その日一番食べたいもの~から揚げの日
朝起きると、無性に特定の食べ物が食べたくなる時ってありませんか?
私が今朝食べたくなったものは、『から揚げ』でした。
しかし、家には鶏肉も買ってありませんし、揚げ物は極力家でやりたくないなあと思い、朝はあきらめました。
白米でおにぎりを作り、大きめの焼きのりで包み、少しの野菜で味噌汁を作り簡単な朝ごはんにしました。緑茶とよくあう。そんな朝ごはん。
しみじみおにぎりおいしいなあ、と満足しました。から揚げなくても十分十分。
お昼。
やはり、から揚げが食べたくなりました。
だませないのね。
と感じました。
今日は買い物に行く予定じゃないから、から揚げはまた今度だなあ、と思ったのですが、そういう日って気づいたらyoutubeなど見ていてもチキンだとか、レシピだとか、から揚げメニュー系を見たくなるのですね。
もうこれは、食べちゃおう、食べたいんだから食べましょう。
というわけで、ウーバーで近くのチキン屋さんにから揚げを届けてもらうことにしました。
少しの罪悪感が出るのですが、何の罪悪感だろうと自分に聞いてみると、おそらく家から出る予定がなかったため、カロリーを取ってしまう罪悪感と、無駄遣いなのではないだろうかという貧乏性ゆえのモヤモヤが出てきましたが、『から揚げが食べたいが揚げ物はしたくないし外にも出たくない』という本心からの欲求のために、それらは認めて、罪悪感はポイっと宇宙に手放しました。
そうこうしているうちに届いたから揚げ。
うちに届いたから揚げの素晴らしさと言ったら!(しかも15分足らずで)アツアツで、きつね色というよりは栗色にしっかり揚がっている醤油味のから揚げ。これ、ビールやん、って思いましたけど、ウィルキンソンのレモンがあったのでそれをお供に。
骨付きの手羽元と、モモ、むね、それぞれ100グラムずつ注文したので、手羽元をお昼ご飯にして、残りは夜ご飯にしようと思うくらい実際は結構ボリューミーでした。
本当に感心したのですが、揚げたてをとてつもなくスピーディーに届けてくれたので、アツアツのまま口に入れ少しやけどしたくらい。美味しくて美味しくて、部屋の中で3分程は踊っていました。(小躍りではなく、結構本気で)美味しいとなぜ踊りたくなるのだろう。人間の何か原始の本能でしょうか?皆さんも踊りますよね。
衣はサクサクカリっとしてしており、中はじゅわっと肉汁たっぷりの本格から揚げでした。一人暮らしの特権は、叫ぶことができることですよね。
「うんまああああああああああああああああああああああああああ」
はぁはぁ
もちろん、注文させていただいたお店がすばらしく名店だったっていう事もあるのですが、やはり朝から私自身が欲していた、という事実もこの感動には何らかの作用があるようにも思えます。そしてなんやかんやから揚げを食べた私は、すうっと、心が落ち着いて満足と気持ちの良さを感じたのでした。
昨日の夜にはそんなことは思わず、満月の夜空をベランダから裸足で眺め、「明日はおうちヨガでもして、瞑想して、グランディングだわ」
なんてすがすがしい気持ちで眠りについたのに、朝起きると
『から揚げ』
なので、思考と自分の潜在意識とは裏腹な時があるのかもしれません。自分って、人間って、不思議だなあと感じます。
とにかく、今とても落ち着いていて、モヤモヤもなく、この文章を書いているのですが、もう少ししたら、本気のラジオ体操でもして(これはまた文章にしたいと思います)カロリーをちょっとでも代謝したいと思います。ヨガとかしたことないんで。
あまりの興奮に写真を取るのを忘れてしまったので、今この文章を書いてる途中にウィルキンソンを取敢えず撮りました。これからは臨場感を伝えるため、しっかりと写真を撮りたいと思いました。
終わり
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