討事項がたくさんありました。
まずぶち当たった壁、それは”陳列する商品すらよく知らない”。

キュウシュウが熱い想いを持って仕入れてくれた商品の全てを全く把握できていなかったので、まず商品一つひとつを調べ、商品名と写真を一致させる作業、そして一つひとつのサイズを把握するところから始まりました。いや〜地道だった!笑
そしてそれが終わったら次は「商品陳列」について考えました。商品をどこに、何を一緒に、どのように置くか、そしてコンセプトを体現するためにはどのように陳列すればよいか。

商品陳列の基礎的な知識として、
「見る→探す→買う」というお客さまが商品を購入するまでの流れを効果的につくり出すビジュアルマーチャンダイジング(VMD)という手法があります。
VP(ビジュアル・プレゼンテーション):ブランドのテーマや、お店全体の特報や品揃えを表現する場所
PP(ポイント・オブ・プレゼンテーション):店内のあちらこちらに設置して、お客さまの足を止める役割
IP(アイテム・プレゼンテーション):棚の中や、平台の上などお客さまが手に取る場所

このように棚は3つの要素で構成されていることを意識したり、一般的にお客様が最も見やすい場所であるゴールデンライン(135cm~75cm)を意識したり、陳列の一般知識をもとに、商品陳列を考えていきました。
キュウシュウチームとも会議を重ね、色んな方にさまざまなアドバイスをいただいた上で導線や、商品の陳列場所を決定していきました。

こちらはりりかさんが商品をどの什器に置くかを分かりやすくイラストで描いてくれたものです。
こんなにも忠実にイラストを書いてくるりりかさん本当に流石すぎます笑笑笑
仕事ができる上に芸が細かい。笑笑 (事細かに決めた商品陳列についての資料全部お見せしたぐらいです)
こんな感じで入念な準備をして、いざ店舗準備1日目を迎えました。

▶全てにおいて初心者だからこそ入念な準備が全体を救う

ほとんどの人が店舗に入るのが初めてだったので本当にワクワクしながら作業が始まりました。

まずやるべきこと、それは「検品作業」。
届いた商品が発注通りに送られてきているか、品質や性能、そして数に問題がないかを検査する作業です。各シマ・棚にそれぞれ3人ずつくらいに担当を振り分け、検品作業を行いました。
これまた、ほとんどのメンバーが商品をあまりわかっていない状態ではじめて検品作業をするわけで、本当にあたふた、ドタバタしていました笑。普通に考えたらこのお店の広さに対して18人以上が集まって作業すること自体レアですよね。笑 ですが、今後は企画展に伴い、お店を2日間という短い期間で切り替えていく必要があるので、今回こうして全員で検品作業や陳列作業ができたのはとても良い経験でした。

売場づくりの研修も受けました!

なんとか検品作業を全て終えた後は、いよいよ商品の陳列開始。
先ほどお見せしたりりかさんが作成してくださった資料をもとに全員で陳列をしていきました。
一旦陳列を終えた後、売り場を見てみると
あれ、なんか商品がスカスカに見える、、なんか違う、、
実際に陳列してみると、あんなに入念に考えた陳列もうまくいきませんでした。
あれだけ準備をしていたので、うまくいくだろうと思っていた私たちにとってかなり想定外で、陳列の難しさを身をもって感じました。

じゃあ、やっぱり実際に置かないとわからなかったのなら、先ほどお見せしたりりかさんの資料は無駄だったんじゃないかと思った方もいると思います。
普通の人にしてみればここまで事細かに考えるなんて時間の無駄に見えるかもしれません。ですが、この丁寧すぎる”完璧な準備”があったからこそ、全体がわからないなりにも効率を上げて作業することができました。予期していなかったことに対しても”下ごしらえ”を基に柔軟に対応することができました。
初心者だからこそ、初めてだからこそ、この入念な準備が私たちを救ったのです。りりか姉さんに感謝です。

▶「見せる」と「魅せる」を両立する難しさ

急遽、陳列方法を変更した結果、1日目の作業を終えた時点で、だいぶ売り場っぽくなったので、後少しで完成じゃん!と思いました。しかし、そううまくはいきません。
売り場は単に商品を並べればいいわけではなくて、商品の魅力や特徴を伝える場所です。
そして売り場には、商品の価値を全てお客さまに提示する”見せる”「陳列」と、お店全体のコンセプトを体現したり使用効果をビジュアルで最大限に表現したりする”魅せる"「演出」が存在します。

"見せる"「陳列」


特に「演出」に苦戦しました、、!
「キュウシュウという宴があなたを待ってる」というコンセプトのもと、お客さまに新しい発見と懐かしさを届けるためにはどうすればよいか、

「こんな商品あるんだ」「九州はこれが有名なんだ」「このお酒を飲んで家族でワイワイしたいなあ」「このおつまみがあれば宴がもっと盛り上がるだろうなあ」、、こんな風に体感し、さまざまな発見や感動を得られる機会が多いお店にするにはどうすればよいか。今まで買い物をするときにあまり意識していませんでしたが、いざ自分自身がお客さま目線で売り場をつくる立場になったとき、少しでも奥に商品があったりすると手に取るのをやめてしまったりと、お客様の目を引く仕掛け、そしてその興味を保ってもらいながら購入してもらうための仕掛けをつくる難しさを感じました。

どんなにいい商品があっても、気づいてもらえなければ買っていただけません。いかに陳列、演出が販売力に繋がるかをほんとうに実感しました。

”魅せる"「演出」
2時間以上かけて完成させた宴の総集編ブースさえも、さまざまなご指摘を受け、悟りを開きそうでした😇

このほかにも、外からの見え方だったり、照明が当たらなくて商品が見えにくかったり、POPの書き方・大きさに苦戦したり、、、。さまざまな問題がありました。
書き出したら止まりませんが、
色んなことが発見できる売り場を作るために、私たちは開業1日前もまだまだ改善を加えています。(本当にみんな毎日店舗を破壊する勢い。笑)

▶スペシャリストの存在

今回は店舗準備の「売り場づくり」にフォーカスしてお伝えしましたが、もちろんお店をオープンするにあたってやるべきことは山ほどありました。レジ周り、インスタ用写真撮影、接客練習、、、、、、。
以前noteでお伝えしましたが、私たちはエリアチームだけでなく、エリアを横断したファンクションチームがあります。
一人ひとりがファンクションチームで店舗オープンに向けて色んな仕事を担っています。
【プロダクト】
売り場演出をバリバリ仕切ってくれたりりかさん
店内コト商品や旅商品を開発しながら、キュウシュウを支えるあかねさん
さすがの素早さ&的確さで入店カウンターboccoを企画設置してくれたくまちゃん
クラファンを一から企画運営をしてくれたあおちゃん・京ちゃん
そしていつも素敵なデザインをしてくれる京ちゃん

【コミュニケーション】
ショップリーフレット作成や内覧会準備をしてくれた頼れるゆきほさん
内覧会やLINE準備をしてくれた明るさMAXさつきさん
就活との両立をしながらも素敵なHPを完成させてくれたうきょん
常に素敵な投稿でアナザー・ジャパンをInstagramで発信してくれている千葉ちゃん
Twitterでリアルタイムに投稿しながら、持ち前の明るさとトーク力でキュウシュウを引っ張るせいちゃん
マルシェを仕切ってくれるお姉さん的存在りりかさん

【オペレーション】
スマレジに特化し、スマレジが趣味特技になった、小國・佐々ペア
レジのマニュアルを何度も改善し整備してくれた、おちゃらけいくや氏
シフト管理をし、店長のようになんでも受け止めてくれる常に的確なれおんさん
想いをお客さまに届けられるよう接客に特化してさまざまななことを考えてくれたりなちゃん
いつも安定してキュウシュウを支えながら鋭い視点でオペレーションも支えてくれた比嘉ちゃん

かなり仕事を細分化しながらそれぞれが特化した仕事をしています。
こうしてみると、個々の個性・強みを活かしながらここまできたんだなと感じます。それぞれが何かの”スペシャリスト”として動きながらも、チームで連携しながら一丸となり全力を注いできました。

かなり細分化されているからこそ、伝達がうまくいかなかったり、タスクに追われ大変な時もありました。

考え、決め、実行するという仕事の中で、いかに相手のことを考えてどう行動すればいいのかだったり、何を優先することで仕事を円滑に進めることが出来るかを考える。仕事はつながっていると意識する大事さを本当に身に染みて感じています。報告連絡相談さえも最初は上手くできていなかったけど、今はそれぞれがこの数ヶ月で得た知識を活かしてまずは店舗オープンに向けて頑張っています。
全員が一つの方向に向かって切磋琢磨できる、そんな素敵な仲間に出会えたことが本当に嬉しいです。
(最近、よりメンバーの個性が光ってきたのでいつか一人ひとりの仕事を紹介した記事も書けたらな〜なんて思います)

▶開業に向けての想い

想像を超えるタスク量で、自分のやらなければならないことも多いのに、色んなタスクを頼まれたり頼んだり、、、。slackの通知の多さに目を背けたくなった時も、学業や就職との両立がしんどくなってキャパオーバーどころじゃなくなり涙が溢れたり。睡眠時間が1時間なんて当たり前って人もいた。終電ギリギリまで作業もした。
本当に一人ひとり色んな思いを抱えながら、がむしゃらに弱音もあまり吐かずここまで頑張ってきました。なんでそこまで頑張れるのか。
それは”私たちのお店”だから。
地元への愛情や魅力を体現できる場所。それがアナザー・ジャパン。

いよいよ店舗オープンですが、それはゴールではなくスタート。もちろん色んな方々に支えてもらいながらここまでくることができました。こんなにも素敵なスタート地点に立たせてもらったことに感謝をしながら私たちはいよいよお店をオープンします。
今後は数字の世界になるので今まで以上に困難なことや問題点がたくさん出てくるでしょう。
しかし、私たちは、多くの人に「新しい発見」と「懐かしさ」を届け、もう一つの日本を作るために、「日本=地域の集合体」となるように開業後も全力で駆け抜けていきます。
インスタやツイッターでは表面上の洗練された事実しか見えません。一見全てが順調に進んでいるように見えるかもしれませんが、実はそうでもないんです。今回は店舗準備にあたってどんな苦労、思いがあったのかそんな”裏側”も知ってほしいという思いでこの記事を書きました。
このnoteを見てくれた方、是非こんなお店あるんだってって身近な人に伝えてほしいです。そうやっていろんな人が繋いで私たちの想いがたくさん詰まったこのお店がどんどん広まってほしい。私たちの思いが多くの人に届きますように。そしていつか日本の明るい未来につながりますように。

とは言いつつ鈴木からメンバーへ、最後に一言言わせてください。みんな頑張りすぎちゃってます。熱い思いがありすぎて、どんどんキャパを更新しようとしてます。若いが故の悪いところが出てしまっています。ガッツで乗り切ろう精神。(人のこと言えない)
適度にみんな休んでね😝
頑張りすぎて最近みんなに貫禄が出てきてしまって、強みであるフレッシュ感がまるでないので、この写真のように楽しんで、良い学生らしさを出せるように頑張ろう、この写真のように!

どんな商品をお客さまに届けたいのか、どんな想いを届けたいのか、自分たちのお店に対する確かな想い、、そんな目に見えないこだわりや想いを可視化して、体感できるようにする。そういった見えない想いを明日から全力で伝えていきます。

地元や知らない地域を少しでも「好きになれる」きっかけが生まれる、そんなお店「アナザー・ジャパン」。さまざまな地方の方々が集まっているこの東京でまだまだ知られざる地域の面白さをぜひ感じてほしいです。
店舗でみなさまにお会いできることを楽しみにしております。
引き続き、応援よろしくお願いいたします。
以上、鈴木のこでした〜!書きすぎてごめんなさい!😂

今回のライター:Noko Suzuki(チュウブ)

#アナザージャパン #プロジェクト #学生経営 #地方創生 #オープン #開業 #売り場づくり #お店




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