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居場所

こんにちは、函館移住者の花です。
3ヶ月にわたるインターンシップも終わりを告げようとしています。

今日の記事で私の投稿もおしまいです。
毎度の投稿ごとに温かい言葉をかけてくださって、「直接は言っていないだけでみんな読んでるし、楽しんでくれているはずだよ」と励ましてくるみなさん、本当にありがとうございます。

終わりらしくするのも私らしくないので、
今日もいつも通りの日常をお裾分けしますね。


先日、古着屋さんのLOFT に居ると、おかあさんと3人のお子さんがやってきました。

お母さんに抱っこされた小さな小さな男の子。
つぶらな瞳でじーっと私を見つめて、顔をゆっくり傾けて、私の指に額をそっと寄せてくれました。

4歳のおねえちゃんと3歳のおとうと。
おねえちゃんが好きで好きでたまらないようです。

CALAMARI食堂のトシさんも、週末はLOFTの飲食スペースPOCUS でお料理を出しています。
料理人であり、子どもたちの大の人気者です。

トシさんを指さして、あの大きい人から隠れるの、と古着屋さんでかくれんぼが始まりました。

目が離せないぞとついて行くと、ネルシャツの中から小さな足が2つのぞいています。

トシさんが目の前まで来ました。
シャツの隙間に覗く瞳がいっそうきらきら輝きます。
発見をうまいこと焦らすトシさんに、おとうとくんも我慢できずにきゃっきゃと思わず声が漏れて、呆気なく捕まってしまいました。

次におとうとくんは、お姉ちゃんがいない!と私の手を握って一緒に捜索が始まりました。

実はおねえちゃんは私の後ろにこっそり隠れて、ずっと付いてきているなんて、とてもじゃないけど言えませんでした。

ついに現れたお姉ちゃんを見て、いた!と目を輝かすおとうとくんの様子を見て、幼少期のわたしの弟を思い出しました。
りょうさんと私もきっとあんな感じだったんだろうな。

お子さんが手を離れている間にゆっくりコートを選んでいるお母さん。
穏やかな午後です。

みんな誰かをたよりに生きています。

函館を去るのが日に日に寂しくなるならば、もう少しここに留まってみよう。


ここが好きだと心から感じて、わたしの居場所があると思えるなら、その気持ちが続く限りここに居ればいいのかもしれません。

何もない日に、ただあのひとに会いたいからと家を飛び出せる街です。

直感と感性の思うままに生きればいいと教えてくれる街です。

今日は最近お友達になった子が、沢山作ったからと水餃子を分けてくれました。

これからお姉さんと2人で食べるのが楽しみです。




⭐︎お店情報⭐︎
clothes & goods LOFT/
coffee & beer POCUS
営業時間:12:00-18:00(冬季)
定休日:火曜日/水曜日
住所: 函館市末広町4-11
HP: https://loft-hakodate.com/?page=4
instagram: @hakodate_loft.pocus

ライター情報はこちら!
https://note.com/another_hkdt/n/nab69fbc73ee5

SMALL TOWN HOSTEL Hakodate
私たちが情報を発信する函館旧市街(西部地区)の中心地で、ローカルの案内役を務める宿泊施設”スモールタウンホステル”のご予約はこちらから
https://bit.ly/3kR3Vwo

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