見出し画像

#9.幼児期の発達段階の目安(描画編):4歳代(言葉の遅れの対処情報もあり)

色鉛筆 黒板

元、保育士として

描画を通して発達段階の目安に
ついて解説します!

1・2・3歳代の続きとして
4歳代の記事になります

過去の記事を読んでから読むとより
発達段階の流れを理解できると思います^ ^

👇このシリーズ第1弾

👇参考サイト

画像1

👆を元に解説します

・4歳は描画の転換期

画像8


1歳から3歳ごろまでの絵は
主として手の働きに導かれて
発達してきました

それに対して
4歳から8歳ごろまでの幼児の絵は

言葉の発達に導かれて発達していきます

3歳位までは
描いた後からの意味付けが強かったのが

4歳位になると
「自分のイメージで絵を描く」の
説明にもあるように

目の前にいないものを思い浮かべて
描けるようになってくる時期
です。

また、カタログのようなバラバラな絵
(大人から見たら統一感がない絵)や
時の流れが一つの画面に表現する
(遠足の行きと帰りの絵が混在している)
など

大人からはまだ分かりづらいものの
描画の表現力は格段にあがります!!

描画の転換期といっても良いでしょう
このシリーズを書き始めたきっかけ
保育園のワーク
(一つだけ違うものに丸をつける
正しい動物の柄のシールを貼るなど)の
教材で、丁寧に教えても

分からないことがあると
保育園の先生から報告を受けました。

以上のことから

発達段階から考えて
保育園で行っているワークは
年齢的に妥当だといえます

・娘の絵から発達段階を考えてみる

1枚目がねずみの絵

2枚目がラーメンの絵

3枚目が戦っているピカチュウの絵

画像2


ねずみの絵は、耳・しっぽなどの
特徴を捉えていて

普段はあまり頭足人間を描きませんが
頭部人間から頭足人間への発達段階に
足を踏み入れている途中なのかな?
と推測することができます。

※頭足人間とは頭(顔)だけでなく
他のパーツも使って表現すること

画像3

👆の絵は
ラーメンの絵描いてとリクエストした時の
絵です

途中で、コーンが好き過ぎて
コーンがメインになってますが(笑)

アイス・丸源だね・アイスが
いっぱいあるんだよね
」は
#7の2歳代に書いた
ドキュメンテーション(記録)です。

丸源とは地元のチェーン店の
ラーメン屋さんで
よくアイスを頼むので
そのことを思い出して描いたようです。

画像4

👆の絵は
ピカチュウと謎の生物が戦っている絵
【怖いモノ】を無数の線で
表現しているようです

怖いモノの目が4つあり
どれが目なの?と聞くと
外側にある方を指していました

最初は顔の中の方を描いて
どうやら途中で目のイメージが
変ったようです

お題&絵のイメージが
途中で変わる・形がまだ曖昧など

4歳の発達段階から考えると
確かに少し遅れていることが分かります
(3歳代位かな?)

・遅れている=教えてあげるべき?

悩む女性

保育士時代のとある研修を思い出しました。

それは、言語聴覚士による
言葉の発達の研修でした

※言語聴覚士とは?
👉話す、聞く、食べる、のスペシャリスト


言語聴覚士は医療機関、保健・福祉機関
教育機関など幅広い領域で活動し
コミュニケーションの面から

豊かな生活が送れるよう
ことばや聴こえに問題をもつ方と
家庭を支援する専門職

4歳から8歳ごろまでの幼児の絵は
言葉の発達に導かれて発達していきます

とあったように、描画と言葉には
密接な関係があります

・発語は表現方法の一部

言葉の発達の研修の時
下の水鉄砲🔫のような画像を使い
解説していて分かりやすかったので
真似をして解説します👇

画像5

言語聴覚士の先生が言っていたのは

発語が出ない保護者は
どうしても発語(Speech)の方を気にして
〇〇だよ!と正しい言葉を
教えてしまいがちですが

1番大切なのは
話したくなるような関係を築く

コミュニケーション意欲を育てること
だと言っていました。
(水鉄砲でいうところの引き金の部分)

・コミュニケーション意欲を育てる方法

①楽しくコミュニケーションをする
姿を親が見せる

②教えるのではなく
表現を受け止めることを大切にする
(表情なども含む)

③感情が豊かになるような
感動体験を共有する
(山登りなどの自然体験)


画像5

Speechの方にばかり力を入れると
伝えたいと思う引き金(意欲)や
豊かな感情(Language)が
枯渇させてしまう
感動体験の共有で発語の元となる
豊な感情を育み(Language)

伝えてみたいという意欲を
育てることによって
結果として発語に表れる

つまり、大事なのは
目に見えない部分を育むこと
と、おしゃっていました

この研修を受講する前は
どうやったら、発語を促すテクニックが
学べるか?と期待していましたが

言葉にするということは
表現方法の1部で
大切だけど、それが全てではない
と思えるようになりました

アイデアを思いついた人

・描画も表現の1つに過ぎない

娘の成長記録より
(良かったらフォローお願いします♪)

公園で遊んでいたら
いきなり、袋持ってきて!と
頼まれた時の様子

片付けに関して
わかりやすいように写真貼るとか
特別なこと何1つやってないけど

娘曰く、前に友達と一緒に遊んだ
大切な場所なんだから
誰だよゴミ捨てたの💢とのこと(笑)

保育者として
親としてつい片付けしなさい!
って言っちゃいがちだけど

【大切な場所だから、綺麗にしたい】

ということは思い出を沢山作って
オモチャや場所に

愛着を持てるように援助すると
叱らなくても自然と片付けするんだなぁ🤔(Instagramより引用)

・遅れている=問題?

焦るペンギン

「・娘の絵から発達段階を考えてみる」

確かに描画という表現方法は遅れているかもしれないと書きました

だけど、動画にもあったように
目に見えない心の部分は
豊かに育っている
☺️

なので
親という主観も入っているのは
否めないですが

遅れていることは確かだけど
大きな問題とは思っていない
というのが私の結論です

私は、発達の専門家ではないので
無責任なことは言えませんが

この記事を通して子どもの発達で
悩んでいる親に、少しでも
前向きになってもらえたら嬉しいです♪

最後まで読んで頂き
ありがとうございました!

いよいよ、次が最後の5歳代になります!
またのお越しをお待ちしています♪

インフォメーション

この幼児期以外の番外編として
「子どもの最善の利益を考えた経済学」
シリーズも始めました!

お金のお医者さんと言われる
「FP」の資格を取得しました。

我が家も実践している
そのFP資格の知識を
共有していくシリーズになります!

教育費の貯め方や貯金の仕方など
金銭面で不安のある人は

是非、遊びに来てみて下さい♪👇

Twitterもしているので
良かったら遊びに来て下さい♬

追記:このシリーズ最後の5歳代が
完成しました!👇


この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?