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柔術におけるお金の使い方(投資)。今やる理由

 今日も今日とて柔術は楽しい。今日は柔術にかけるお金の話。先日2023年の出費を調べていて思うところがあったので書いてみます。


2023年柔術の出費

教則動画:12万2000
大会(交通費含む):22万(参加費8万、交通費14万)
プライベートレッスン:4万4000
セミナー:4万
パーソナルトレーニング:5万6000
出稽古料:2万4000
交通費(大会以外):4万
サプリ:7万
ジム会費:12万
道着・ウェア:6万

合計:79万6000円

誰だ!「柔術は金のかからない趣味」とかいったやつは!

 2023年については、年末に子どもの出産予定があり「2024年は柔術あまりできないだろうから今年は頑張ろう」と詰め込んだので大会も出稽古もセミナーもプライベートレッスンもたくさん行きました。

今が残りの人生で一番若い

 ヒューマンドラマ系の洋画でよくありそうな「今が残りの人生で一番若い」という言葉。金言だと思います。柔術に取り組む一番いい時期は今です。時間(人生)は日々過ぎていきます。最も若い今、やりましょう。

投資的な観点。今使うお金は10年後のお金の数倍の価値がある

 これは今までの記事でも書いています。
 例えば、30歳の今10万円使うのと、10年後の40歳で10万使う場合と、どちらが伸びるでしょうか。答えはもちろん、「今」です。
 10年後に100万、150万かけて教則動画買いまくって、プライベートレッスンや試合に出まくっても多分、若い今よりも成長することはないでしょう。
 年取った後にその10万が手元に残っていても「あの時柔術にお金を使わないで取っておいてよかった」となることはないでしょう。むしろ「あの時お金が苦しくても大会やセミナー出ておけばよかったなあ」と思うのではないでしょうか。
 10年後に10倍のお金を使っても今受ける以上の効果を得るのは難しいです。今使うお金は10年後に使う金の10倍の価値があるといってもいいでしょう。

効率的なお金の使い方は使わないと分からない

 柔術に限らず、価値があるものにお金を使いたい気持ちは分かります。金額の大小に関わらず、コストをかけたのに効果がなかった時はつらいものです。しかし効果的なお金の使い方は自分で学んでいくしかありません。なぜなら何がその人にとって有益かは人によって変わるものですし、身銭を切った自分の体験を通してでしか本質的な学びは得られません。なので損することを恐れずにお金を使っていきましょう。失敗しても勉強代です!

アンディ的 柔術でお金をかけるといいもの

 自分がお金をかけてきたものについてまとめました。

・大会☆☆☆
→強くなりたいなら間違いなく出た方がいいです。メタルスライム並みの経験値を得られます。試合でしか得られない経験値があります。大会は交通費が一番の出費になるので地元に近い大会に出ることで節約できます。大阪、東京の人はうらやましい。。。

・プライベートレッスン☆☆☆
→効果はめちゃくちゃ高いです。それなりに高額ですが、、、。高額だからこそ元を取ろうと集中して受けることができます。いわば自分専用のクラス。柔術の練習は「できないことをできるようにする」ことが重要です。プライベートレッスンではそれを効率的に達成できます。
 先生によって値段はピンキリです。ぶっちゃけ白帯なら金額の高い先生のを受けるよりも同じお金で数回別の先生のレッスンをお願いした方が効果は高いと思います。
 自分のジムの先生にお願いするのが交通費もかからないし日程調整も楽だし普段の練習を見てもらっているから効果的だと思います。定期的に活用して課題を解決していくと上達にブーストがかかります。

・セミナー☆☆
→これも効果は高いと思います。セミナーに向けて黒帯の先生が練った内容を聞けます。やっぱり動画よりもライブで目の前で見てその場で打ち込みするのが一番です。一個でも使える技術を持ち帰ることができたら十分参加する価値があります。
 内容にもよるのですが、アドバンスな内容のセミナーは白帯だと内容を十分に理解できないことも多いです。それだったら同じ金額でプライベートレッスンを受けた方がいい気がします。
 ちなみに海外の著名な柔術家のセミナーは高額になりがちです。

・出稽古☆
→これは正直微妙なところも・・・。自身も出稽古に行きますが強くなるためというよりも古巣のジムへの顔見せや挨拶といった意味合いも大きいです。(もちろん一生懸命練習はしますが)。出稽古にいくと「やった感」が出て満足してしまうことがあり、これがくせ者です。非日常の出稽古よりも日常の積み重ねの方が大事です。どうしても自分の道場の練習だけでは補いきれない部分があるならば出稽古も効果的だと思います。また、出張が多い人が出張先で練習時間を確保するため、というのも効果はあると思います。
 お金が限られているなら出稽古料にあまりお金を使いすぎるのはあまり有効ではない気がします。

・教則動画☆☆
→これは人によります。買って満足してしまう人や一回だけ見て終わってしまう人、そもそも動画で学ぶのが苦手な人は教則にお金をかけるのは非効率かもしれません
 無料の動画に比べた時、質が高いものが多いですし、パッケージで一つのテクニックをまとめられていてシステマチックに体系的に技を学べるのは効果的です。無料のYouTubeの技の動画を単品で拾っても使えないことが多いと思います。周辺の技術と合わせて体系的に学ぶことが大事です。自身は2023年に有料の動画を買いまくって一気に知識がついたと思います。成長も実感できましたし、大会で結果も出ました。
 特に白帯青帯の段階では無料の動画だけで学ぼうとするよりも有料の動画で体系的に知識を身に付けていく方が効率的だと思います。

・サプリ☆☆
→これは特に個人差があります。でもやる前から効果は分かりません。とりあえず道場の人のオススメを聞いて自分の体で試してみましょう。上達のために最優先にお金をかける部分ではないかもしれませんが大事です。コンディショニングが重要になるマスター世代は特にサプリにはお金をかけたいですね。体力がある若い子は限られた資金をサプリに回すより大会参加費などに回した方がいいかもしれません

・パーソナルトレーニング☆☆
→オススメです。自身もお願いしてトレーニングの質がグッと上がりました。コストはかかりますが、自己流でやるよりも間違いなく効果が出ます。
 しかし、アスリートが最も重視するのは競技練習です。トレーニングはあくまで補助。最優先ではありません。資金が限られているならば大会やプライベートレッスン等に使った方がいいと思います。大会参加費をケチってパーソナルトレーニングを受けるのは微妙かもしれません。
 選手としてトップを目指していくならトレーニングに早めに取り組むべきだと思います。もしくはお金はあるけどフィジカルに不安のあるマスター世代などもおすすめです。

・ケア☆☆☆
→選手としてハードな練習をする人、マスター世代は必須です。整体、マッサージ、スーパー銭湯、サポーター、テーピング、フォームローラー等の健康器具など。明らかな効果を体感できます。

・道着・ウェア☆
→ぶっちゃけ上達には関係ほとんどないです。しかしいい道着を買うと練習が楽しくなります。いろんな道着を着るのも柔術の楽しみの一つなので楽しい柔術ライフのために自分のお気に入りの道着を買うのはいいお金の使い方だと思います。

まとめ お金をかけた自分とかけなかった自分、どっちが強い?

 2023年は柔術にたくさんお金を使いましたが、お金を使わなかった自分と使った自分を比較したら間違いなく使った自分の方が強いです

 柔術だけがすべてではないし、お金は大事だし、大会やプライベートレッスンはけっこう高いし、家庭のある人は自由にお金を使えないし、なんでもかんでもお金を使えるわけでないです。しかし10年後「あの時ケチらずもっとお金使って大会出たりセミナー行ったりすればよかったな」となるかもしれません。後悔ない柔術人生を送るためにも残りの人生で最も若い今、自分の柔術に投資しましょう。

2023/1/6 アンディ

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