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猫とアイドルとから揚げ

 ふと、日常生活の隙間に、浮かんだ言葉だ。

猫とアイドルとから揚げ

これはわたしの好きなものたち。

大体人は興味のあるもの、好きなものが3つくらいはすぐに思い浮かぶのではないだろうか。

私の場合は、アイドル(KPOP)とから揚げだ。


そのすべてはいつも隣にあるわけじゃない。

全てほんのりと、遠いのだ。

猫は飼えないので動画や写真を見る。実家の猫はもういないので身近な猫もいない。猫を飼っている友人もいない。

アイドルはもちろん遠い存在なので楽曲を聞いたり、動画を見て応援する。

から揚げは、案外近いやん!と思うかもしれないが、近くない。近くも遠くもするのは自分次第なのだが、自分ではほぼ作らないし、となると買わないと出会わない。そして頻繁に食べるものでもない。(あくまでも自分基準)わたしのなかでご褒美ランキングの常連なのでめったに自分には許さない。から揚げ参照の回

そんな理由で、少し遠いわたしの好きなものたち。

猫とアイドルとから揚げ。

この三つのフレーズを口にするだけで、なんて心地いいのだろうか。

心がほわりと暖かくなり、おまけに眠気を誘うような安心感。

なぜ好きなんだろう。

わからない。

野良猫でもいいので会いたいと思って街を散策するが、わたしの街には野良猫はほぼいないのでなかなか会えない。

アイドルに会いたいが、彼らは韓国にいるのでなかなか会えない。

から揚げは…いつでも会えるが自分に許可を与えないと会えないので、なかなか会えない。

なかなか会えない。

好きなものほど少し遠くなってしまうのだろうか。

距離感は必要なのかも知れない。

猫とアイドルとから揚げ。

この好きなものが、『花と星とあなた』だったら、歌にもできるだろう。

詩もかけるに違いないし、絵が描ける人ならば、それらを絵にするだろう。

どうせなら、わたしもこの愛情を絵にしてみた。



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・・・・・・・・・・・。


画力はさておいて。

猫は実家で昔飼っていたトラ猫がモデルで、アイドルはペィンペィピピプー(仮名)のリリカル君(仮名)です。前々回参照 

から揚げは特に難しい。衣のあのカリカリの感じとふっくらジューシー感を出すのに苦労した。(え?)

 必ずしも自分の好きなものが、芸術的なものとは限らないので、絵にする必要はないのだが、つい愛情が爆発した

 好きなものがすぐそこになくても、今はネットがある。動画や配信サービスで好きなものに会える。猫の動画を見て癒され、クスリと笑い、オンラインライブで彼らアイドルの歌やダンスや声を感じられ、臨場感を少し味わえる。目を閉じればいつでも思い出せる美味しいあの味。いつでもわたしたちは、つながることができる。実は何も遠くないのかもしれない。

 だって現に私は幸せだもの。

 何も特別なスペシャルなことがあるわけでもないのに、今この時好きなものを思い浮かべることができ文章にできる自由。

 ただそれだけの小さな幸福。

 猫とアイドルとから揚げは、わたしに何気ない日々の喜びを教えてくれる、そんな存在。

  ふと思い浮かぶ、みなさんの好きなものは何ですか?

 絵にかいてみたり、口に出してみると、心が嬉しくなる。






ちゃんちゃん♪








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