こんにちは、函館移住者の花です。 3ヶ月にわたるインターンシップも終わりを告げようとしています。 今日の記事で私の投稿もおしまいです。 毎度の投稿ごとに温かい言葉をかけてくださって、「直接は言っていないだけでみんな読んでるし、楽しんでくれているはずだよ」と励ましてくるみなさん、本当にありがとうございます。 終わりらしくするのも私らしくないので、 今日もいつも通りの日常をお裾分けしますね。 先日、古着屋さんのLOFT に居ると、おかあさんと3人のお子さんがやってきました。
こんばんは、「函館観光者」の佐伯です。 街ってどこにあるのだろうか。 「函館旧市街」あるいは「函館西部地区」と言ったときに、それは何を意味しているのか。この街の本質は何なのか。 最近はそんなことを延々と考えています。 答えは出ません。ただ単に本質主義という沼に溺れてしまっているだけかもしれません。 きっと、「この街」と一概に言っても、その定義は千差万別なのでしょう。街の在り方は、「〇〇にとっての」という形を取らざるを得ないのかもしれません。 望むらくは、「函館旧市街
こんにちは!「函館在住者」のたにです。 3か月、西部地区を回り、僕は最後の投稿になります。 以前までの話はこちらから 函館に在住しながらも全く西部地区に関わりがなかった3ヶ月前と比べて、 いまは関わった人もできて、少しは繋がりができてきたんじゃないかなと思います。 この3ヶ月、西部地区に関わってみて、率直に思ったことをつらつらと書いていきたいと思います。 僕は二年前、札幌から函館に引っ越してきました。 来る前の印象は、「なにもない街」。 それは先輩達から刷り込まれてきた
こんにちは、函館移住者の花です。 函館に越してきてから2ヶ月と半分。 一緒に住んでいるお姉さんと暮らすのもひと月を切りました。 明るくて、さっぱりはっきりしているけれど、温かくて優しくて、肝が据わっていて格好の良い憧れの女性。 一緒に日々を過ごす中で、日々の出来事を報告したくなったり、お互いのお休みが重なる日が嬉しかったり、一緒にドライブをして、景色を見ながら車でお弁当を食べたり、2人でサウナに挑戦したり、2人似てるね、と言われるのが嬉しかったり。 今では私の元気の源で
こんばんは。「函館観光者」の佐伯康太です。 こないだ重大なことに気づいてしまいました。なんと、このブログを書く機会も残すところ2回のみなのです。ということは、「暮らすような旅」の日々も終わりが近づいているのです。 暮らすように旅をする中で出会ってきた函館旧市街を、僕なりに言葉にしてきました。内向きの威光を秘める店だったり、店から街をたくらむ人だったり、人々が編み込まれる街だったり。それらは、きっと「観光」をしていたら気づけなかったことで、「暮らし」をしているからこそ気づけ
こんにちは!「函館在住者」のたにです。 二か月、西部地区を回り、少しづつこの街の、人の輝き、町の美しさ、一方静かなちょっぴりの寂しさを感じてきています。 以前までの話はこちらから 最近雨が降り始めました。 あんなに積もった雪が雨で溶け、夜になると寒さでまた凍ってしまっています。ふわふわな雪の絨毯は消え、カチカチの氷のリンクが広がります。 つるつると滑る坂道を下るほど怖いものはありません。 いっそのことわざと滑って坂を下ります。 まだまだ少年の心を忘れないでおこうと、そう自分
こんにちは、函館移住者の花です。 今日は私がアルバイトで働かせてもらっている、まちのバーKAMOME のお話をします。 KAMOMEは、ボイラー室を設計士の富樫さんが作り替えて2019年に誕生しました。 函館出身のお2人が始めたこのお店、道外に住む2人が函館に通って営業をしていましたが、11月から現地スタッフを雇って再スタートを切りました。 函館移住を控え、人との繋がりの場を求めていた私に、蒲生さんがスタッフ募集のお話をしてくださって、移住と同時に働きはじめました。
こんばんは、「函館観光者」の佐伯康太です。 先日、雪国の洗礼を食らいました。連日の寒波の影響で、水道管が凍り、水が止まったのです。思い返せば、西部地区で暮らし始めた日に「水落としはしっかりするように」と言われていました。水は止まらないでしょー、とナメてかかっていたのか、その忠告は頭からすっぽり抜けていたようです。つくづく、暢気というか楽観的というか。先月の末に水が止まったので、年越しは水無しでした。水がないと、生活がしんどい。そんな当たり前をかみしめながら迎えた2021年で
こんにちは!「函館在住者」のたにです。 二か月、西部地区を回り、少しづつこの街の、人の輝き、町の美しさ、一方静かなちょっぴりの寂しさを感じてきています。 以前までの話はこちらから この二か月、「旅するように暮らす」とは何なのかを、自分になりに解釈する事を目的に行動してきました。 しかし、実際には、街のお店の個性を眺めることしかできず、暮らしの中で旅をするとはなんなのか、全く分からずにいました。 しかし、tombolo の芋坂淳さんの話を聞いて、なるほど、と思ったことがあり
こんにちは、函館移住者の花です。 あけましておめでとうございます。 みなさんにとって前向きな一年になりますように。 さて、今日は1月6日。 同居しているお姉さんにとっては、お正月休み最終日です。 お姉さんと過ごすのもあとひと月。 なにか美味しいもの、一緒にたべたいな。 家を出ました。 時刻は朝10時過ぎ。 真っ青な冴えわたった空。 真っ直ぐ見下ろすお日さまの光を、下から雪が跳ね返します。 雪はいっそう白く透明で、空はどこまでも澄んでいます。 雪かきの音が遠くに
こんばんは、「函館観光者」の佐伯です。 そして、あけましておめでとうございます。2021年ですね、 函館旧市街へやってきて、ちょうど明日で1か月となります。 内向きの威光に身を寄せる観光にこだわり、この街で営むお店に足を運んできました。いやそれはむしろ、共鳴したお店に自然と引き寄せられているかのようでした。だからこそ、それぞれのお店で、常に自分の心の深奥が温められるのでした。お店を営む人たちと、ひとり旅をする自分に、通じ合う精神があるように思われることも、その感覚を強める
あけましておめでとうございます。「函館在住者」のたにです。 記事を毎度読んでくださる皆様、本当にありがとうございます。 今年もよろしくお願いします。 以前までの話はこちらから 1日、谷地頭にある函館八幡宮に参拝しに行ってきました。 年末年始は大寒波の影響で雪風が強く、計画していた函館山からの初日の出は断念しました。そういえば初日の出はここ何年も見ていないな。テレビで富士山からの初日の出の中継を何年か前に見たのが最後です。函館にいるうちに函館山からの初日の出がみれるといいな
こんにちは、函館移住者の花です。 今日は、吹雪の中、谷地頭の喫茶店クラシックにいったお話をします。 大学でロシア語を専攻し、カザフスタンにオンライン留学をしている私と近い境遇の持ち主に出会うことができました。今回はいつもに増して詩的な文章になっていますが、私の眼をとおして楽しんでいただけたらと思います。 時計を見ると午後3時。 すりガラスの窓からも吹き付ける雪がはっきりと見える。 こんな日に歩いてみるのも悪くない。 風が強すぎて、時々立ち止まって足を踏ん張る。 風は私
こんばんは、「函館観光者」の佐伯です。 函館旧市街で暮らすような旅を初めて、20日以上が過ぎました。 この街は、一般的な観光地が持つのとは異なる内向きの威光を秘めていました。その光源が放つ波長に共鳴して身を寄せると、心の奥底から温められ、降りしきる雪とともに舞えそうなほどわくわくする。そんな旅を続けてきました。(前回の僕の記事はこちら!) それが出来ているのは、きっと、いまの自分が「ひとり」だから。 今日は、クリスマス・イブの夜の出来事から、ひとりについて考えます。 ――
こんにちは!「函館在住者」のたにです。 一か月半、西部地区を回り、少しづつこの街の、人の輝き、町の美しさ、一方静かなちょっぴりの寂しさを感じてきています。 今、函館はすっかり雪をまとい、別の顔を見せだしています。 以前までの話はこちらから 夜になった西部地区元町を歩く。 坂道の木々はイルミネーションで光に照らされ、道が光に包まれ昼とは違った顔を見せています。 一歩引いて、見てみると、まるで山に光が上がっていくようにも感じます。 。坂に入り込んで次の光を探しながら街を歩いて
こんにちは、函館移住者の花です。 一昨日は冬至でしたね。 外に目をやると、もったりと寝そべる雪が見えました。屋根を独り占めして、すっかりくつろいでいます。 大正湯にいってみようか。 緑のリュックを背負って外へ出ました。 道の雪は踏み固められて、街灯の温かい蜜柑色をつややかな白で跳ね返します。 足元で、道の横で、雪が私を見つめています。 日は落ちているのに、雪は眠ることなく生きています。 家の近くのバス停で待っていると、冬の宝石がまたたいていました。 7分遅れで