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三角屋根で待っている|詩

「三角屋根で待っている」

母なる海から産まれた月は
父なる山へと還っていくんだよ

オレンジ色の三角屋根は
淋しそうに空を見上げている
ちらちら瞬く金平糖に手をのばし
弾いて繋いで君をつくった

君のはなしを聴かせてよ
どんな唄でもかまわないから
例えば君が僕のことを
忘れてしまったという音だとしても

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