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みんなのフォトギャラリー使ってくれた人!

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TOP画像に私の画像を使ってくれた人のマガジンをまとめました。どれも個性的な記事ばかりです、ありがとうございます。袖すり合うも多生の縁、あなたと同じ写真を使った人がどんな記事を書… もっと読む
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#詩

新しいマガジンを作りました

皆さん「みんなのフォトギャラリー」使っていますか。 私もちょくちょく画像をアップロードしているんですが、私のnoteの通知の半分くらいがこの「画像が使われました」のお知らせで、もったいないのでマガジンを作り、私の写真を使ってくれた方の記事を格納していくことにしました。 8月だけで52本の記事に利用してもらいました。これが多いのか少ないのかわかりませんが、自分の画像が使ってもらえるのはうれしいですね。うさぎのももたも喜んでいます。ありがとうございます! 記事作成時にヘッダ

●詩「祖父と飛行機」

それを眺めるのが好きだった 飛行機が飛び立つ瞬間 どう考えても重たくてどうしようもない物体が 突然ふわりと宙に浮く そしてぐんぐんと青い空に吸い込まれていく姿 それを見せてくれた祖父は 隣で缶コーヒーを飲みながら 私を見てニコニコしていた 久しぶりに見た祖父の夢に 少し泣いてしまう 今日は飛行機に会いに行こう

透明な飛行機

空の青さに溶けて見えない 透明な飛行機 いっぱい飛び交う世界中 チケットは不要 指先一つ 誰かに聞いてもらいたい時 140文字の言葉を乗せた 飛行機が飛んでいく 利益は自分 満足するならありがとうを 送り先の誰かさんに向けて送信 返信がいつになるかは   お天道様にでも聞いてみて

お父さん 分厚く黒々とした手のひら 笑うとしわくちゃになる目元 タバコの吸いすぎか 笑うとチラリと見せる黄ばんだ歯 真剣な顔で真っ直ぐ前を見て仕事をする横顔 私の世界にたった一人のお父さん お父さんも私も生きてるに 今は 声も交わらない それでも 桜並木道で肩車してくれたお父さんが私はとても大好きで 今日も遠いどこかで笑顔に溢れていてと願っている #父の日

9ヶ月の桜

ひらひら 小さな手 ひろげとる桜 ひらひら 逃げてくじょうずに 逃げて ひらひら汗ばんだ きみ つかまえ桜 ひらひら 図らず つかまえ桜 ひらひら 儚く つかまるみな 笑う いとしい 幸せ君が 愛のしるし 9ヶ月の姪とお花見に。桜の花びら捕まえる遊びをはじめました。凄いなぁ!!天才!!笑。何をしても可愛くて、ずっとずっと見てられる。汗ばんだほっぺに桜貼り付いて、大人が笑う。貴女自身が愛しいしるし。可愛い姪よ愛されて、貴女の中の愛を何時貴女は見つけるのだろうか。桜ひらひら掌に

無くしたハンマー

持ち主に忘れられたハンマーは悲しむのだろうか。 今日、仕事中にハンマーを無くしてしまった。 別の現場に行ったときどこかへ。 どこを探しても見あたらない。 こんな時、無くしたものの愛着に比例してこちらも悲しむし向こうも悲しむに違いない。 それはハンマーだけではない。 子供の頃のお気に入りのボール、人形、カード、石ころ、なんだって悲しい。そこから学んだ。 意図しない別れ、抗えない別れ、この世に生まれたことが原因の「死別」。 ある意味で僕らは別れるために生まれてきたと言って

【詩】 内なるきみへのラブレター

その肉体の奥にきみが居る 心臓の奥のコックピットに座って居る ぼくはそのきみに語りかけたい 共に居るのは決して偶然ではない 肉体を隔てて 互いを鏡で写し合うんだ きみの内にはぼくが居て ぼくの内にはきみが居るから 肉体を隔てて 互いの違いを認め合うんだ 違いの奥にはいつも 同じ光が輝いているから ぼくらは肉体を上手に操縦して 自らを表現するもの 観るものとなり 観せるものとなり 聴くものとなり 聴かれるものとなる 互いに受け取り合い 互い

ちゃあんと

澄んだお水に 見えたとしても 底に澱があるのなら 何かの拍子に震えたとたん たちまち濁ってしまうから いっそ一度かき混ぜて 濁った中身を確かめて  これはいる  これはいらない 浮かぶ澱を掬い取り それから わたしのお水にするの ちゃんとかき混ぜ ちゃんと浮かべて ちゃんと確かめて それから  ちゃあんと綺麗にするの

雲から学ぶ3つの教訓

その1:遊び心雲は、面白い形をすることもある。 僕はそれの名付け親になることもある。 雲は、それを知っているかは分からない。 けれど、それを眺めた人々の眼には、多様なユーモアが潜んでいる。 僕はある日、散歩していた。 すると、雲が幾重にも重なって、遠くへ流れていくのを眺めた。 それを見ていた人は、他にいたのかどうかわからない。 けれど、たしかに僕は見た。 スピリチュアルではそれを龍雲と呼ぶこともあるらしい。 僕は散歩しながら、雲を見上げては、一人口笛を吹いて

世界が。

世界が 世界が 愛だけなら 僕ら 愛の 行く末を 疑わずに いられるのに 愛が 愛が 世界の 始まりなのに いつからか いらぬ 付属品に 僕ら 翻弄されてんだ 愛は 愛が そう 僕らの 行く末を 不安がってる

【詩】 レシピ

スーパーに並ぶ魚の死骸と ネットに流れる恋人たちの写真は いったい何が違うのかわたしには分からなくて それでもこの瞬間をフィルムに残しておきたいわたしたちは いつか思い出の作り方にもレシピを作ってしまうのだろうか 大切なことは 目に見えないままで良かったのにと 嘆きながら

心眼

意志 熱量 真実 それだけが 見える

知らないうちに

知らないうちに秋になっている 知らないうちに友達が遠くへ引っ越した 知らないうちに好きな店が閉店していた 知らないうちにあの人が亡くなっていた 知らないうちに僕は疲れやすくなっている 知らないうちに恋するという気持ちを思い出せなくなっている 知らないうちに僕は老人になっているのかもしれない 知らないうちに他人から昔の人だと言われるようになった 知らないうちに昔からの知り合いが再婚していた 知らないうちに 知らないうちに 知らないことが多くなった 知らな

【偽善】

結局、金はどんなに汚い金であっても、あればあるほど喜ばれるけれど 人間の命なんて、あればあるほど喜ばれない 生まれたこと、生きていることを、カネという物との天秤にかけられ 価値のない奴は殺されるか見放されるか野垂れ死ぬかだ ゲームなんだよ