寝る前のメモ。
今朝は、この秋はじめての霧だった。
小学生の頃、霧の中を車で進んでいくことにとてもワクワクしていた記憶がある。数メートル先すら見えない真っ白な世界にいると、向こう側から景色が近づいてくるようで楽しかった。
中学生になると、霧がとにかく嫌いになった。思春期とともにやってきた髪質の変化で、わたしの髪の毛はクルクルになり、どれだけアイロンで伸ばしても霧にあたれば即終了。好きな人に会えるのに(いたから?)、クルクルで学校に行くのが嫌だったな(笑)
高校生になると、霧を見る余裕すらなくなった。乗っていた電車の時間を思うと、あたりは真っ白だったのだと思うけれど、駅までの移動も通学も、朝ごはんと大事な睡眠の時間だったから、ほとんど記憶がない。朝から晩までバスケットボール漬けの日々。
(でも、友だちが「亀岡はロンドンの次に霧が濃いんやで」と自慢げに言っていたのは覚えている。)
大学生になっても、霧のことはあんまり意識していなかったと思う。そんなことよりも、トンネルを越えてお隣の嵐山に着くと気持ちのいい快晴で、「着る服また間違えた」なんて、窓の外を眺めていた。とにかく服装の調整がむずかしく、どちらかといえば煩わしいものだった。
そう思っていたはずなのに、留学する前に友だちに見せようと撮り溜めた写真には、ばっちり霧を写していて。
どのタイミングで、なんで撮ろうと思ったんだろう。
あ、そうか!ロンドンの近くに行くから確かめようと思ったのかもしれないな。けど結局、わたしが訪れたのは夏場だったので、検証はできなかったのだけどね。
ここからの「霧」はいろいろ動いていきそうで、ちょっとたのしみ。
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気がつけば、この1ヶ月はひさびさにひたすら文章を書き続けている。地元を通して、文字と向き合う日々。
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