社会人5年目。本は好きで、定期的に本屋と図書館に行きたくなる。全然真面目じゃない読書家…

社会人5年目。本は好きで、定期的に本屋と図書館に行きたくなる。全然真面目じゃない読書家🌼🦉毎日溢れ出てくる言葉を書き留めていたくて、はじめてみました。                 誰かのそばに寄りそう、眠れない夜のお供になりたい🌃📖どうぞ、よしなに。

最近の記事

僕のご主人は、天国に1番近いところにいる。

僕の名前はアル。 本当はアルフォンスとかアルフォートとかアルビスとか長い名前が付いていたらしいけど、全部アルがつくから『アル』って呼ばれてた。 僕は捨て猫らしい。人間のお姉ちゃんが拾ってきてくれた。僕が拾われた家は4人家族。お父さんとお母さんとお姉ちゃんと妹の4人、それに僕だ。ここまで僕と喋ってるけど、性別は女の子だから、間違えないでね。 僕は令和5年の1月に死んだ。「一緒に年を迎えられて良かったね」「みんなが揃ってる時まで生きてくれてありがとう」と言ってくれた。みんなも

    • 心の片隅に

      わたしの考えている暗い部分の少しを誰かにこそっと見せたくなった。あなたの「心の片隅に」何か残ればいいと思う。短歌のようなエッセイのようなひとりごと。 ケーキの中に入ってるダークチェリーに酔いしれる いつか溶けてしまうチョコレート ラテアートの表情と私の心 ラテアートの泡が増えていく 綺麗な形のケーキと歪な形のお皿 崩れていくケーキを見るとわたしの心みたい。 クリスマス陽気なサンタクロース人形の横で泣いている私 ブランケットが私の想いを温めてくれる 1・2・1

      • 見えないもの

        世の中には見えないものがたくさんあります。 良きことも悪いことも、見えなくて優しくて、厳しい。見えないものを拾えるようになれば、私たちの世界はもう少し広く開かれるのではないでしょうか? さて、ちょっと覗いてみましょう。 職場の机の上にあるお菓子 本に載ってない登場人物の感情 泣きたくなるくらい綺麗なまんまる月 「若い人」というくくり 挨拶 猫がそばに寄ってくる この涙のあとは、どっち? 空 手を伸ばしても届かないもの みんなで食べる鍋 伝えたい思い。話し

        • 海の駅

          終点、海の駅。 もう辺りは薄暗かった。駅から海に向かって歩く。歩道橋を渡ったら、もうすぐだ。道路の蛍光灯の光からかろうじて、海の家らしきもの、自動販売機、脱衣所、シャワールームが見えた。白い砂浜の向こうに星が見え始め、月が顔を出していた。 目的があったわけじゃない。ただ、来てみたかった。ここには一体何があるのだろうか。座って、海を眺めることにした。生ぬるい海風を感じて、そっと目を閉じた。ザァザァーっと波の音が聞こえる。 足元に向日葵 砂浜に青を添えて 水中にはどんな世界

        僕のご主人は、天国に1番近いところにいる。

          パレットを広げて、絵を描く時のように。何色にしようかな…?と鼻歌を歌いながら、悩んでいたあの頃の気持ちを書いていこう。 「好きな色が私の色」 ピンクが好きだった時代 お姫様みたいなピンクのチュールと白のレースがついた綺麗なドレス。 自分なりのメロンソーダ やりたかった格好。現実のわたし。 ただお腹が空く。何をしよう。 緑色の道に迷う。 夢を求めて本屋へ行く。 黄色い優しさを受け取った日 見つけられるかわからない宝箱 ガラスの中にある気泡が呼吸してるみたい

          永遠なんかじゃない。

          それにはいつか終わりがあって、底が見えないカップのように飲み干してみないとどうなるか分からない。未来は見えない。だから、変えられる。永遠なんてない。『絶対』を神様は作らなかったのだから。 泣かないで欲しい。辛い思いをしないで欲しい。いつもそう思ってる。 大人になると、心が叫んでいる人をよく見る。一つ一つの行動や表情、言動、その人を作る何かから悲鳴が聞こえる。 今、悩んでいることは、ずっとは続かない。けれど、その時はとても辛い。比べようがない、辛いものは。特に他人の辛さとは、

          永遠なんかじゃない。

          エッセイのような、日記のような、広がっていく言葉の森たち。 歩いていく。どこに続くかわからないこの道を。薄暗くザワザワと揺れる木々の間をただ前を見つめながら。どこに行けるのだろう。不安になって後ろを向く。さっきまで歩いてきた道は、知っているけど知らない場所に見える。前にも後ろにもわずかに光が見えて、少しホッとする。大丈夫だ。きっと、大丈夫。また一歩私は前に進む。この道を信じて。 母方の実家に帰るといつも近くの神社に寄った。そこにはとても大きい木があった。樹齢何年になるだろ

          同じもの

          このせんとせんの先に何の違いがあるのだろう。 そのせんとせんの先に何の違いがあるのだろう。 あのせんとせんの先に何の違いがあるのだろう。 どのせんとせんの先に何の違いがあるのだろう。 わたしたちは同じ人間なのに、なぜ『違い』を求められるのだろう。 それは誰のためのものなんだろうか。 『個性』という時代において、わたしの言ってることは逆流しているのだろうか。 人種•性別•年齢•名前•住居…私たちを縛るものは沢山ある。 もともとは同じ人間だったはずなのに。 かたや、

          同じもの

          空の皿

          空は何度も作品のテーマにしてしまうものの1つです。何度見ても心が揺れ動かされて、いつの時代のわたしも空は大好きで、何かを教えてくれるきっかけになります。 あなたにも何かを伝えてるきっかけに「空」を添えて。 高いビルの屋上ばかり目で追っている。青空はすぐ横にある。 ラピュタを探す少女は姿を消し、暗闇色の地面ばかり見てる。 以前の景色と変わらない場所。私は変わってしまったけれど。 太陽が眩しい、夏の思い出と一緒。 どこにいけば辿り着けますか。わたしの中の正解に。 力が

          空の皿

          猫の街

          あなたのそばに「猫」がいることを願って。 猫を好きになったのはいつだったかわからない。 猫を飼い始めた時なのか、バラエティ番組で動物特集をみてからなのか、今となっては謎だ。 身の回りにいる猫たちと出会ったり、触れ合ったり、想像しながら、感じたものを詩集のように残しておきたい。 猫が少女たちを連れていってくれる。 ワンワンと泣きながら帰った日々を忘れはしない。 呼吸がしにくい、下ばかり見てる私。(あ、…猫がいた) 猫がいる店に「居場所」を感じるのは、なぜなんだろう。

          猫の街

          はじめに

          はじめまして、色(いろ)です🧊 小学生の頃に「色」という字をはじめて習った時に、この字をどれだけバランスよく綺麗に書けるか、になぜかハマってました。笑 最近、「今日マチ子さん」のdistanceを読み返したら、何かが私に刺さって、新刊も買い、自分も日々思ったことを書き留めておきたいと思い、noteを始めようと思いました。 詩やエッセイが中心で、時々物語も書きたいし、本や好きなもののの紹介もしたいです。 のろのろカメさんかもしれませんが、よろしくお願いします🌿🐢

          はじめに