【冷え・万病のはじまり】N式多層診断から読む治し方
冷えの多層診断
◎皮毛(肺・大腸)金
肌肉(脾・胃)土
血脈(心・小腸)火
筋(肝・胆)木
骨髄・脳(腎・膀胱)水
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冷えに関する診断は
皮毛の隣り合わせ、肌肉と骨髄になります。
実際の身体のしくみも骨髄・脳(自律神経)によって毛穴の調整機能が備わっています。寒い→収縮、暑い→開く
自律神経→毛穴(発汗の調整)
また脾や胃の状態が不活性だとエネルギー代謝をつくる機能も落ちるため冷え性になりやすい傾向があります。
脾胃虚弱→冷えをつくる
ですので西洋医学観点でみても自律神経の乱れは冷えに関係すると言えます。
次に東洋医学の観点から気の種類のひとつに衛気と言う概念があります。
簡単にお伝えすると
衛気=バリア
となり、バリアの力が弱くなると外気に弱くなる傾向があると診断できます。
例えば、お店の冷房が苦手、人混みが苦手、外部に不安がある。といったタイプは、この診断で捉えることができます。
昔の古行でも金身によって強い身体をつくる目的があるように東洋思想は見事に状態を現しています。
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治し方は併合状態をみる
例えば
・冷えの状態と食欲不振など脾胃に関する状態が併合している場合は、脾胃の状態に合わせて身体を整えます。
胃炎→ムチンを含むようなネバネバ系の食事、炎症を促す食べ物を控える(添加物、油ものなど)
脾胃虚弱→山芋蒸しなど漢方のような食事が効果的、シンプルな食材も有効、薬草系なども。
脾胃に共通するのは、単純にサインを見分ける意識が大切です。
食欲がない場合は、ファスティングかシンプル食材の簡単味付で脾胃に負担をかけないなど
・むくみや腰のダルさが伴う冷えは腎・膀胱の調整が必要です。
この場合はろ過機能に負担をかける飲料水を控えることが大切。
そしてナトリウム・カリウム、酸性・アルカリ性といった体液に関する調整も必要になります。
簡単な方法は天然塩水と水の使い分け、カリウムを含む食べ物を上手くバランスをとると細胞や腎臓が働きます。
どちらかに偏ると細胞(膜、イオン)の働きが不活性になる。
体液の流動性が悪くなると循環も悪くなるため足先など末梢から症状が現れやすくなります。
この状態から様々な複合が起こると腎臓病や糖尿病といった合併症を引き起こす可能性が高くなる。
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上記は食によるコントロールでしたが、冷えを改善する方法は違う視点からあります。
それは気を循環させる方法です。
東洋思想には、衛気(バリア)と言う概念がある。
この概念は不思議なもので、心理学で言うパーソナルスペースは気のバリアがあり侵入すると不快に感じるといった見方または脳・骨髄の心理学側面から生まれているのか未知なるしくみとも言えます。
どちらにしても中心にある骨髄・脳は改善させても損はありません。
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やり方
気の球をつくる(身体を包む)
手を摩擦させるなどしてボールをイメージ次にピリピリしたり、磁気のような感覚が出たあとに球を大きくして身体を包みます。
イメージ呼吸
呼吸時に地球から足の裏からイメージで頭まで吸い、吐く時に足の裏から吐くことでイメージ呼吸は完成します。
2週間続けて身体の感覚がジワジワしたり、ポカポカした感覚がある時は、このイメージ呼吸は身体に合っている可能性は高いです。
日頃も気軽に足の裏で呼吸するイメージも脳の意識の操作と気の操作のトレーニングになるのでおすすめになります。
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現代の環境も冷えに関係します。
暑い時に毎日クーラーのような冷えた環境では汗のコントロールバランスが崩れやすい。
そのため、時々ウォーキングを取り入れ、骨格を動かすと自律神経のスイッチが入ります。
ワンポイント工夫することも予防になる
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冷えは万病のもと
冷えに関する支配領域は生命活動に直結します。
中心に位置する骨髄・脳への因果関係も強く関係するため長期の冷え状態は重い病に繋がる。
重い病の特徴に末梢に症状が現れる傾向があります。
冷え→糖尿病、しびれ、腰痛、腎臓病など
そして反転すると関節の問題に直結していく。
また手先が捻れていくと相対的に全身の骨格が歪む傾向もみられる!
さらに原因不明のレベルはほとんど無意識領域に関係する骨髄・脳の状態が必ずついてきます。
無意識領域→自動で働いてくれる身体のしくみ
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このように多層で見ていくと治し方の予測も可能になります。
冷え+他の症状をみる
まとめ
金、皮毛、毛穴、衛気、骨髄・脳
骨髄・脳→皮膚
皮膚→骨髄・脳
自律神経→全体のバランスを司る
食べ物の自然薬を利用する
体感の変化をみる(自分の感じる冷えなど)
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