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スタイルがいきる社会へ。なぜNo Companyという名前の会社を立ち上げたのか?

はじめまして、No Company, inc. 代表の秋山 真(シン)です。2021年10月1日に博報堂グループ・スパイスボックスグループの一員として新会社を立ち上げました。

企業が多様性を受容し、いきいき働く人を増やしたい。
そのために、ときには会社の固定観念や古い慣習を見直し、否定して、Noと言うべきことにはNoと言い、より良い未来を創っていくことが必要だと思っています。そんな想いを込めて、創った会社です。

2018年から新規事業として取り組んできた採用コミュニケーション事業の変遷と、今回の会社立ち上げの背景を書いています。

社内で新規事業を始めた経緯

2018年7月に博報堂グループのスパイスボックスで、社内新規事業として立ち上がったのがNo Companyの前身である採用コミュニケーション事業部でした。

僕が就活と社会人2年目までに感じていたのは、企業には個性や多様性があり、自分のスタイルでイキイキと仕事をしている人がたくさんいるのに、その情報にアクセスできる機会が少なく、就活や転職の時に自分の「ありたい」「なりたい」という想いは整理できても、職業や会社との接着が出来ずキャリアの選択肢が広がらない、というペイン(課題)を感じていました。

スパイスボックスのアセットである広告コミュニケーションや、SNSを起点としたマーケティングを活用し企業の採用広報支援をすることで、もっと多様な働き方のファクトを情報として世の中に増やせないか?と考え、採用マーケティングのサービス提供を開始しました。

「大企業オワコン説」は本当か?

3年間、採用マーケティングの支援をする中で、様々な企業のファクトに出逢うことが出来ました。これまでの経験で一番価値観が変わった部分は、いわゆる大企業という会社の印象です。

学生時代や社会人になってすぐの頃、大企業の働き方は多様性や自己実現を求める僕らの世代(Z世代)にとって逆風であり、規模が大きいが故に柔軟な考えを持つことや、変化に疎いと思っていました。今となっては無知なだけでしたが(笑)、当時の印象では…大企業ってオワッテル、ベンチャーって華やかでカッコイイ!という印象でした。

でも、採用広報支援をしながら、社員さんの話を聞いたり、支援企業のファクトを深掘っていくと、先入観にとらわれていて気が付かなかった事実が見えてきて、会社という環境を上手く活用しながら、スタイルを出して生きる人達が見えてきました。また、これからの未来を創るために時代に合った働き方を考え、本気で向上させようとアクションしている人事担当者の方にも多く出逢いました。

当時、制作支援をした一つの記事です。
ベンチャーからの大手転職組に訊く、「大企業オワコン説」は本当か?

このタイミングでNo Companyを立ち上げる意味

2020年から起きている世の中の変化に影響され、多くの人が働き方や仕事について考えるきっかけが増えたと思っています。何が正解なのか?みんなでチャレンジしながら、模索しながら、答えを見つけていく状況です。

そんなタイミングだからこそ、固定観念に縛られて思考停止していたペインについても解決のアプローチがしやすいと思っています。

仕事はオフィスに出社してやるもの
毎日の満員電車は我慢する
転勤や単身赴任は仕方ない
副業は出来ない
会社では個性を出し過ぎない
マイノリティな意見は言っても無駄
前例がないことはNG

一例ですが、僕はこんなペインを解決していきたい。そこに本気で取り組むターンが来たと思ってアクセルを踏み、会社を立ち上げることにしました。

まず僕たちが出来ることは、企業や働く人の多様なファクトを発信するお手伝いをすること。また、ソーシャルデータを起点に世の中のインサイトを整理すること。足元はこのあたりを主軸に、企業の採用活動や組織開発のお手伝いをします。

No Companyのミッションは、「コミュニケーションの力で組織と人を変えていく」です。
僕たちが言うスタイルとは、お仕着せの型に自らを無理にはめることではなく、人生で培ってきた個人の中にすでにある唯一無二のスタイルのこと。スタイルがいきる社会をつくるために、まずは人生の大半を占める「働く」という環境からより良くしていきたいと考えています。

もちろんNo Companyの力だけでなく、同じベクトルで走っている人たちと共感して、協力しながら、個性が輝く未来を実現したいです。

最後まで読んでいただいたみなさん、本当にありがとうございました!
これからも会社のこと、事業のこと、SNSデータから見えるトレンドなどお話します。

今月いくつかnoteを書く予定です!それではまた次のnoteで!



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