読書日記:地球にちりばめられて
数ヶ月前、新聞にこの本の続編、『星に仄めかされて』の紹介と著者の多和田葉子さんの記事が掲載されていて、読んでみたいと思っていた本地元の図書館にあったので、借りてきた。
なぜこの本に興味を持っていたかというと、著者はドイツ在住で、この本の舞台は北欧やドイツであるから。留学中に故郷である島国(明文化されてないが日本と暗示されている)が消滅してしまった女性の話。彼女は生きるために得た、スカンジナビア諸国で通じるが、その中の特定の国の言語は違うパンスカという言葉を操る。そんな彼女と