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読みたいときに訪れる、自分用の本棚。
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#日記

寝る前のメモ。

今日は朝から次年度へ向けたミーティングをして(オンラインもさくっと40分くらいがちょうど良い)、新たに考えているプロジェクトの提出資料を届け、先日ひと段落ついた事業の報告をしに車を走らせる。 地域の方から温かい言葉をいただいて本当に嬉しかったし、伝えたい地域の魅力を届けるかたちにしてくれたクリエイティブチームのみなさんにも感謝です。決して編集側の都合で脚色することはせず、等身大の日常にある生きとし生けるものが放つ自然で素朴な美しさを、届けられることの重要性。 やさしい雨の

2020年もいい年にしていくためのメモ。

3月からずっと、“いつも通り”の日常を保つ方法を探してきたのだと思う。「新しい日常」という言葉が使われるようになってからは余計に、そもそも「日常」ってなんだったっけ、を考えるようになって。 正直なところ、3月に入っていたいくつかの仕事がキャンセルになった時はホッとした自分がいた。目の前のことをただただこなすのではなく、落ち着いて一つひとつと向き合える(そうせざるを得ない)状況になったことに安心したのだと思う。 しかし、4月になってからは、“このままでは心を保てない” と感

寝る前のメモ。

「冬場がね、一番稼ぎどき。タクシーの運転と除雪の仕事があるからさ」 タクシーの運転手が、聞いてもいないことをどんどん話してくれる。 「先日は大阪から来た50代ぐらいの女性グループを乗せてたんだけどさ、今度はユーミンのライブの時に来るらしいよ。大阪の人は話してるだけで面白いね」 「昔は黒部のほうで働いていたんだけどさ、俺らは土方の服装だからトロッコ電車は顔パスだったんだよ。裏ルートっていってね、何度も遊びに行ったわけよ」 泊まり先へ向かうまでのなんでもない会話でさえ、こ

きょうのメモ。

カメムシを恐れずに窓を全開にして掃除をする。この文章を書いている今も、部屋のどこかに奴が潜んでいる(臭いがする)のだけれど、後悔はない。 本棚の整理をはじめると、小学校6年生(だったか)の誕生日に、祖母がくれた千と千尋の絵コンテ集を見つけた。ずっとそこにあったはずなのに、今日はなんだか吸い寄せられるような感覚があった。 今となってはもう、祖母がなぜこれを私にくれたのか知る方法もないけれど、絵コンテを見て心が震えた経験は、きっといつかに活かせる気がするんだな。ストップモーシ

寝る前のメモ。

きょうの、夕日が落ちていく様子がとてもきれいで、仕事をしながらしばらく眺めてみることに。気がついた頃にはあたりは真っ暗で、下弦の月と星が寄り添いながら夜空に輝いていた。 きょうのような大切にしたい瞬間は、写真を撮るのも忘れてしまうのだな、と思う。矛盾するようだけど、そういう瞬間を写しとることができたなら、写真がきっとコミュニケーションのツールになるのだと思う。 ・・・・・ 無責任なことはしたくないと思う一方で、なにかにもう一度夢中になってみたいと思う。それ以外のことを考

寝る前のメモ。

今朝は、この秋はじめての霧だった。 小学生の頃、霧の中を車で進んでいくことにとてもワクワクしていた記憶がある。数メートル先すら見えない真っ白な世界にいると、向こう側から景色が近づいてくるようで楽しかった。 中学生になると、霧がとにかく嫌いになった。思春期とともにやってきた髪質の変化で、わたしの髪の毛はクルクルになり、どれだけアイロンで伸ばしても霧にあたれば即終了。好きな人に会えるのに(いたから?)、クルクルで学校に行くのが嫌だったな(笑) 高校生になると、霧を見る余裕す

Kameoka Cycling Tour! vol.3

きょうは、ゆるゆるとサークル的にやっている地元サイクリングツアーの日でした。 ぶどう農園を巡って収穫し、ぶどうジュースをつくるワークショップも同時に開催。 スズメバチが夢中になって食べるほど、たわわに実ったぶどう達。収穫しながら、たくさんつまんでしまいました。 水鏡の時期も好きだけど、収穫前の田んぼは一段と美しい。その間を自転車で抜けていくのは気持ちがいいです。 毎回おなじみのこの場所。隠れたフォトスポットです。 今回も、ワークショップの会場は「KIRI CAFE」

寝る前のメモ。

きっかけをくれた友だちに、もう一度会いたいな。 世界のあちこちで仕事をするために(理想)、いまはどんどん地元を掘り下げていく。そうすればまた、次のきっかけを手にすることができるような気がして。 不思議なことに、3年間ずっと地元にいながら世界とつながってこれたから。 ---------- ひょんなことから、8月にマドリードの国際映画祭へ出席することになったので、商店街の方に着物でワンピースを仕立ててもらった。 いい感じに仕上がったので、眺めるたびにニンマリしてしまう。

だれかと一緒なら、地元はもっとたのしい。

あいにくの曇り空でしたが、涼しくてサイクリング日和。 今日は、先月からゆるゆるはじめたあそびの企画【Kameoka Cycling Tour!】の2回目を開催していました。ルートは第1回目とほとんど一緒ですが、ワークショップの内容を変えて開催していました。 田んぼの水鏡がとにかく美しい。地元にも関わらず、なんども「いいですね〜」を繰り返していました(笑)。 今回は、亀岡在住の陶芸作家・篠原恵さんをお招きして、アクセサリーや小物づくり。以前体験させていただいた時間がとても

いろんなレンズを向けてみる。

ずっと前から気になっていた、単焦点レンズを買ってみた。 ほかのレンズも見ていたのだけど、価格とレビューで最終的にこちらを選択。プロを目指したいわけではないので、あんまり高いのを買って失敗すると ちょっと悲しくなるもんで(笑)。 それにしても、レンズを変えるだけで写真ってこんなに変わるやなぁ。1枚目はちょっとピントが甘い。 「藤原邸 RESTAURANT 淳」さんの水木限定プレートランチ、とっても美味しかった〜! 明確な目的があるわけではないけれど、iPhoneと #写

ザザーッ、ザワザワ。

Nothing special. What a lovely day! きょうは朝からフェリーで座間味島へ。 事前になにも調べず、到着後にふらふら町役場へおじゃますると「行き当たりばったりもいいですよね」と担当の職員さん。 ママチャリを借りて、アップダウンの激しい島を半周。はじめに訪れた古座間味ビーチが心地よすぎて、波の音を聞きながら、珊瑚の砂浜でずっと寝転んでた。 “なにもない” ってすばらしい! ひさしぶりにそんな日をすごしている。 予定もなければ、明確な目的も

春まであとすこし。

きょうは、ひさしぶりに目覚ましをかけずに朝を迎えた。あいにくの雨だったけれど、ざわざわした日々を送っていたわたしには、雨の音ですら心地よかった。 朝ごはんの準備をして、休日用のカップにコーヒーを入れ、おなじく休日用のお皿にトーストした食パンをのせる。すこしだけゆっくりした後に、先日買った美術手帖「100年後の民藝」を手にとってみた。 ぱらぱらとページをめくり、インタビュー記事を2本ほど読んだ。いま、わたしの中でホッとなキーワードである【民藝】。 そのなかで、「土地に続く

Do you remember that moment?

あの瞬間を忘れてしまったのだろうか。 はじめて、アイスランドの夢を見た。 あの頃とおなじ道を歩き、おなじ風景を辿っていた。特別なことはなにひとつしていないのだけれど、あの時と異なるのは、わたし一人で訪れていたことと、現地のだれかと、なにかについて話し込んでいたこと。たしかに、あれから3年が経っているわけだから忘れることもあるよね。でも、滞在中ずっと感動しっぱなしだったんだもの。忘れたとは言わせない。起きたらなぜか、悔しかった。 ひさびさに、録画している森本千絵さんのアナ

宮子(86歳)日記。

祖母が認知症だとわかってから、かれこれ4年以上が経った。 発覚したきっかけは、大学4年生の夏にひさしぶりに祖母の家を訪ねたこと。真横に住んでいるのだけれど、なにかしらの用事で毎日わが家に来ていたので、こちらから行くことはなかった。ひさしぶりに家を訪ねると、あれだけきれい好きだったはずなのに、家中がホコリまみれになっていた。 いま現在も、母屋と離れみたいな距離で、同じ敷地・別々の家に暮らしている。デイサービスには週に3回通いながら、息子夫婦(わたしの父母)の補助のもと、買い