1on1で会話をどう書いていくのか
前回、1on1でチームメンバーの話を書きながら、見せながら、聞くことをお勧めしました。でも、具体的にどう書いていけば効果的なのでしょうか?
1on1のテーマのほとんどは問題を解決すること
チームメンバーに仕事について話してもらうとなると、ほとんどの場合は「仕事を進める上で困っていること」でしょう。つまり、あるべき(ありたい)状態と現状のギャップをなんとかして埋めることに関する話です。
となれば、おなじみの問題解決のプロセスです。
①どんな問題を解決したいのか、テーマを決める
②現状を聞く
③あるべき(ありたい)状態を聞く
④現状とあるべき状態とのギャップの大きさや原因を聞く
⑤ギャップを埋めるための行動計画を聞く
⑥行動したことをいつふりかえるのかを聞く
このステップが埋まるように、ホワイトボードにでも紙にでも書いていけばいいのです。
フォーマットは思考のプロセス
このプロセスを追いかけていくのであれば、そのつもりでどこに何を書くのかイメージしておきましょう。ホワイトボードだと真っ白なところに書いていくことになってしまいますが、紙を使うのであれば、あらかじめフォーマットを作っておけば重宝します。
世の中にはいろいろなフォーマットがありますが、埋めていくだけで考えを深めていくことができます。思考をサポートするツールとして活用しない手はないです。
1on1セッションで活用できるシート
そこで、チームメンバーと1on1で対話するときに使えるフォーマットを提供しますので、ぜひ使ってみてください。
左上の枠から順番に聞いていき、話を聞きながら埋めていけば、それだけでひととおりのセッションができるはずです。また、書いたものを写真に撮って共有しておけば、次のセッションを始めるときに使えます。
このシートは、当社が提供している「チームマネジメント塾」で受講生のリーダーのかたがたに使ってもらっています。セッションの質がとても高くなると好評で、その効果が検証されているとも言えますので、ぜひ使ってみてください。
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