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どうすれば心が定まるのか ルアンプー・プラモート師

どうすれば心が定まるのでしょうか

心に命令すれば心は定まるのでしょうか

しかし

その様にすることは出来ません

なぜならば心はアナッター(無我:自分の思い通りにならない)だからです

では心は無常で「定まるように」と思い通りにすることが出来ないので

そのままにしておけば定まるようになるのでしょうか

その様にしたとしても定まる事はありません

私たちは

心(チッタ)について

「心が定まる」という状態になるまで

心について学ばなければなりません

サティを拠り所として使い

自分自身の心の動きを知る事に

間に合わなければなりません

本当のサマーディ、サンマーサマーディ(正定)

つまり心が定まった状態が生じるのです

常にサティを使い

ルーパダンマ(名)・ナーマダンマ(名)の

今ある事、今生じていることを

思い起こさなければならないのです

例えば

ルーパ(名)の身体が呼吸を取りこみ

呼吸を吐きだすことを感じるのです

身体が立ち・歩き・座り・横になる事を感じるのです

何度も何度も感じるのです

それが十分に蓄積されていくと次は

身体の呼吸のリズムが若干変わっただけで

感覚を感じ

サティが自動的に生るのです

あるいは

私達が呼吸をし

心があれやこれや考えを巡らせると

呼吸のリズムがほんの少し変わるのです

すると

サティが「呼吸を感じることを忘れた」と気づき

「思考にはまり込んだ」と気づくのです

仏歴2567年6月4日


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