町てんさん

大学生 元違法薬物依存者、うつ病、未遂経験あり ただのアングラ好き https://…

町てんさん

大学生 元違法薬物依存者、うつ病、未遂経験あり ただのアングラ好き https://x.com/angelkawaiina2?s=21&t=D8ab9u1AkBcf-OJ5TfxUDA

最近の記事

「死が近い人の周りには、死が近い奴が集まると信じてる」

半年前、自分はTwitterとDiscordを始めた 通院を終えて、薬もやめてからこの界隈に潜り込んだ ここで繋がれた人々の中には、すでにこの世を去ったり、姿を消した人がいたけれど みんな死にたがりで、ヤク中で、病気で、障害で、弱者で、社会不適合で、そんな彼らがいるこの掃き溜めが居心地いいと思った。 僕がいる界隈では、死に方の悩みや、迷惑をかけずに逝く方法、薬についての情報交換が日常的に行われている。覗けばいつも誰かが死にたいと願い、オーバードーズや自傷行為が目に付く

    • 自殺未遂と最後の晩餐の話

      自殺未遂したとき、使った高級ホテルのレストランで最後の晩餐として1人フレンチしたけどよかったよ 照明が落とされた空間でテーブルに置かれた蝋燭だけが手元を暖かく照らしてるの 窓際の席で地平線まで続くパノラマの街の明かりが地上の星みたいだった 反対側の壁面中央では数人組がジャズを演奏しててね そんな空間でドンペリとシャブリとシチリア産のサンジョベーゼの赤ワインをボトル開封したんだ 1番お気に入りのウイスキーである響の30年もロックで飲みながら、好物のフォアグラと牛ヒレがあ

      • レスタミンで最悪の日

        レタスを飲んだ時の空気感とタバコがおいしくなること、音楽が少し違って聞こえるのが好きでした でも最悪のバッドトリップを経験してからもう飲んでません。 トラウマです この記事は市販薬を乱用する内容を含みます 乱用を行うとどのような影響があるのか、ハームリダクションを目的とした創作になります 精神疾患や薬物依存を抱えている方は閲覧を控えてください 深夜、レスタミン80錠を摂取した上で、ウットの錠剤も10錠飲み込んだ。 少しの間、何も変わらない気がしたが、40分くらいして

        • 成人式からの転落

          19歳の時、僕は帰国し、寒風が肌を刺す成人式を迎えた。 2週間、猛暑の中で学校の設計と改修を二週間で駆け抜けた異国の日々からの一転だ 現地の学生と夜な夜な交わした酒は、僕たちの熱気で一層蒸し暑い空気を作り出していた。 しかし、南国の熱気を背に帰国した途端、浮き世離れした気分は冷たい日本の空気によって現実へと引き戻された。 日本に戻っても、緊張の糸は解けることはなかった。 自分の委員会で何百万もの資金が投じられるイベントが控えており、一瞬たりとも気が抜けなかった。 そん

        「死が近い人の周りには、死が近い奴が集まると信じてる」

          紙を2枚食べて無重力になった話

          僕がTwitterで書いた文章を転載します この記事は合法のLSDを摂取した時の話です 違法行為ではありませんが推奨できません本記事はハームリダクション目的の創作としてお楽しみください 「面白いなこれ」 合法の紙を舌下に投入して飲み込んでから2時間少し経った頃 日常の枠が崩壊していた。 部屋のあらゆるものが形を失って、溶けたり膨張や収縮を繰り返し形を変えている。自分がどんな姿だったのか忘れているようだ。 水風船が割れて中から液体があふれ出しているかのように、輪郭を失

          紙を2枚食べて無重力になった話

          覚醒剤とメリークリスマス!

          去年の話です 去年のクリスマスイブは覚醒剤を使って 今年はその話を書いている ループしないといいな 注意 この記事で出てくる覚醒剤の所持と使用は違法行為です 絶対に真似しないでください 薬物依存症や精神疾患を抱えている方は読まないでください 薬物乱用防止目的のハームリダクションの創作としてお楽しみください 昨年のクリスマスイブ、僕は滑った イブの温かい街の空気感とは対照的に、無機質な寒色の蛍光灯の下、荒涼とした田舎のコンビニの駐車場で売人を待った。彼の車が現れると、窓越

          覚醒剤とメリークリスマス!

          鬱なメモ

          希死念慮が消えない 友人と楽しくご飯を食べている時でも、何かを達成して喜んでも、何もしてなくても、嫌なことをしていても、背後にべっとりと付き纏う 学生になって自由に行動できるようになったので大きな未遂を2回した どれも失敗して人間関係を壊し信用と金を無くして薬物に依存した。こいつに中途半端に近づくと碌なことがない 皮肉なことに希死念慮は1番付き合いの長い友人だ、影のように常に僕に付き従っている。 ストーカーみたい。 太陽の下で踊るような幸福な瞬間でさえ、僕の肩に静かに手を置き

          コンタックの話

          ふわふわと浮いていた いま自分はいつどこで何をしているんだ... これは何回目? 24カプセルのコンタックを飲み干してから、酔い止めを忘れたことに気づき、大丈夫だろうか、という疑問を心の隅に納める。 しばらくしてから、じわじわと喉に違和感が忍び寄り、やがて酒に酔ったかのような酩酊感が芽生える。足先から染み渡る暖かさが全身をほぐし、心を満たす。 ”どこか帰ってきた感じだ“ 瞼が重くなり、物の形が揺れ動く。顔の前で手を振ると幻影が手のひらから湧き出る。その幻影は現実と夢の

          コンタックの話

          合法紙を初めて食べた時の話

          以前、Twitterに載せたものを転載します 違法な行為ではありませんが、真似しないでハームリダクション目的の創作としてお楽しみください 食後9時間、しっかりと睡眠をとってから紙片を舌の下に置いた。 深夜の3時24分、心は静かな期待に包まれている。 20分が過ぎても何も感じられないので、舌下に入れてた紙を飲み込んだ。 1D-LSDは初めてで、どれくらい強いのかはわからない、どうやら少し効くまでに時間がかかって効果も長いらしい。 時間がさらに進むと、内側から何かが湧き上が

          合法紙を初めて食べた時の話

          抱かなかった話

          先月、新宿でナンパした時の他愛もない話です 〜寂しいからナンパをしよう〜 新宿の喧騒に飲み込まれたホテルの一室で彼女との別れを思い返していた 僕はTwitterで知り合った相手と会うために東京に足を運んだ 彼女とは1日遊んで一晩を過ごしてから、新宿でまた遊んで食事を共にしてホテルで休憩した後に僕たちは別れた 初めて会う相手だったし、そもそもTwitterで知り合った人と会うのは初めてだった。 まさかTwitterを初めて3ヶ月くらいで仲良くなって人と会うことになるとは思わ

          抱かなかった話

          覚醒剤を使ってた時の話

          僕が覚醒剤に依存していた時の話を載せておきます 覚醒剤に依存してなかったら、たぶんいま僕は生きてません ※薬物依存や希死念慮、精神疾患を持っている方には適さない表現があります ※自己責任でお願いします 覚醒剤依存者の日常をハームリダクション目的の創作物としてお楽しみください 陰鬱とした空が、自分の心の中にもじわじわと入り込んでいくようだった。 覚醒剤をたった今、売人から引いてきたところだ。 行きに路上で吐く。パチンコ店で吐く。帰りに駐車場で吐く。路上で吐く。胃袋にはとっ

          覚醒剤を使ってた時の話

          まだ夢を見ている 透き通るような暗く黒い空にある星の微かな光が目に届く 時間が止まったかのような静けさが街を包み込む 煙草の火種が指元に微かな暖かさを感じさせて、寒さから少しだけ解放された気がした その街をただ、彷徨いたかった。街のどこかで再び時間が動き出す瞬間を探しながら

          まだ夢を見ている 透き通るような暗く黒い空にある星の微かな光が目に届く 時間が止まったかのような静けさが街を包み込む 煙草の火種が指元に微かな暖かさを感じさせて、寒さから少しだけ解放された気がした その街をただ、彷徨いたかった。街のどこかで再び時間が動き出す瞬間を探しながら

          メジコンを飲んで書いた文章

          メジコンのんでTwitterで呟いてた文章を引用します 4:01 これは飲んでから1時間後くらいの文章 効き始めは意識が少し変わって心がぽっかりとした感覚で自分の心を見つめて本心にゆっくりと近づいていくようです タバコがおいしく感じ始めて吐いた煙が心臓から寂しさと一緒に抜けていくようで、僕はいつもこの変わった意識の中でゆったりノスタルジーを感じさせる音楽を聴きます 4:36 メジコンとかコンタを飲むとなんか帰ってきた気がする。どこにも居場所ないのに、この戻った意識でいろ

          メジコンを飲んで書いた文章

          鬱病になって未遂してシャブ中になった part.3

          後日精神科に行き、精神疾患を抱えていることを自覚した。 さらに前日の自死未遂だけでなく、過去にも薬物のODや、首絞、窒息といった未遂を繰り返していたことを思い出す。 自覚がないままに自分はそれらを平然と繰り返して普通に忙しい大学生活を過ごしていた。 危険信号は鳴りっぱなしだったのに自分の事はほったらかしで鈍感だった。 それから学年が上がり大学を休学した。 休学して誰とも連絡を取らなくなりほとんどは関係が切れた。 それまでの忙しい日常から一変して、鬱で引きこもる生活になった。

          鬱病になって未遂してシャブ中になった part.3

          鬱病になって未遂してシャブ中になった part.2

          私は、家に一冊も本が無い家庭で育った。 家族や親族には、教養を持った者は一人もおらず、だからもちろん大学を卒業した者もいない。 彼らは高校か中学卒だったかが、叩き上げの実力で生計を立てていた。 そのため家は貧しくはなかったが、家族全員がタバコを吸い、病院に連れて行ってくれる知能もなく喘息に悩まされる日々。 咳が酷くなると、頭が悪い家族からの理解を得られず、うるさいと殴られる。 勉強の方法や進むべき方向を教わることはなかった。 そのため、中学校までの成績は、下から数えたほうが

          鬱病になって未遂してシャブ中になった part.2

          コデ寝に誘われて

          ブロンを飲み、活気に包まれた後徐々に心の奥深くへと静かに沈む。 その余韻の中、コデ寝(コデインを飲んで寝る事)へと誘われた瞬間、朝日が穏やかに室内に差し込む。 そっと朝日の光に包まれた肌はぬくもりを感じ、心は安らぎに満ちる。 まるで自然の摂理が私に微笑んでるような心地よい瞬間に身を委ね至福の時を堪能したのは、私のOD体験の中でも忘れられない体験だった。 草を吸いながら紙をキメながら朝日を迎える瞬間も言葉に尽くしがたい美しさがあるが、コデ寝に浸る多幸感を抱えながら迎える朝日は

          コデ寝に誘われて