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#映画感想
映画「キャラクター」を観た
何とも後味の悪い映画である。
誤解を招くといけないので断っておくが、むしろ、その後味の悪さを味わうために観てほしい。今も若干の”救いのない辛さ”が、頭の片隅に居座っているけれど。
俳優陣の演技は、抜群に素晴らしく、ストーリーも文句なしに面白い。ウォン・カーウェイのフィルムを彷彿とさせるような、怪しく美しい映像美も堪能できる。
ガード下の色彩、無国籍で猥雑(わいざつ)とした雰囲気の飲み屋街のシ
「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/ わたしの若草物語」感情移入と共感の嵐
グレタ・ガーウィグの脚本が素晴らしいとにかく脚本がいい。登場人物のせりふ一つ一つがグッと心に差し込んでくる。古典文学作品がベースだけれども、現代女性にも充分に共感が得られる名せりふのオンパレードだ。
原作は19世紀のアメリカの中流家庭を描いた 「若草物語」小学生の頃、図書室で読んだ記憶はあるが、内容はすっかり忘れている。映画「プライドと偏見」(ジェーン・オースティン原作「高慢と偏見」)に近い