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始まり1

そもそも、どういった状況で今になったのか。そこから話して行こうと思う。

始まりは2020年の6月ぐらい。ちょっと痛いなと思った歯を40年ぐらい通っていた歯医者に相談した所から始まる。

痛いのであれば、少し削りますかと言う所から、今に続く「ゴールの無い迷路」に繋がる事となる。

ある日、母から電話が来て、

「歯を削ったのが違和感があって、食べづらくなった。」

との事だった。

歯の治療してすぐの違和感は私も知ってるし、良くする為にした事を受け入れるか受け入れないか。本人次第な所もあるのが、歯の治療だったりする。

最初は、そうか~でも削ったのを補おうと、歯が良い位置に移動したりするらしいよ~時間によるんじゃないかなー?と言う話をしていたし、母も「そうかもね」と言っていた。

あまり来なかった母からの電話が増え、やっぱり歯がおかしくて、固定されていた部分が削られた事によって、体全体に力が入らなくなったと言う話になった。その時も、まぁ大丈夫だろうぐらいで、同じ様な話が面倒だなと思ったぐらいだった。

ただ、気にはなるので調べると、歯の治療から違和感を感じ、舌が痺れて来たとか、ずっと歯が痛いなど、思い込む事もあるし、精神的な症状もあるらしく、なんだったら、ずっと違和感を訴えていたのに、信用出来るなと思った歯医者が「これは大丈夫ですよ」と言っただけで治ってしまう人がいるのも現実らしい事を知った。

そんな事を知らない当時の私は、本当に歯が大変な事になって違和感があるんだと思い、私が普段行っている近所の歯医者を紹介したり、友達の歯医者の先生を紹介したりした。

どこも違和感は無いし、まぁ、紙一枚の隙間があるかもしれないけど、大丈夫ですよと言われ、その辺りから、母は色んな歯医者を調べては行く日々を始める事となる。

「大丈夫な物を、わざわざ触る理由が無い」「これをいじって、何か言われても・・・」

と思っていたであろう歯医者に対して、母は「触るのが難しい場所だ。私は特殊なケースだ。これを対応出来る歯医者がいないんだ。面倒で変な人が来たと思われている。」と、歯医者を行く度に思いが強くなっていった。

ここら辺から、本当に母の歯の噛み合わせが悪いと思って、私の方でも色々と調べ始めた。歯の嚙み合わを調べていくと、体の不調が意外と歯が原因と言うネットが多かった。なるほど。顎関節症や背中から腰にかけての歪み。歯から全てが繋がっていると言う話が多かった。

今思えば、これを母に言ってしまった私がいけなかったのかもしれない。

体の歪み、顎の歪みを気にし始め、顎関節症の病院に行っては大丈夫ですよと言われたが、それでも体の歪みも含めた病院を、母は探し始めた。

そこから、どんどん悪い方向に向かって行く。

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